実はポジションや機会が豊富?──20代に今伝えたい、BizDev挑戦環境があるベンチャー特集・5選

新規事業開発や事業責任者を含むBizDev関連人材の役割がますます重要視されるようになっている。事業の未来を左右するこのポジションは、多くの企業で存在感を増しており、その魅力や機会に注目が集まっている。一方で、「事業開発(BizDev)に挑戦したいが、どの企業が自分に最適か分からない」と感じる若手ビジネスパーソンも多いだろう。

本記事では、20代の若手が事業開発に挑戦できる魅力的な環境を提供する企業を厳選して紹介する。それぞれの企業が提供する成長機会や挑戦の場を理解することで、自身のキャリアパスに最適な環境を見つける手助けとなるはずだ。

DMM、kubell、ソルブレイン、SEGA、Nateeなど、注目すべき企業の具体的な取り組みや環境を掘り下げ、読者が自身のキャリアを飛躍させるためのインサイトを提供する。事業開発(BizDev)に挑戦したいと考えている若手ビジネスパーソンにとって、必見の内容となっている。

本記事ではセクションごとに各企業の特色や提供する機会について詳しく解説する。読者が新たな挑戦に踏み出すための一助となれば幸いだ。

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20代からビジネスの全体最適に挑戦する──ソルブレイン

ソルブレインは若手が20代のうちからBizDevとして活躍できる絶好の機会を提供している。単に表面的なキャリア支援だけではなく、実際にビジネスの全体最適に関わる経験を積むことが可能だ。

同社の若手BizDevたちはプロジェクトの中核を担い、自らの決断がプロジェクトに与える影響の大きさを実感しながら業務に取り組む。例えば、ある若手BizDevが取り組んでいるインサイドセールスの成約率向上プロジェクトでは、広告運用から集客、顧客管理までを一手に引き受け、ビジネスの全体像を把握しながら課題解決に取り組んでいる。

彼ら彼女らの言葉を借りれば、「プロジェクトには自分より年上で経験豊富なエンジニアやデザイナーが多く、自分の判断で動いてもらう際には、『この判断は本当に適切なのだろうか…』と迷うことがある。しかし最終的な意思決定を下すのは自分自身であるため、最後は『腹をくくるしかない』と覚悟を決めて臨んでいる」とのこと。

そんなソルブレインの代表である櫻庭 誠司氏は若手が自ら意思決定できる環境を整備し、短期的な成果よりも長期的な成長を重視する方針を打ち出している。同氏は「プロジェクトの特性上、不確実な要素も多いが、若手には積極的に挑戦してもらいたい。だからこそ今は口出しせずグッと我慢して、年間で採算を合わせて利益を生むまでは若手にすべて任せてみようと思っている」と述べている。

このように、ソルブレインでは若手が主体的にプロジェクトを推進する機会が多く、ビジネスの全体最適に関わる経験をキャリアの早期から積むことができる。その実態は以下の記事で詳しく語られているので、ぜひ参考にしてもらいたい。

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エンタメ・IPを軸に、グローバル規模での事業開発へ──SEGA

セガは、家庭用ゲーム、オンラインゲーム、スマートデバイス向けゲーム、アーケードゲームなど多様なエンターテインメントサービスを提供している。その中で、若手が事業開発やBizDevに挑戦できる魅力的な環境を整えているのが特筆すべき点だ。例えば、新卒採用の総合職では、アジア地域における事業開発や現地企業とのアライアンスを担当するポジションがある。このような国際的なビジネス展開は、若手にとって大きな成長機会を提供するだろう。

また、同社は、国内外のゲーム開発会社を積極的に買収し、グローバル市場でのプレゼンスを強化している。特に、海外の優れた開発力を活用しながら自社IPのグローバル展開を推進しているのは若手にとって魅力的な挑戦の場と言える。

さらに、中国をはじめとするアジア地域におけるビジネスリレーション構築や新規ビジネス開拓の業務も若手にとって重要な経験を積む場となるだろう。セガが掲げる「世界中のお客様に感動体験を提供する」というビジョンは、若手社員にも共有され、その実現に向けた具体的な取り組みが期待される。

このように、セガは若手が国際的なビジネス環境で成長し、挑戦できる場を提供しているのだ。

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若手事業家育成の“仕組み”を科学するBPaaS×AIカンパニー──kubell

kubell(旧Chatwork)は、新卒採用を開始した2021年から毎年、半年でトップレベルの先輩社員と肩を並べる業績を収めるまでに成長しており、またそれを仕組みで再現できる環境を有している。質の高いPDCAを回せる環境を整え、自ら解決策を見つけ出すことが求められるこの環境は、事業家人材としての成長を加速させる。

