人材のブラックホールと言われていた、メルカリ流の採用Tipsは?──5分で注目ニュースをまとめ読み
指数関数的な成長を志向するスタートアップ。当然、その流れは早い。各社からリリースされるニュースを追っていくだけでも一苦労だ。
そこで、忙しいベンチャー・スタートアップに関わる人のために、ウォッチしておくべきニュースやコラムをまとめた記事を配信していく。題して、スタートアップ通信──。
土日にまとめて読みたい話題を、定期的に更新中。
昨今も国内外問わず、数多くのスタートアップに関するニュースが世間を賑わせている。その中から1本の話題、そしてトレンドとして押さえたいニュース数本をピックアップ。
・経営シミュレーションゲーム「Coffee Inc」に注目
・10億調達ヤモリの、空き家物件再生事業とは
・物流大手、タイミーへ物流2024年問題解決に向け参画
・植物工場のOishii Farm、200億円の資金調達を実施
・人材のブラックホールと言われていた、メルカリ流の採用Tipsは?
について見ていく。
- TEXT BY HIKARU HAMADA
News1──経営シミュレーションアプリ「Coffee Inc」とは何か
今、経営シュミレーションアプリ『Coffee Inc 2』が人気だ。
Coffee Inc 2は、ユーザーがグローバルコーヒーチェーンの経営者として、会社を大企業に育てる経営シュミレーションゲーム。経営者として、店長を採用したり、マーケティングキャンペーンを打ったり、経営メンバーになってもらうためにハイクラスレイヤーと交渉したりなど、かなりリアルな経営を体験できるゲームだ。
しかもこのゲーム、たった1人のエンジニアが、設計からコーディング、デザインまで全てを担当していたというから驚きだ。
スタタイのインタビューから上記の事実が判明。X(Twitter)では、「凄すぎ」などといった声が聞かれた。
経営を疑似体験してみたい方、ファイナンスやアカウンティングをまずは軽く学んでみたい方は、ぜひ一度遊んでみてほしい。
News2──ヤモリが手掛ける空き家物件再生とは
News3──物流大手、タイミーへ物流2024年問題解決に向け参画
News4──植物工場のOishii Farm、200億円の資金調達を実施
植物工場を展開するOishii Farmは、NTTや安川電機などから総額200億円の資金調達を完了したと発表した。
今回調達した資金は、米国ニューヨーク近郊に建設中の次世代植物工場の建設と、米国市場の展開加速に用いるとのことだ。
現在建設中の次世代植物工場は、世界最大級の敷地面積を兼ね備え、自動化・AI を駆使し、最高峰のサステナブルな農業を目指すとのこと。完全無農薬栽培であり、ガソーラー発電施設からのグリーンエネルギー活用、そして水の完全循環システムを利用しているとのことだ。
Column──人材のブラックホールと言われていた、メルカリ流の採用Tipsは?
この2週間で公開されたnoteはどれも面白いものばかりだった。その中でも今回は、Xでの拡散力がすさまじかったスマートバンクCEOの堀井翔太氏が書いた「メルカリ 小泉さんからのエグい学び」を紹介したいと思う。執筆時点で2,000を超えるスキが付いている。
このnoteでは、スマートバンク・堀井氏が、メルカリ・小泉氏から学んだ19個の学びが書かれている。どれもスタートアップで働く人にとっては、耳が痛いし、「実際に実現できたら苦労しないよ」という声がダダ漏れてきそうなものばかりだ。
実際にXでは、「これ公開してくれるのハンパないw」、「すごいし正しい」、「小泉さんエグい…」などといったつぶやきを拝見することができた。
そんな学びしかないnoteから今回は、「人材のブラックホールと言われていた、メルカリ流の採用Tipsは?」を紹介したい。
メルカリといえば、採用広報を目的としたメルカリの「人」を伝えるオウンドメディア『メルカン』が有名だ。ここではこのメルカンの誕生が垣間見える。
メルカリはもともとWantedlyで採用ブログを書いていた。しかし、「資産も残らないし、プラットフォームの仕様に依存してしまうのが嫌だなと思って自社でオウンドメディアを立ち上げ」たとのこと。メルカンは、立ち上げ時から「毎日1更新をKPIにして徹底」し、今でもほぼ毎日のように記事が更新されている。
そのほかにも、社外の人も参加できるオープンな勉強会を開催したり、リファラルをいかに回すのかを徹底したりなど、今では当たり前になりつつある採用Tipsが垣間見える。
どうしても採用となると、エージェントの利用をメインにしたりしてしまいがちだが、メルカリはいかにしてお金をかけずに優秀な人を採用するか徹底したことがよくわかる。<*
その他の学びもかなり参考になるので、ぜひこの土日にご一読いただきたい。
さて、今回のスタートアップニュースはいかがでしたでしょうか?今後も定期的に更新していきますので、ぜひFastGrowをチェックしてみてください。
こちらの記事は2024年03月01日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。