PdMのスクールが始まる!事前登録急げ──5分で今週の注目ニュースをまとめ読み
指数関数的な成長を志向するスタートアップ。当然、その流れは早い。各社からリリースされるニュースを追っていくだけでも一苦労だ。
そこで、忙しいベンチャー・スタートアップに関わる人のために、一週間のウォッチしておくべきニュースだけをまとめた記事を配信していく。題して、週刊スタートアップ通信──。
土日にまとめて読みたい話題を、毎週金曜日に更新中。今週は国内外問わず、数多くのスタートアップに関するニュースが世間を賑わせた1週間となった。その中から3本のニュース・話題をピックアップ。
・PMFまで、経営戦略は“最小限“に。元カーライル坂本氏の思想
・日本にも増やせ!PdM!スクール事業がリリース間近
・ESG投資の指標とは?アスエネ新事業に注目
について見ていく。
- TEXT BY HIKARU HAMADA
PMFまで、経営戦略は“最小限“に。元カーライル坂本氏の思想
PMF(プロダクト・マーケット・フィット)はスタートアップにとって、切っても切り離せない難題だ。今手がけているプロダクトが、市場に受け入れられなければ意味がない。
そこで今回紹介するのは、モルガン・スタンレー証券とカーライル・グループ、さらにLITALICOの取締役CFOを経て、HQを起業した代表取締役の坂本祥二氏のnoteだ。
「PMFまでの引き算経営」について渾身のnoteかきました(1万字超え!)
— 坂本祥二 / HQ CEO (@shoji_hq) November 21, 2022
【詳細解説した引き算の例】
コードかかない。
人事評価しない。
オフィスもたない。
資金調達活動しない。
コーポレート業務しない。
売上追わない。追わせない。
スタートアップイベント行かない。
サマリ&リンクは↓ pic.twitter.com/z7ooxsiN7w
PMFに集中するためには、どのようなことを意識すればいいのか。坂本氏は、「コードは書かない」「売上を追わない」「人事評価しない」「管理が必要なオフィスは借りない。バックオフィス業務やらない」「Fake Workに時間を使わない」の5点を掲げる。
とにかく、PMFに集中する。
なぜこの5点が大事なのか、詳細はnoteに任せるが、Twitterでは「全て本質で、ぐうの音も出ません」や「アタマでは分かってても、初期にやることを絞るのは直感に反するからいろいろと手を出したくなるのに実行できるのは尊敬する」といったコメントが見られた。
気になった方はぜひ、ご一読を。
日本にも増やせ!PdM!スクール事業がリリース間近
日本にはプロダクト開発を学ぶ機会が少なすぎるー。
連続起業家であり、PM Clubの主催者である佐々木真氏の『PM School』が、注目を集めている。
「日本にはプロダクト開発を学ぶ機会が少なすぎる」
— Shin@PM Schoolリリース準備中 (@shin_sasaki19) September 14, 2022
この課題を解決するため、2021年から約1年かけて @pmclub19で仕込んできた「プロダクト開発を学べるオンラインスクール」の事前登録を開始します!最初は50名限定でβ版コンテンツを提供します
事前登録ページhttps://t.co/Fv46uKju8n#PMClub
PM(プロダクトマネージャー、PdM)という仕事は難しい。必要なスキルも多岐に渡り、エンジニアや営業、デザイナーなどのバックグラウンドがないと、プロダクト作りに関わる人を巻き込んだ開発はできない。PMの仕事は、とにかく泥臭いのだ。
加えて、日本ではPMが育ちにくいという現状もある。その理由の一つには、学ぶ機会が少ないことも大いにあるだろう。
『PM School』はその現状を少しでも解決するトリガーになるのかもしれない。プロダクト開発を学ぶ機会を得たい人はぜひ、『PM School』を覗きに行ってみてはいかがだろうか。
ESG投資の指標とは?アスエネ新事業に注目
CO2排出量の見える化サービスを提供するアスエネは、企業のサプライチェーン向けESG評価の新事業を開始したと発表した。
ESG評価クラウドサービス『ESGクラウドトレーディング』とは、企業のESGに関する取り組みを評価するプラットフォーム。GRI(Global Reporting Initiative)や国連グローバル・コンパクト(UNGC)など、国際的なESGフレームワークに準拠し、企業のESG評価を可視化。専門のアナリストによる評価レポートや、アスエネが運営する環境メディア『アスエネメディア』などでのPRへ貢献するという。
今や、ESGに関する経営指標の存在は当たり前になってきており、少なくない上場企業が対応を急いでいる。その中で、企業としてどのような行動をとると社会に評価されるのか、一つの指標として考えてみてはいかがだろうか。
さて、今週のスタートアップニュースはいかがでしたでしょうか?今後も毎週更新していきますので、ぜひFastGrowをチェックしてみてください。
こちらの記事は2022年11月28日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。