書くはスポーツと同じくらい広いこと
この「ライター」という肩書きに違和感を覚えたことはありませんか? 日本語にすると「書き手」かな? だとすると「運動する人」みたいなものですよね? え、めっちゃ意味広くない? ……ということに気づくまで、わたしは時間がかかり、書き手としてのキャリアを迷走した経験があります。 わたしがライターだと思っていたあのお姉さんは、エッセイストでもありました。 わたしがライターだと思っていたあのお兄さんは、ジャーナリストでもありました。 わたしが書く仕事を志したとき「ライターといっても種類があるんだろうな」となんとなく思いながらも、「まあサッカーにポジションがあるようなものだろう。とりあえずサッカーチームに入ってからポジションを考えればいいや」そんな心意気でした。 でも、間違っていたのです。 「書く仕事」は「スポーツ選手」と同じくらい広い。 似たように見えた書き仕事は、近づいてみるとサッカーと柔道くらい違ったのです。必要な知識も技術もルールも全く違ったのです。…
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