「どこへ行っても活躍する人材」とは此処で生まれる──DeNA、Speeeなど、20代が入社すべき急成長企業5選
「そろそろ次の挑戦の場を模索したいが、どの企業が自分にマッチするのかわからない」──。
そんな悩みを抱える20代の若きビジネスパーソンたちに、多少なりとも貢献したい。そんな思いから、FastGrowの過去取材や、掲載企業の発信情報を基に、各社で得られる「成長環境」や「マッチする人材」を整理してみた。
一見すると似たように見える企業たちも、よくよく見ると企業として目指す方向性や考え方は真逆といったことが、往々にしてある。
今回は、メガベンチャークラスの企業規模、事業規模を誇る成長企業5社をピックアップ。20代で飛び込むべき成長環境に迷っている若手読者にこそ、参考にしてもらいたい。
- EDIT BY TAKUYA OHAMA
日本の大手企業の約1/3社をクライアントにする、社会的インパクトのある挑戦機会──Works Human Intelligence(WHI)
日本を代表するHRテックカンパニーとして、人事給与やタレントマネジメントなど、統合人事システムとして日本の社会インフラを支えているWHI。同社と言えば、若手ビジネスパーソンの成長環境として知られざる優良企業であることはこれまで何度も紹介してきた。
WHIの成長環境がわかる記事一覧
https://www.fastgrow.jp/search?utf8=%E2%9C%93&word=WHI
今回は、ファーストキャリアとして自身の成長環境を探す学生や、ネクストキャリアとして更なる成長環境を求める20代ビジネスパーソン向けに、より解像度高くWHIの魅力を伝えていきたい。
WHIで得られる成長環境
新卒1年目から億円単位のプロジェクトをリードし、日本を代表する大手企業の経営陣を筆頭に、複雑なステークホルダーと折衝する難度の高い挑戦機会が得られる。
そこには当然、多様な失敗経験が付き物ではあるが、もちろんWHIの経営陣はそれも織り込み済み。同社は日本最大級のHRプロダクトの提供によって強固な事業基盤があり、その土壌の上に7つのバリューの中の「失敗を恐れず挑戦する」という価値観が根付いている。
さらにその挑戦と失敗を、自身の適性や希望と照らし合わせて職種の異動・兼務をしながら経験していけるという特徴も併せ持つ。このように、難度の高い課題に取り組みながら、キャリアの幅を広げていける点が同社ならではのユニークネスだ。
WHIにマッチする人材
「社会的インパクトのある事業を担いたい」「将来はそうした事業を生み出せる人材になりたい」といった若手人材におすすめ。主な対象としては、今すぐ起業家を目指すというよりは、ビジネスパーソンとして高い基礎力を身につけ、その後のキャリアの幅を広げたいと考えている層にハマるだろう。
また、同社は社会インフラと呼べるHR Techサービスを提供していることから、社会にとって必要不可欠な価値を提供したいといった志向の人であれば、これ以上ない醍醐味を味わえるはずだ。
これらの情報をより深く掴んでいきたいという若手読者には、特に以下の記事を推奨する。20代の若きビジネスパーソンとして、WHIの成長環境の中でどのように市場価値を高めていけるのかがリアルに感じ取れるだろう。
「テクノロジー×ビジネス」を極め、ビジネスシーンで無双する人材へ──シンプレクス
日系のITコンサルティングファーム・シンプレクス。新卒でコンサルティングファームを志望するFastGrow読者であれば、知らない者はいないはず。
シンプレクス・ホールディングスの成長環境や描けるキャリアパスがわかる記事一覧
https://www.fastgrow.jp/companies/572
2023年8月のFastGrowカンファレンスでは、シンプレクスの執行役員・佐藤氏と、元マッキンゼー・パートナーであり、現在はエクサウィザーズの執行役員として事業経営に携わる石野氏との対談が注目を集めた。
ここでは、その対談で語られたシンプレクスの魅力や、他コンサルティングファームとの違いを抜粋して紹介したい。
シンプレクスで得られる成長環境
まず、入社後はどのメンバーにおいても、コンサルティングだけでなく開発スキルも習得できる環境が用意されている。多くのコンサルティングファームではこの点が分業制となっており、いち個人として開発〜コンサルティングまでを一気通貫で担えるシンプレクスは稀有な存在と言えるだろう。
