どういう目的・経緯で起業したのでしょうか?
どういう目的・経緯で起業したのでしょうか?
2件の回答
理由は2つあります。
1つ目は、大学時代に日本縦断していた際、「都市に対して何を売ればいいかわからない、高齢化が進みこれから先自分たち農家がやっていけるのかもわからない」という不安を抱えた農家の人々を目の当たりにしたから。
2つ目は、共働きやDINKSなど都市部のライフスタイルが多様化した結果、外食やコンビニ食が中心となり、不健康な食事を毎日繰り返している人が急速に増えている事実を知ったからです。
農家の悩みを解消しつつ、都市部の人々にも「食を通した喜びをもう一度届けたい」という想いの下、アグリゲートを創業しました。
もともと起業なんてするつもりはなかったのですが、たまたま、どうしても解決したいと思った課題が自分の中で明確になったので起業しました。2004年当時、外資系の日本支社で働いていたので、ちょうど日本市場が縮小して日本支社の裁量がどんどんなくなっていき、世界における地位が沈下していったように感じました。それは外資日本支社の話だけではなく、日本全体の縮図じゃないかと思ったんですね。人口減少・少子高齢化でマクロトレンドで下降するのは仕方ないものの、何かしらそこに抗うことができないか?と思い始め、人材の配置問題という仮説にたどり着きました。
同じような問題意識で既に取り組んでいる会社がなかったので、自分でやるしかないかなと思いました。そんな経緯で、創業の動機が、青臭い理想主義みたいなものだったので、誰かがつくった会社にお世話になる形でやろうとすると、理念とかいいからまず稼いでくれって言われるのがオチだろうなと思ったというのもあります。
だから、儲かることや自分ができそうなことは一回すべて忘れて、とにかく自分自身が本当にやる価値がある、社会にとっても意味のあることをしよう。そう思ったんです。起業するといろんな人からその市場は大きいの?と聞かれるのですが、市場の大きさも無視することにしました。とにかく意義が第一優先。だから規模は二の次で、仮に大きくなれなくても仕方ない。小さくてもいいから意義があることをやろうと思ったんです。