連載スタートアップ通信──5分で注目ニュースをまとめ読み

スタートアップのスポーツクラブ経営参画で、加速する産業DX──5分で今週の注目ニュースをまとめ読み

指数関数的な成長を志向するスタートアップ。当然、その流れは早い。リリースされるニュースを追っていくだけでも一苦労だ。

そこで、忙しいベンチャー・スタートアップパーソンのために、週次でウォッチしておくべきニュースだけをまとめた記事を配信していく。題して、週刊スタートアップ通信──

土日にまとめて読みたいニュースを、毎週金曜日に更新中。

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LayerX、請求書処理の新プロダクト「LayerX INVOICE」をリリース

テクノロジーを活用した業務プロセスのデジタル化を推進する株式会社LayerXが経理DXを加速する請求書AIクラウド 「LayerX INVOICE」を提供開始。

紙の目視確認や手入力での処理が前提となっていた請求書処理の効率化を支援する。また、緊急事態宣言下で「テレワークによる出勤者数7割減」が目標となる社会情勢を鑑み、3ヶ月間限定で「トライアル無料」「初期費用無料」「初月無料」の経理DX支援キャンペーンを実施。

代表の福島氏は今回の発表に合わせて、noteを公開。「すべての経済活動を、デジタル化する。」というミッションの実現に向け、自社プロダクトである「LayerX INVOICE」、共同事業を行う「三井物産デジタル・アセットマネジメント」、ブロックチェーンや秘匿化関連技術のR&D組織「LayerX Labs」という3つの事業を展開していくと語っている。

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マイネット、FC琉球のユニフォーム胸スポンサーに就任

ゲームサービス事業を展開するマイネットがFC琉球のユニフォーム胸スポンサーとしてトップパートナーに就任。スポーツ産業の発展に向けたデジタルトランスフォーメーション(DX)推進のためFC琉球と事業提携を開始し、DX推進の一環として、FC琉球の物販事業ならびにファンクラブ運営を担う。

プロスポーツチームがベンチャー企業と協業し、スポーツ産業の発展に向けたDXを推進する動きが、加速している。Jリーグに限って見ても、メルカリによる鹿島アントラーズへの経営参画や、サイバーエージェントによるJ2のFC町田ゼルビアの経営権取得など、ベンチャー企業によるスポーツ経営参画の動きが多く見られる。今後の動向にも注目したい。

ベンチャー企業によるスポーツ経営参画の代表例

  • 株式会社メルカリ:鹿島アントラーズの経営に参画
  • 株式会社サイバーエージェント:町田ゼルビアの経営に参画
  • 株式会社マイネット:FC琉球と事業提携
  • 株式会社ミクシィ:FC東京へ出資

そんなマイネットの劇的とも表現できるターンアラウンドの裏話を先日FastGrowにて取材している。代表取締役の上原仁氏と、V字回復を牽引した当時27歳だった小出孝雄氏(現・取締役 経営企画領域管掌)に話を伺っているので、まだチェックしていない方はぜひ見ていただきたい。

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リクルートHDの社長兼CEOに、
Indeed買収責任者を務めた出木場氏が就任

リクルートホールディングスは、出木場久征副社長(45)が4月1日付で社長兼最高経営責任者(CEO)に昇格すると発表。峰岸真澄社長(56)は、代表権を持つ会長兼取締役会議長に就く。社長の交代は9年ぶり。

出木場氏は「Indeed」の買収を2012年に手掛けたのち、同社のCEOに就任し業績を拡大させ、リクルートのデジタルシフトを進めてきた人物だ。少し前の記事にはなるが、出木場氏がこれまでリクルートで何を考え、どんな仕事をしてきたかはこちらを参照すると良いだろう。「世界は落下している」という出木場氏の哲学を垣間見ることができる。

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nana music、MBO実施。
DMM社からの全株式取得

スマホでつながる音楽コラボSNS「nana」を運営する株式会社nana musicが、MBOにより、親会社である合同会社DMM.comが保有する当社株式の全株式の買い取りを実施。「nana」は2017年1月にDMM.comにより買収されていた。

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BASE、noteと資本業務提携を締結

誰でもかんたんにネットショップが作成できるサービス「BASE」を運営するBASEが、メディアプラットフォームを運営するnoteと資本業務提携を締結。

これによりBASEは「note」を利用するクリエイターならびに「BASE」加盟店のファン形成・集客・販路の拡大等、両社の顧客に提供する価値の最大化を図る。まずは「note」を活用して商品やブランドの背景にあるストーリーや作り手の思いを発信し、発信した情報に共感したファンが「BASE」で開設されたネットショップで商品を購入する流れをスムーズにする機能開発を進めていくとのこと

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【編集部注目プロダクト】
通話SNS「パラレル」、累計通話時間30億分突破

最後に、FastGrow編集部が注目している最新プロダクトをご紹介。今回ピックアップさせていただいたのは、React株式会社が提供する友達と集まる通話SNS「パラレル」。

先日のリリースによると、累計通話時間がサービスリリース後約1年半で30億分を突破したとのこと。新型コロナウイルスによる巣ごもり需要の高まりを受け、友達と通話しながら「パラレル」を使って遊ぶ利用者が急速に増加している。現在一人当たりの一日平均通話時間は3時間を超えており、「パラレル」上で「オンライン上のたまり場」を作っている利用者が多くいる。今後も友達と繋がりながら消費できるコンテンツを提供していく見込みだ。

2020年は新型コロナウイルスによる影響も追い風となり、メタバース(インターネット上に構築される仮想の三次元空間のこと)が、サービスとして初期的なスタートを切った年と認識されるのではないだろうか。そして、2021年も友達と集まる通話SNS「パラレル」、スマホでかんたんにゲーム配信を行える「Mirrativ」、クリエイターが、作業中を淡々とライブ配信するサービス「00:00 Studio」、宇宙版人狼ゲームとして注目を集める「Among Us」など同期系サービスの興隆から目が離せない。

さて、今週のスタートアップニュースはいかがでしたでしょうか?今後も毎週更新していきますので、ぜひFastGrowをチェックしてみてください。

こちらの記事は2021年01月15日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。

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