このように書くと、「シンプレクスでは個人主義が蔓延しているのでは?」と感じる読者もいるかもしれないが、むしろ真逆。同社では「成果主義」と同時に「チームワーク」も重視するカルチャーが築かれており、年次の上下を問わず互いに認め合い、顧客価値の創出に取り組んでいける環境が用意されている。
シンプレクスにマッチする人材
コンサルティングファームを志望する学生や20代のビジネスパーソン。中でも、自ら「ビジネス」と「テクノロジー」の双方を使いこなし、一気通貫で事業価値創出の支援を行いたいと考えている人には最適。
そして、冒頭に記載した執行役員・佐藤氏をはじめ、シンプレクスでは若手の経営人材育成に注力しているため、先々、事業経営にも携わっていきたいという人にとってもオススメだ。
少子高齢化や労働人口の減少に伴い、どの業界においても生産性向上が急務となっている昨今。コンサルティングファームに支援を依頼する企業からは、その解決の手段として、DXを中心としたテクノロジー起点での事業創出や事業成長が求められるようになった。
そんな時代に市場価値の高いコンサルとなるためには、どんな成長環境を備えたコンサルティングファームに行くべきなのか。自らの頭でよく思考した上で判断されたし。
社会課題の解決だけでなく、社会に「Delight」を提供する──DeNA
インターネットオークションの草分けから、モバイルゲーム、ソーシャルゲーム、さらにはプロ野球の世界に足を踏み入れるなど、DeNAはその事業展開で常に時代の先を行ってきた。
特筆すべきは、DeNAが単に社会の問題解決を目指すだけではなく、それにエンターテイメントの要素を組み合わせること。彼らの提供するサービスや商品は「Delight」という、期待を超える喜びをユーザーに与えることを目指している。これは、DeNAが単なるビジネスとしての成功だけを追求するのではなく、社会にポジティブな価値を提供するという強固な使命感を表している。
また、ビジネスモデルや戦略と同じくらいに、DeNAの組織文化も注目に値する。多くの業界関係者や読者が知っている通り、同社は「球体型組織」を採用している。これは、新入社員からベテランまで、すべてのメンバーがDeNAの一部としての役割を果たし、その全体像を担うという思想から来ているもの。言い換えれば、各メンバーは「私はDeNAの代表である」という自覚と責任感を持つことが求められているのだ。このような組織文化は、同社が持続的な革新を追求する上での大きな強みとなっていることは間違いないだろう。
DeNAで得られる成長環境
「人は仕事で育つ」という考え方を持っており、成功率が五分五分の仕事を任せる、1人でビジネスの最初から最後までを経験させるといった工夫が為されている。
他にもユニークな点としては、意図的にリーダーをチームやプロジェクトから外し、メンバー個々のリーダーシップを芽生えさせるといった施策が挙げられる。もちろん、そのためにも常日頃から仕組み化や権限委譲には強く意識が向けられており、常に次代のリーダーを育成しようと組織を挙げてコミットしているのだ。
昨今、DeNA出身の起業家・経営者がベンチャー / スタートアップ界隈で大いに活躍している様を見れば、同社の成長環境がもたらすビジネスパーソンとしての成長度合いも推して測れるのではないだろうか。
DeNAにマッチする人材
「面白がり」、求む。DeNAの採用サイトにはこの言葉が綴られている。
本紹介文の冒頭で「DeNAは単に社会の問題解決を目指すだけではなく、それにエンターテイメントの要素を組み合わせること。」が同社のユニークネスの一つだと記した通り、社会課題の解決に挑みつつも、そこに関わる、自分自身も含めたステークホルダーたちを楽しませ、喜びを与えようとするスタンスを感じられるのではないだろうか。
こうした価値観にも共感しつつ、社会を動かす事業家人材を目指していきたいといった若者はぜひチェックしてみてほしい。
社会の難問を解決するため、「連鎖的」に事業を起こし続ける──Speee
あるイシューを解決すると、そこで見出した次なるイシューを見つけ、解決に乗り出していく。こうした連鎖的な事業開発、事業経営を行っているのがSpeeeだ。
メンバー一人ひとりが事業経営者として、事業に関するあらゆるレバーをコントロールし、世の中の課題を次々と解決していく。その実態や魅力をご覧いただこう。
Speeeで得られる成長環境
ビジネススキルを身に付け、極めていけば、事業経営者になれるのか?答えは否。重要なことは、「自らが不可逆な意思決定をし続けていくこと」とSpeeeは掲げる。
