森さんのような方にCFOとして参画していただくにはどうすればいいでしょうか?
森さんのような方にCFOとして参画していただくにはどうすればいいでしょうか?起業しており、グロースフェーズに突入しているのですが、自分自身はそこまで金融に明るくなく、森さんのような一流のプロフェッショナルをどのように口説けばいいのかわかりません。
1件の回答
起業家から良いCFOを採用したいという相談を受けることがあります。そのときよくお話しするのは、「その方の成長曲線を想像して、これからCFOとして活躍できるポテンシャルのある方」を採用することです。
なぜなら、すでにCFOとして大成されている方を採用するのは非常に難易度が高いから。そもそも優秀なファイナンス人材は不足しています。「若くて(30代までで)、ファイナンスのプロフェッショナルで、事業とミッション・バリューへの理解があって、上場企業のCFOを経験していて…」などとWish項目を重ねていくと、該当する方は東京でも20−30人くらいしかいないのではないか?と思うのです。
例えば、今すごく活躍されていて、「CFOとしてのロールモデル」となっているマネーフォワードの金坂さんや、ラクスルの永見さんなども、入社当時はCFOとしての実績があったわけではありません。ですので、将来の金坂さん・永見さんになるであろう方を探すことに尽力することをお勧めします。そうすれば、ターゲットとなる人材の数も数十倍には広がるはずです。
また、彼らに選ばれる理由作りをしっかりと行うことも大切です。優秀なファイナンス人材は不足しているため、どなたも各社から引っ張りだこですので。CEO自らミッションやビジョンを語り、口説いていくことが採用のためには重要になってきます。
また、ミッションビジョンだけでなく、適切な報酬設定も大切でしょう。優秀なCFOの要件の一つに経済合理的な人物というものが入ります。だからこそ、しっかりと経済合理的な方を惹きつけるようなアップサイドを示せるようにしないと、優秀なCFO人材を獲得することは難しいです。