連載資金調達の週報
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日本クラウドキャピタルが約21.7億円を資金調達──押さえておきたい資金調達ニュース
「イノベーターの成長を支援し、未来社会を共創する」をミッションに掲げるFastGrowは、さまざまなコンテンツを通して、いま注目すべき次世代の成長企業と出会う機会を提供している。
『資金調達の週報』では、編集部が厳選したスタートアップの資金調達ニュースをまとめてお届け。資金調達の様子を定点観測していれば、次の成長企業が見えてくるはずだ。今週は4社をピックアップした。
2021年6月7日〜2021年6月16日分 過去の週報はこちら
- TEXT BY KEISUKE KOSAKAI
- EDIT BY YUI TSUJINO
日本クラウドキャピタルベンチャーの資金調達を円滑に
資金調達概要
調達額 |
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約21.7億円 |
調達先 |
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いよぎんキャピタル株式会社 いよベンチャーファンド6号投資事業有限責任組合 |
i-Lab5 号投資事業有限責任組合 |
加賀電子株式会社 |
株式会社菊池製作所 |
ちばぎんキャピタル株式会社 ひまわり G5 号投資事業有限責任組合 |
野村ホールディングス株式会社 |
東急株式会社 |
株式会社 Birdman |
株式会社 Macbee Planet |
PE&HR 株式会社 |
株式会社 Sun Asterisk |
株式会社 VOYAGE VENTURES その他、機関投資家および個人投資家 |
サービス概要
株式投資型クラウドファンディング『FUNDINNO(ファンディーノ)』、ベンチャー企業向け資本政策支援サービス『FUNDOOR(ファンドア)』を展開する、日本クラウドキャピタル。
『FUNDINNO』は、日本初の株式投資型クラウドファンディングサービスのプラットフォーム。1口10万円前後の少額から、IPOやバイアウトを目指すベンチャー企業に投資できる。
『FUNDOOR』は、事業計画や資本政策など、資金調達に必要な流れや書類作成を支援する。
今回の資金調達により、既存ビジネスのオペレーション強化、体制強化、システム開発に投資をおこなう予定だという。また、野村HDと業務提携を締結したことにより、資金調達を軸に全国のベンチャー企業の成⻑を支援する。
これからの新しい金融、それは株式投資型クラウドファンディングだ!と意気込んで2005年11月に起業したものの、創業時は苦労が絶えませんでした
代表取締役CEO 柴原祐喜氏と苦楽を共にした代表取締役COO 大浦 学氏はそう語る。“フェアに挑戦できる未来を創る”というビジョンを掲げ、どのような挑戦を果たしていくかが注目だ。
アニポス
ペット保険業界のDX推進
資金調達概要
調達額 |
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約1.1億円 |
調達先 |
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マネックスベンチャーズ株式会社 |
株式会社DGベンチャーズ |
山口キャピタル株式会社 |
株式会社広島ベンチャーキャピタル |
株式会社グロービス |
エンジェル投資家 |
サービス概要
ペット保険金統合プラットフォーム『アニポス』など、ペット保険のDX化を推進する、アニポス。
アニポスは、現在3つのサービスを展開している。
1.ラクラクペット保険金請求アプリ『アニポス』 |
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ペット保険事業者の保険金支払い業務効率化を図るスマホアプリ。 |
2.『ANIPOS OCR』 |
保険加入者より行われる紙での保険金請求の処理業務を画像認識技術で効率化するサービス。 |
3.『ANIPOS Cloud』 |
ペット保険運営がすぐに可能となる、事業者向けのペット保険運営フルパッケージクラウドサービス。 |
今回の資金調達により、機能開発・サービス開発及び、サービス改善に投資する予定だという。
代表 大川拓洋氏は獣医師であり、2014年広島市にて株式会社ベットワークを設立。ベットワークでは主に動物病院経営をしており、現場で感じてきたペット保険の課題を解決するためにアニポスを起業。
アライアンスクラウド
決裁者同士が繋がり、有益なビジネス機会を創出
資金調達概要
調達額 |
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約8,000万円 |
調達先 |
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株式会社ベクトル |
株式会社digital chil |
株式会社Brave group |
サービス概要
経営者・決裁者限定の決裁者アポ獲得支援SaaS『アポレル』、経営者・決裁者限定のウェブメディア『Professional Online(プロフェッショナルオンライン)』を展開する、アライアンスクラウド。
『アポレル』は、オンライン完結で決裁者にアポが取れる完全審査制の決裁者アポ獲得支援SaaS。
『Professional Online(プロフェッショナルオンライン)』では、大企業からベンチャー企業まで、業種や規模を問わず様々な企業インタビューを掲載。
今回の資金調達により、『アポレル』の機能開発、サービス拡大に利用していく予定だという。
私自身、コロナ真っ只中で当社を立ち上げたということもあり、創業時から営業活動において様々なペインを感じておりました。そのような状況下で、自分が心の底から使いたいと思えるサービスを今回開発致しました
そう語るのは、代表 宮崎翔太氏だ。
better
相続に関わる各種作業のDX化
資金調達概要
調達額 |
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総額約1億円 |
調達先 |
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ニッセイ・キャピタル |
AG キャピタル |
など |
サービス概要
一般層が相続税申告にかかるコストを大幅削減できる『better相続税申告』、相続不動産の名義変更を行える『better相続登記』など、全ての相続問題の解決を掲げる、better。
『better相続税申告』は、自分で行う相続税申告を、申告作業を効率化したシステムと税理士サポートのもと完結できるサービス。
『better相続登記』は、誰でも簡単に相続不動産の名義変更ができるように設計された、専門家のノウハウが詰まったサービス。
今回の資金調達により、さらなる課題を解決するプロダクト開発、マーケティングチャネルの拡大、営業やエンジニアを中心とした採用強化、より柔軟なカスタマーサポート体制構築へ投資する予定だという。
こちらの記事は2021年06月16日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。
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執筆
小酒井 圭祐
国内スタートアップの資金調達ニュースをまとめていきます。トレンドの変遷を追っていくことに興味があります。趣味は筋トレとプログラミング。
編集
辻野 結衣
1997年生まれ、東京都在住。関西大学政策創造学部卒業し、2020年4月からinquireに所属。関心はビジネス全般、生きづらさ、サステナビレイティ、政治哲学など。
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