具体的な事例として、大学在学中に起業し、コロナ禍の影響で事業を売却した後に2021年に同社へジョインした福本氏がいる。彼は入社当初から新しいサービスの企画とリリースに注力し、現在では『Chatwork アシスタント』などのBPaaS(Business Process as a Service)事業を推進し、同社にとってなくてはならないBizDev人材として活躍している。

また、kubellは「Chatwork」を軸に、様々な新規事業を展開。ここ1~2年の間に相次いで新規事業として、BPaaS事業やAI事業を立ち上げ、新たな事業の柱を打ち立てている最中だ。こうした中、kubellには若手が事業の立ち上げからグロースまで一貫して関わることができる環境が整っており、多様な新規事業に挑戦する機会がある。

また、特筆すべきは、COOの福田 升二氏が若手の育成に積極的に関与している点だろう。福田氏は1on1での細かなフィードバックや育成を行い、若手が3〜5年で事業の立ち上げや責任者を任されるようなスピードで成長することをサポートしている。こうしたバックアップも得ながら事業づくりに挑める20代という時間は、あまりにも貴重だ。

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若き「デジタル × クリエイティブ」性を事業開発に活かす──Natee

「スタートアップではむしろ、事業の経験が重要なわけじゃない*」。こう話すのがNateeの創業代表、小島領剣氏だ。同社はインフルエンサーマーケティング事業を軸に、創業5年ほどで売上10億円を突破するスタートアップ。その特徴はなんといっても“若さ”にある。

*……https://youtu.be/Eied_Oktm1Y?si=GGGmGzVJy-acMxZZから引用

組織を拡大させ続け、従業員数50名を突破したこの2024年7月現在、平均年齢は約29歳、平均年収は約626万円、部長以上の平均年齢は約32歳ほどだという(note 《https://note.com/kojimaryouken/n/n80f9129934b2》を参照)。

新卒向け会社紹介スライドでは、「新卒2年目から大型プロジェクトを任されたメンバー」の紹介など、若手活躍のファクトにも触れられている。

また、新卒や第二新卒層向けの採用募集*を見ると、「役員直下」「新規事業立ち上げ」「経営を学ぶ」といった言葉が並ぶ。20代の若いメンバーたちに事業や経営の要となってほしいという期待がうかがえる。

*……Wantedlyでの募集を参照

実際にこれまでのインフルエンサーマーケティング関連事業でも、業務において向き合ってきたのは、「媒体・クリエイターの特性をいかにして活用し、これまでにない成果を生み出すのか」である。そんな“まだ正解のない問い”である。

だからこそこの市場では、事業の経験に勝るとも劣らないほど、「若さから来るデジタル×クリエイティブな感覚」や「成長したい/させたいという想い」こそが重要になるわけだ。

そして今まさに代表小島氏のリソースも全投入して進めているのが、二つ目の事業の柱を育てる挑戦だ。ここでも期待感を込め、新卒や学生インターン含め若手を巻き込んでいくという。

Natee流の事業開発を体験する機会として、ちょうどこの2024年8月に、インフルエンサー/クリエイターとの共創まで体験できる短期インターンイベントが予定されている。応募締め切りが8月9日(金)と迫っており、学生の読者にはぜひ今すぐチェックしてほしい(画像リンクをクリック!)。

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エンタメからテクノロジー、社会課題まであらゆる事業を開発──DMM.com

最後はDMMグループ。同社は多様な事業展開と革新的な取り組みで知られ、特に若手が事業開発やBizDevに挑戦できる環境が魅力的だ。2021年に設立されたイノベーション本部では経営層との距離感の近さとスピーディーなビジネスプロセスが特徴で、多くの若手の成長を後押ししている。

新規事業に関する提案や議論は毎週戦略会議で行われ、トップ経営者と直接意見交換ができる。これにより若手でもアイデアや提案が迅速に評価され、事業化への道が開かれるのだ。このようなフラットなコミュニケーションが可能なのはDMMならではの特徴。

また、DMMはエンターテインメント、テクノロジー、ハードウェア、社会課題など多岐にわたる分野で事業を展開しており、自分のスキルやアイデアを試す機会が豊富に存在し、若手が新たな事業を立ち上げることが奨励されている。例えば、新しいプロジェクトが提案されると、数か月以内に実現に向けて動き出すことも珍しくない。

このように、DMMは若手にとって絶好の成長機会を提供していると言えるだろう。経営層との直接対話、新規事業の立ち上げ、多様な事業分野での挑戦など、事業家人材になるための力を発揮できる舞台が揃っている。ビジネス感度が高い20代にとって、DMMは理想的な成長環境であり、未来を共に創るパートナーとなり得るはずだ。

COO村中氏に聞いた事業家論も、今こそ改めて味わってみてほしい。

こちらの記事は2024年07月31日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。

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