連載資金調達の週報
ライフエンディング・プラットフォームを強化。よりそうが総額約35.1億円を調達──押さえておきたい資金調達ニュース
「イノベーターの成長を支援し、未来社会を共創する」をミッションに掲げるFastGrowは、さまざまなコンテンツを通して、いま注目すべき次世代の成長企業と出会う機会を提供している。
『資金調達の週報』では、編集部が厳選したスタートアップの資金調達ニュースをまとめてお届け。資金調達の様子を定点観測していれば、次の成長企業が見えてくるはずだ。今週は4社をピックアップした。
2022年1月11日〜2022年1月17日分 過去の週報はこちら
- TEXT BY OHATA TOMOKO
- EDIT BY YUI TSUJINO
よりそう
“ライフエンディング”サービスを包括的に提供する
資金調達概要
調達額 |
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総額約35.1億円 |
調達先 |
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フィデリティ・インターナショナル |
農林中金キャピタル |
Sumisei Innovation Fund |
博報堂DYベンチャーズ |
Sony Innovation Fund by IGV |
HT Asia Technology Fund |
株式会社ヤマシタ |
サービス概要
葬儀・法要・供養等のライフエンディングサービスを包括的に提供している、よりそう。
同社は、インターネット経由で全国一律プランのお葬式を提供する『よりそうお葬式』、菩提寺のない方向けに全国で僧侶手配を行う『よりそうお坊さん便』など、複数サービスを提供している。
今回の資金調達により、終活・葬式・供養・相続まで包括的に提供する「ライフエンディング・プラットフォーム」構想の強化、新規事業の創出、認知拡大に活用する予定だ。
代表 芦沢雅治氏は、アメリカの大学から帰国後、個人事業主として多くのWebサイト運営を経験。老人ホームや介護施設、結婚式場などライフステージに関わるレビューサイトを複数運営する中で、葬式領域にビジネスチャンスを見つける。2009年3月に、よりそうの前身となる株式会社みんれびを設立し、2018年6月に社名変更を行った。
Smash
解約抑止率を向上し、企業と顧客のリレーションを強化する
資金調達概要
調達額 |
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総額8,016万円 |
調達先 |
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株式会社博報堂DYベンチャーズ |
i-nest capital株式会社 |
サービス概要
サブスクリプションサービスや定期通販の「解約」を抑止する、リテンションボット『Smash』を開発・運営している、Smash。
『Smash』は、「解約」というタッチポイントで顧客の感情に応じたコミュニケーションを図り、解約抑止・分析を行う。
今回の資金調達により、『Smash』のさらなる研究・開発を行い、解約抑止率を向上させる予定だ。
代表 石山真也氏は、新卒でMacbee Planetに入社。リテンションマーケティング事業にて、サブスクリプションサービスや定期通販を提供している企業の解約抑止をサポート。2021年3月に同社のリテンションマーケティング事業が独立。同月にSmashが設立され、代表取締役社長に就任した。
SATORI
マーケティングの可能性を伝え、日本の営業生産性を向上させる
資金調達概要
調達額 |
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総額約20億円 |
調達先 |
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インキュベイトファンド |
SMBCベンチャーキャピタル |
Axiom Asia Private Capital |
サービス概要
マーケティングオートメーションツール『SATORI』を開発・提供している、SATORI。
同社は「あなたのマーケティング活動を一歩先へ」をミッションに、リードの獲得からナーチャリングの実現までサポートし、見込顧客を創出する。
今回の資金調達により、採用・人材育成の体制を強化、『SATORI』の機能開発を行う予定だ。
代表 植山浩介氏は、東京大学情報理工学系研究科の修士課程を終了後、トライアックスを設立。Webシステム構築事業を行う中で「獲得したノウハウを元にワンストップで消費者とコミュニケーションが取れるプラットフォームを提供したい」という想いから、2014年にトライアックスの社内ベンチャーとしてSATORIをスタート。2015年9月に同社を設立した。
Smart Craft
製造企業のDX化に貢献し、売上の向上をサポート
資金調達概要
調達額 |
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総額5,000万円 |
調達先 |
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ジェネシア・ベンチャーズ |
ANOBAKA |
サービス概要
製造企業向け現場データの一元管理SaaS『Smart Craft』を開発・提供している、Smart Craft。
『Smart Craft』は製造現場の情報資産である製造・作業データを一元管理し、自動でデータ集計を行うクラウドサービスだ。
2022年1月12日にβ版をリリースし、既に10社ほどの製造企業でトライアルが決まっている。2022年春頃には、正式版のリリースを目指す予定だ。
今回の資金調達により、プロダクト開発チーム・ビジネスディベロップメントチームの強化を行うという。
代表 浮部史也氏は、キーエンスに入社し、法人営業を経験。その後、アクセンチュアにて戦略コンサルタントを担当。「モノづくり産業のニュースタンダードを創る」というミッションのもと、2021年6月に同社を設立した。
こちらの記事は2022年01月19日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。
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執筆
大畑 朋子
1999年、神奈川県出身。2020年11月よりinquireに所属し、編集アシスタント業務を担当。株式会社INFINITY AGENTSにて、SNSマーケティングを行う。関心はビジネス、キャリアなど。
編集
辻野 結衣
1997年生まれ、東京都在住。関西大学政策創造学部卒業し、2020年4月からinquireに所属。関心はビジネス全般、生きづらさ、サステナビレイティ、政治哲学など。
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