クリエイターを守り、助けるための組織を民間企業が主導──5分で今週の注目ニュースをまとめ読み
指数関数的な成長を志向するスタートアップ。当然、その流れは早い。リリースされるニュースを追っていくだけでも一苦労だ。
そこで、忙しいベンチャー・スタートアップパーソンのために、週次でウォッチしておくべきニュースだけをまとめた記事を配信していく。題して、週刊スタートアップ通信──
土日にまとめて読みたいニュースを、毎週金曜日に更新中。
BASE、note、UUUMらが
クリエイターエコノミー協会を設立
BASE、note、UUUM、CAMPFIRE、Voicy、ココナラ、マネーフォワードという、クリエイターエコノミーを推進・支援する7社が、2021年7月8日にクリエイターエコノミー協会を設立したことを発表した。同協会は設立にあたって、下記のようにコメントしている。
私たちはクリエイターエコノミーの普及で、人々の生き方の選択肢が増えるとともに、世界に羽ばたく文化が育まれて、日本経済と社会全体がゆたかになると考えています。しかし、これまでの法律や社会制度の多くは、誰もが買い手にも売り手にもなりうる双方向の取引を前提にはしていませんでした。クリエイターエコノミーの活性化には、既存の枠組みや考え方の転換、また個人や小規模事業者が活動をつづけるための支援も必要です。たとえば、近年ではクリエイターへの誹謗中傷も社会課題となっています。本協会で現在の社会実態にそった環境や支援の仕組みを整えることで、クリエイターの活動を促進して日本が誇る文化や産業を育てていきます。
近年、「クリエイターエコノミー」という言葉は至る所で聞かれるが、誹謗中傷も絶えない。一見、ユーザーとクリエイター間の問題にも見えるが、企業の存在も忘れてはならない。企業は、クリエイターが才能を発揮できる適切な環境を作り、維持することが今後ますます求められていくだろう。
人々の生き方の選択肢が増えるとともに、世界に羽ばたく文化が育まれるクリエイターエコノミーをFastGrowも応援したい。
BizDevキャリアの10問答
続いては、Twitterで話題になったこちらのnoteを紹介する。最近の流行りのワードとして「事業開発(BizDev)」や「プロダクトマネージャー(PdM)」がある。他方で、こうした言葉はどうしても玉虫色であり、解像度が上がりきらない人も多いだろう。
スタートアップでBizDevというと事業に関する「万屋」のイメージも強い。ただ、「なんでもする」と言われても困る人も多いはず。このnoteではそれが綺麗に言語化されている。例えば、noteではBizDevとして活躍する人材をこう指摘している。
「結果に至る」経験を、素早く3周できる高エネルギーな生命体。結果は成功でも失敗でも構わない。1周目で学び、2周目は学びの検証、3周目でパターン認識と再現性を得る、この3周で事業の成功確度が高まる
言語化しにくいものを的確に言い当てているだけでなく、3-5分で読み終われるので、ぜひ一読して欲しい。BizDevになりたい人は求められる役割をイメージでき、採用側は業務をどう説明すべきかのヒントになるだろう。
noteが最新機能を追加
ライティングに慣れている人にも嬉しい
個人のブログだけでなく企業PRの場としても使われるnoteがさらに便利になった。エディタとして新しい機能の追加を発表したのだ。実は、今回の発表は、ライター・編集者を経験している人にとって嬉しいことが盛りだくさんだ。
例えば、「#」を見出しに使える機能の導入。ライターの方ならば慣れている方も多いと思うが、原稿で見出しを表記する際、文字の大きさをわざわざ変えない。「#」で見出しを表すことが多い。見出し2で「FastGrowはビジネスコミュニティ」と書きたいときは「## FastGrowはビジネスコミュニティ」といった具合だ。つまり、原稿のコピー&ペーストで見出しが自動生成されるのであれば、編集の手間も省けて嬉しいのだ。
そのほか、ライターでなくともよく使う箇条書き機能や取り消し機能も追加された。noteプレミアムに登録している方を対象にベータ版を先行公開しているので、ぜひ試してほしい。
さて、今週のスタートアップニュースはいかがでしたでしょうか?今週は全国各地で大雨となりました。油断せず、安全に、ゆっくりとお過ごしください。今後も毎週更新していきますので、ぜひFastGrowをチェックしてみてください。
こちらの記事は2021年07月09日に公開しており、
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