具体的に挙げれば、Missionや目標の設定、仲間集め、戦略策定、実行、投資戦略まで、全てを経営の視座や水準で行うということだ。これらを、難度の高い社会課題に対して、トライアンドエラーしながら経験していけるのがSpeeeの特徴である。
目に見える成果が出るまでには2〜3年、いやそれ以上の年月が必要かもしれない。しかし、5〜10年後の成長は他の追随を許さない程になることは間違いないだろう。
Speeeにマッチする人材
「事業開発」「事業経営」──。こうしたキーワードにピンとくる20代のビジネスパーソンは、Speeeをチェックしたい。中でも、テックドリブンなベンチャー / スタートアップが注目される中、プロダクトの力に寄りすぎず、自らのリーダーシップ・マネジメントスキルを武器に事業を成長させていけるような環境を望む者には最適と言える。
また、マインド面としては「誰よりも高難度の問題にチャレンジしたい」「実行者として難問に挑み、成果を出して解決をするところまでやり切りたい」という人こそマッチするだろう。
これを機にSpeeeの「事業経営」に興味を持った20代の読者には、ぜひ以下の記事をオススメしたい。20代が必ず知るべき「事業経営」における5つのポイントがまとめられており、これからの事業家キャリアを考える上でも重要な学びが得られることだろう。
年間10〜20個の新規事業に対し、約100億円の投資を行うことも?──レバレジーズ
国内外で40以上の事業を展開し、2022年の売上高885億円、2023年には1,000億円を目指すレバレジーズ。その驚異的な数字の背後には、各事業の80%を率いる20代の事業責任者たちがいる。
レバレジーズと言えば「人材×IT」が頭に浮かぶかもしれないが、実は国や業界を問わず、多岐にわたるサービス展開を推進するグローバルメガベンチャーである。海外拠点はメキシコ、ベトナム、インド、上海を擁し、ITや人材の他にも医療、介護、電力など、多様な事業を展開していることはご存じだろうか?
そんな同社が持つ成長環境や、マッチする人材とは如何に──。
レバレジーズで得られる成長環境
レバレジーズの最大の特長は「独立資本」で事業展開している点ではないだろうか。新規事業を立ち上げる際の外部からの圧力や制約が少なく、文字通り「自由に」事業を立ち上げ、推進していくことが可能な環境を持ち合わせている。これは、事業家人材として20代で急成長を目指す若手にとって最高の環境だ。
もちろん、会社全体として若手の育成や新規事業への投資には非常に積極的で、年間10〜20個の新規事業に対し、約100億円の投資を行う姿勢がある。これは、アーリーフェーズのスタートアップを年間で10〜20社創出することに近い、驚異的な数字だ。こうした類稀なる環境下で存分に事業にコミットできるという点は、言うまでもなく大きな成長が期待できるだろう。
レバレジーズにマッチする人材
「若手に事業創造の役割を積極的に任せる」という思想が根付いている通り、事業家志望の20代若手人材こそハマるだろう。
同社代表の岩槻氏の言葉として、「無茶振りも含め、本人が背伸びしなければ届かなさそうな仕事を任せる」という意思も明らかにされている。もはやこの一言で、レバレジーズにマッチする人材とそうでない人材が明確にわかるのではないだろうか。
「人は任せられなければ成長しない」、このレバレジーズの根本思想は、新しい価値を生み出す可能性を持った20代の読者諸君にも響くのではないだろうか。
「自らを鍛え、事業を立ち上げ、成長させる経験を若いうちから得たい」。そんな想いを持つビジネスパーソンに対し、レバレジーズはその舞台を提供している。ぜひ一度、若手の育成に懸ける同社の想いに触れてみてほしい。
こちらの記事は2023年10月03日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。
編集
大浜 拓也
株式会社スモールクリエイター代表。2010年立教大学在学中にWeb制作、メディア事業にて起業し、キャリア・エンタメ系クライアントを中心に業務支援を行う。2017年からは併行して人材紹介会社の創業メンバーとしてIT企業の採用支援に従事。現在はIT・人材・エンタメをキーワードにクライアントWebメディアのプロデュースや制作運営を担っている。ロック好きでギター歴20年。
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