連載資金調達の週報
入浴体験をパーソナライズする
FLATBOYSが総額3,000万円を資金調達──押さえておきたい資金調達ニュース
「イノベーターの成長を支援し、未来社会を共創する」をミッションに掲げるFastGrowは、さまざまなコンテンツを通して、いま注目すべき次世代の成長企業と出会う機会を提供している。
『資金調達の週報』では、編集部が厳選したスタートアップの資金調達ニュースをまとめてお届け。資金調達の様子を定点観測していれば、次の成長企業が見えてくるはずだ。今週は4社をピックアップした。
2021年2月8日〜2021年2月14日分 過去の週報はこちら
- TEXT BY KEISUKE KOSAKAI
- EDIT BY YUI TSUJINO
FLATBOYS
パーソナライズされたD2C入浴剤
資金調達概要
調達額 |
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総額3,000万円 |
調達先 |
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BREW株式会社 |
エンジェル投資家 |
株式投資型クラウドファンディング『イークラウド』 |
サービス概要
パーソナライズセルフケアブランド『DAY TWO』を展開する、FLATBOYS。
『DAY TWO』ブランドの第一弾プロダクトとして、パーソナライズ入浴剤『DAY TWO Epsom Salt』を本格リリースする。
『DAY TWO Epsom Salt』は、LINEで簡単なアンケートに答えるだけで、ユーザーの心とカラダの状態に合わせた入浴剤を届ける。
今回の資金調達により、主に商品開発、マーケティング、人材採用をおこなう予定だという。
「明日を今よりもっとポジティブに過ごして頂き、結果ご自身の“習慣を変える”キッカケとなって頂く事を目指しております。“自身の習慣を変える”=“セルフケアブランド”として定めております」そう語るのは、代表 内田遼氏だ。入浴剤からセルフケアブランドの確立を目指す理由がまとめられたnoteもご覧いただきたい。
パンフォーユー
パン屋のDX化を推進
資金調達概要
調達額 |
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非公開 |
調達先 |
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株式会社ギフティ |
九州オープンイノベーション1号投資事業有限責任組合 |
無限責任組合員(GxPartners有限責任事業組合) |
株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ |
サービス概要
地域のパン屋が抱えるあらゆる課題を、独自の冷凍技術とDXサービスで解決する、パンフォーユー。
現在4つのサービスを展開している。
- 個人向けパン宅配サービス『パンスク』は、パンフォーユー独自の冷凍技術で約1ヶ月間保存可能。全国どこかのパン屋からパンを届けるサービスだ。
- 法人向けパンサービス『パンフォーユーオフィス』は、各地から集まるパンを月替りで法人へ届ける。
- 冷凍パンを活用したパン屋開業支援サービス『ゴーストベーカリー事業』は、提携パン屋の焼き立てパンを冷凍で提供。誰でも簡単にパン販売が可能だ。
- パンのOEMプラットフォーム『パンフォーユーBiz』は、業務用パンの企画、製造を代行する。
今回の資金調達により、新たなサービス『パンフォーユーモット』の開発を進め、パン屋を取り巻く全ての作業を効率化できる機能拡充をおこなう予定だという。また、eギフトプラットフォーム事業を推進するギフティと連携することで、eギフト市場への参入を進めるという。
「“新しいパン経済圏をつくり、地域経済に貢献する”をミッションに新しいパン経済圏の創出を担う最強のBizDev(事業開発)集団にしていきたいと考えています」そう語るのは代表 矢野健太氏だ。
ナナメウエ
好きなことで繋がる音声コミュニティ
資金調達概要
調達額 |
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総額5.5億円 |
調達先 |
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【エクイティ】 |
NOW |
TLM |
個人投資家 |
【デット】 |
三井住友銀行 |
千葉銀行 |
群馬銀行 |
武蔵野銀行及び金融政策公庫 |
サービス概要
同世代が趣味や好きなことでつながる音声通話アプリ『Yay!(イェイ)』を展開する、ナナメウエ。
「すべての人に居場所を作る」を目標にかかげ、若い世代だけではなく、広い世代に使用されるサービスを目指しているそう。
2020年1月1日にサービスの配信を開始し、2020年12月1日には登録ユーザー数が200万人を突破している。
今回の資金調達により、『Yay!』の運営強化をおこなう予定だという。
代表 石濵嵩博氏は、以前、『Lily』という動画のSNSを運営していた。その中で「人のつながり」が人生を幸せにすると付いたことが『Yay!』誕生のきっかけだったという。
戦うために調達もしました。
— いしはま@同世代の通話コミュニティYay! (@takachan114) February 12, 2021
PM / デザイナー / エンジニアの皆様、次ラウンドの投資家様、力を貸してください!
通話コミュニティYay!(イェイ)運営の株式会社ナナメウエ、総額5.5億円の資金調達を実施 https://t.co/BxsoWnSwYD via @PRTIMES_JP
MFS
住宅ローン分野でのDX化を推進
資金調達概要
調達額 |
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総額6.3億円 |
調達先 |
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【第三者割当増資】 |
新生企業投資株式会社 |
中銀リース株式会社(中国銀行グループ) |
株式会社ディープコア |
日本ベンチャーキャピタル株式会社 |
伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社 |
【融資】 |
株式会社三井住友銀行 |
サービス概要
ファイナンスとテクノロジーで住宅ローンを変革する事業をおこなう、MFS。
現在2つのサービスを展開している。
- オンライン住宅ローンサービス『モゲチェック』は、ユーザーに応じた最適な住宅ローンを紹介する住宅ローンマッチングサービス。
- オンライン不動産投資サービス『モゲチェック不動産投資』は、ユーザーの状況に合わせ、より最適な不動産投資をサポートする。
今回の調達資金により、人工知能技術の開発、マーケティングの強化、エンジニア採用をおこなう予定だという。
代表 中山田明 氏は、1999年にベアー・スターンズ証券にて日本初の住宅ローン証券化に関わる。その後新生銀行・新生証券にて住宅ローン証券化チームの責任者となり、5,000億円以上の住宅ローン証券化案件を組成。2012年よりSBIモーゲージ(現アルヒ)のCFOを務めた後、2014年にMFSを創業。
こちらの記事は2021年02月17日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。
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執筆
小酒井 圭祐
国内スタートアップの資金調達ニュースをまとめていきます。トレンドの変遷を追っていくことに興味があります。趣味は筋トレとプログラミング。
編集
辻野 結衣
1997年生まれ、東京都在住。関西大学政策創造学部卒業し、2020年4月からinquireに所属。関心はビジネス全般、生きづらさ、サステナビレイティ、政治哲学など。
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