ビル内の店舗で荷物を受け取り、道路を渡って隣のビルへ。人を介さない自動走行ロボットの実現に向けての課題
2019年、xTECHでは三菱地所がSociety5.0を意識した「ロボットと共存する未来」とその取り組みについて取材した。その後、新型コロナウイルス感染症による社会構造、消費活動、人の動きについてかつてないパラダイムシフトが起こり、私たちの生活は変化を強いられた。この変化により、運搬や配送業務において、人との接触が不要になるロボットの需要が急激に高まったことは想像にたやすい。 では、ロボットはどこまで人の代わりができるのか。今回取り上げる大丸有エリアで実施された実証実験では、作成者が異なる複数の地図データを継ぎ合わせて、そのデータを活用しロボットが屋内外(私空間と公共空間)をスムーズに移動するための検証を行った。 国土交通省をはじめとする各省庁や行政機関、ロボットメーカー、利用者、デベロッパー、地権者など様々なステークホルダーの理解の上に発展していく事業。新型コロナウイルスとの共生においてその需要が求められる自走型ロボットを取り巻く現状と、このサンプルケースを参考に導入を検討される事業者、自治体への参考提言を三菱地所DX推進部の渋谷氏と同都市計画企画部の川合氏に聞いた。…
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