AI活用とESG経営を、アラインさせる戦略思考法とは──一歩先を行くAI企業の思想から、次世代の経営論を学ぶ
2024年は、「AI×ESG」を押さえなければスタートアップもジリ貧に?この2大トレンドの戦略思考法を学ぶ90分
SaaS、FinTech、コンパウンドスタートアップ……と、スタートアップ界隈では様々なビジネストレンドに注目が集まってきました。そして今、特に大きな波として全産業に押し寄せているのが、AIとESGでしょう。
『ChatGPT』の登場をきっかけに、急速に広がり始めたAI活用。日本でも、大企業だけでなく多くのスタートアップが、生成AIを活用したプロダクト開発を進めています。まさに一大トレンドと言えるはず。
そしてもう一つ、注目すべき世界的なビジネストレンドに、ESG経営が挙げられます。ですがこちらはAIと比較して、国内スタートアップにおける取り組みはあまり見られないというのが現状ではないでしょうか。
「スタートアップは目の前の事業成長が第一。EnvironmentやSocietyに配慮しないわけではないがまだ可視化は難しく、Governanceに至っては上場のために考えるものだろう」などと、ESG経営を後回しにするような姿勢の起業家や事業責任者がもしかしたらまだ多いのかもしれません。ですが、本当にそれでいいのでしょうか?そうではないはず。
そこでFastGrowでも、スタートアップパーソンのみなさんの視座を今こそ高めるべく、この2大トレンド「AI×ESG」の戦略思考法を探るイベントを企画しました。
お招きするのは、国内VCの中でも特にESG投資を力強く推進しているMPower Partners FundのGeneral Partnerキャシー松井氏とPartner深澤優壽氏。そして投資先であるAIスタートアップFastLabelの代表取締役CEO上田英介氏です。
MPower Partners Fundとは
各創業者がコーポレート・ガバナンス、ダイバーシティ、サステナビリティを含むESG関連分野で数十年にわたる専門知識を有し、日本のベンチャー生態系にESGを組み入れるために取り組むユニークなVC。これまでにユニファやWovn Technologies 、RABO、SHE、ヘラルボニーなど計13社への投資実行を公表している。
FastLabel株式会社とは
最新の創業者2名インタビュー記事はこちら
「AIインフラを創造し、日本を再び「世界レベル」へ」をパーパスに掲げ、アノテーションツール、教師データ作成代行、MLOps構築を包括したAIデータプラットフォーム『FastLabel』を開発・提供。2023年11月にMPower Partners FundとSalesforce Venturesを共同リードとし、シリーズBラウンドとして11億5,000円の資金調達を実行したことを発表。累計資金調達額は16億7,500万円。ソニーグループやデンソー、鹿島建設といった大企業から、セーフィーやキャディといったスタートアップまで100社以上への導入が進む。
FastLabelは創業期から、国内で先駆けて「AI倫理」に関する取り組みに注力。ESGにおけるGovernance(データガバナンス)の観点で国内をリードする存在になり得る点は、MPower Partners Fundが投資検討の際に評価したポイントでもある。本イベントでは、こうした論点にふれながら、スタートアップならではのESG経営や、ESG×AIの事業開発の可能性について学びを深めていきたい。
徹底議論いただく3名
FastLabel株式会社 代表取締役CEO
上田 英介 氏
プロフィール
九州大学理学部物理学科情報理学出身。株式会社ワークスアプリケーションズでソフトウェアエンジニアとして会計製品の開発に2年間従事。3年目にエンジニアとして初となるロサンゼルス支社へ赴任。アメリカの商習慣に合わせたAI-OCR請求書管理サービスを設計・開発。その後、イギリスのAIベンチャーでMLOpsのアーキテクチャ設計や開発を行い、大手銀行のDXプロジェクトを推進。AIの社会実装をする中で感じた原体験をもとにFastLabelを創業。
MPower Partners Fund L.P. General Partner
キャシー 松井 氏
プロフィール
ゴールドマン・サックス証券会社、元日本副会長およびチーフ日本株ストラテジスト。1999年に提唱した「ウーマノミクス」の概念はその後広く世界に浸透し、日本政府も女性活躍推進を経済成長戦略として打ち上げるに至った。多様性、コーポレートガバナンスと持続可能性を経済合理性の観点から分析し、多くの企業や投資家に影響を与えている。2020年に『女性社員の育て方、教えます』を出版。一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会理事。ハーバード大学、ジョンズホプキンズ大学院卒。
MPower Partners Fund L.P. Partner
深澤 優壽 氏
プロフィール
アクセンチュアにて通信・ハイテク・メディア・インターネット業界を中心とした経営戦略コンサルティングに約10年間携わる。その後DeNAにて、米国・欧州市場のモバイルゲーム事業を担当後、DeNAライフサイエンス社長に就任。新規事業を立ち上げたあと、DeNAのSVP(戦略投資推進室)として国内外ベンチャー投資などを手掛ける。2016年にEight Roads (Fidelity VC)に参画しプリンシパルとしてベンチャー投資に従事。東京工業大学工学部卒業。ハーバードビジネススクールPLD修了。
こんな話が聞けます
- 大企業とスタートアップがAI活用で手を結ぶべき理由や、そのメリット
- 大企業でAI活用が進まない、意外な背景
- FastLabelのサービス成長の軌跡と実績
- 競争力の源泉、開発組織の強み、投資家目線での成長性
- 今後の事業展開・組織創り構想
- 求める事業開発人材・エンジニア像
こんな方におすすめ
- AIに関するテーマに興味・関心があるビジネスパーソン
- 高度AI開発に挑戦しようと考えている起業家・経営者
- AIを活用したサービス開発に携わっている事業家・エンジニア
- AI技術開発の根本課題と最新トレンドを一気に学びたい方
- 産業界×AIの最前線の未来と課題を詳しく知りたい方
※本イベントは、オンライン開催(Zoom)です。
※画面オフ・音声ミュートでお気軽にご参加いただけます。
当日の流れ
開会、イントロダクション・登壇者/企業紹介
パネルトーク、質疑応答
アンケート回答、クロージング
閉会
イベント概要
お申し込み
通常チケット
開催日時
2024年01月29日(月)19:30-21:00
申込締切日
2024年01月29日(月)20:59
お問合せ先
FastGrow事業部
E-mail:fastgrow@slogan.jp
開催方法
オンライン