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自分の価値観を変えた経験とは何ですか?

質問

自分の価値観を変えた経験とは何ですか?

2件の回答

回答2
回答掲載日
2021.04.01
今泉 卓也

慶応義塾大学卒。2012年在学中にソーシャルゲーム会社の創業に参画し、取締役CTOとして開発全般をリード。2013年GameWithを創業し、代表取締役に就任

学生時代に起業したゲーム会社での経験です。結局、2年でクローズしてしまった時の経験が今にすごく活きています。

僕はどこかに就職したことがなく、学生起業の経験が最初のチャレンジでした。創業初期は、メンバー6人でゲームを企画して作り、届けるスタイルで取り組んでいました。こうした取り組みを地道にやっていると、ある程度の売上を作れるようになり、人を雇うことを考えられるようになりました。

しかし、どんどん人が増えていってマネジメントが求められるフェーズになったものの、僕自身がプロダクトを作ることに精一杯で、マネジメントをしていませんでした。その結果、部下がやめてしまったり、事業も伸び悩んだりして、会社を閉じることになってしまいました。

もちろん、それだけではなく、市場の流れなどさまざまな要因がありました。ただ、経営とはいちプレイヤーとしてだけでなく、そこで働く「人」に向き合うことも求められるのだと感じました。よく言われることではありますが、自分で失敗したからこそ、深く心に刻まれましたね。

だからGameWithを起業する時は、メンバーのモチベーションの維持に最初からしっかりと向き合ったうえで、マネジメントができました。あの経験があったから、今があると思っています。

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回答1
回答掲載日
2021.03.30
関 鉄平

慶応義塾大学経済学部卒。テラモーターズ創業メンバー。大学時代に世界一周を経験し、自分が日本人であることを伝えると、「ホンダ、ソニー、パナソニック」と言って、非常に感謝された。日本人であることに誇りを思い、世界に対してインパクトがあることを日本発で行いたいと考える様になる。スローガン社の紹介で、創業期のテラモーターズに大学3年次から国内営業担当としてインターン開始。 大学卒業後すぐ、2012年7月よりフィリピンの現地事務所に一人で駐在し、アジア開発銀行の支援する10万台EV化プロジェクトの入札獲得、フィリピンでの販売・メンテナンス網構築に従事。東南アジアに2年間駐在後、その後インドにて、3年間 0から商品開発、生産工場の立ち上げ、販売・メンテナンス網構築などを行う。2016年11月に日本に帰国し、新会社テラドローンにて日本市場の立ち上げを行い、現在は海外事業を中心に行う。

大きな挫折経験がありました。20代前半でフィリピンに1人で行って、現地法人の立ち上げをして、政府案件の入札をしていたときです。

それは、テラモーターズの電動二輪・電動三輪を、フィリピン政府が10万台を購入するという案件だったんですね。

かなり深くコミットして、資金調達まで終えていたのですが、政府の意向によって急になくなってしまって……。フィリピンに行った意味がありませんよね(笑)。投資家に対して説明もして、事業をペンディングにせざるを得なくなりました。

そこで会社が次に目を向けたのが、市場が大きなインド。僕のフィリピンでの経験などもあり、100%自社の資本で一から事業を立ち上げる選択を取りました。けれど、同じアジアでも市場の特色がかなり違うので、これまでのやり方が全く通用しなかったです。工場を立ち上げ、ディーラーを開拓し、品質管理を現地でやることの難しさを実感しましたが、こちらはなんとか事業を続けられています。

これらの経験があったからこそ、私個人としても会社としても、ドローンの戦略をさまざまな角度から洗練させられたと思います。なのでテラモーターズ時代の、海外5年での挫折経験は非常に大きいと感じています。

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