転職で狙い目?
技術系スタートアップに不可欠な「非エンジニア」仕事の中身

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インタビュイー
田井 明日香
  • ナーブ株式会社 事業統括本部長/トラベルユニットユニットマネージャー 

専門学校在籍中にスピンアウト前のナーブと出逢い、ビジョンに共感。
ナーブ社設立後、在学中にジョイン。
ナーブとして初めての社員として雇用。半年間の営業アシスタント経験後、営業へ昇格。トップセールスを記録して、1年後にエンタープライズユニット長へと昇格。現在は事業統括本部長、トラベルユニットユニットマネージャーを務める。

小山 義幸

1984年生まれ。大学卒業後、2007年 株式会社ネクスト(現:株式会社LIFULL)入社。
主に賃貸領域、分譲マンション領域にてコンサルティング営業に従事。
年間トップセールス受賞や社内海外研修プログラムにも参加の後、
2014年10月独立しエムライフコンサルティング設立。
2017年初から営業支援でナーブと関わりをもつが、事業の可能性を感じジョイン。

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2018年にはいり、HISや小田急電鉄にもサービス提供し、勢いづくVRスタートアップ、ナーブ。

不動産、観光、ブライダル、教育、中古車事業など、幅広い領域を取りまとめたVRプラットフォーマーを目指す企業だ。

資金調達額は累計7億円を突破。

VR企業として国内最大規模に及ぶ(ナーブ調べ)というが、まだまだVRは世の中としては馴染みが薄いビジネス。

興味はあっても足を踏み入れることに躊躇している人も多いことだろう。

そこで、ナーブの現メンバーたちは、同社のどこに魅力を感じジョインを決意したのかを聞いた。

  • TEXT BY MISA HARADA
  • PHOTO BY SHINICHIRO FUJITA
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「VR?なにそれ?」

まずは、お2人がナーブにジョインしたきっかけを教えてください。……といっても、田井さんは専門学校在学中にジョインした社員1号だそうですね。新卒でベンチャー、しかもVRという新しい領域となると、かなりハードルが高いように感じますが……。

田井そうですよね(笑)。もともとベンチャーに興味はあったんですが、まずは社会人としての基礎を学んだ後に、ベンチャーに転職すればいいや、という考えでした。

そんなとき就活中に知人を通じてナーブを知りました。最初は「VR?なにそれ?」という感じだったのですが、話の流れでオフィス訪問することになり、VRを体験してみることになって。

フィットネスバイクをこぎながら、恐竜が追いかけてくる映像を見て必死に逃げる、みたいなフィットネスをVR化したコンテンツだったんですけど、これにものすごく感動したんです。

「面白い会社かもしれない」と直感したのが入社理由として一番大きいですね。もちろん不安はありましたが、「こんな面白そうなところに出会っちゃったんだから、今やらなきゃ意味がない」と迷いはありませんでした。

小山僕は新卒でネクスト(現LIFULL)に入社して、賃貸領域や分譲マンション領域でコンサルティング営業を行っていました。

しかし、もともと独立を前提に働いていたこと、また、ひとつの会社だけで提供できるソリューションに限界を感じたこともあり、独立しました。独立後は色んなサービスや商品の営業代行も行っていて、ナーブとも営業支援という形で関わっていたんです。

せっかく独立したのに、なぜナーブにジョインすることを決めたんですか?

小山「ゴールの見えなさ」にワクワクしたからですかね。ある程度の規模まで拡大していたり、前例があったりするビジネスだと、なんとなく「こうなりそうだな」というゴールが見えるじゃないですか。

でも、VRは領域自体が新しいからそれが見えない。時代を作っていくようなやりがいある領域だと感じました。

田井意外に思われることも多いのですが、私たちは「最初からVRに興味があったわけではない」んです。2人とも実際にVRに触れていくことで“これから”な空気を敏感に感じ取り、ナーブにジョインしています。

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集客ツールだけではない、VR×不動産の可能性

実際に入社されてからどんな業務を担当しているんでしょうか?VRというとエンジニアのイメージが強いのですが。

田井業界自体は新しくても、日々の業務自体はエンジニアもビジネスメンバーも、他業界とそこまで大きくかわりません。私たちはどちらも営業担当です。

小山はアライアンス担当で、代理店などのパートナーとの提携、また、直販担当も兼務しているので、直に不動産会社を回ることが多い。

私はエンタープライズ担当で、大手企業を中心に回っています。また、広報も兼務をしています。大手企業の役員の方々に向けて、ナーブのサービスがいかに将来の事業拡大につながるかを説明する。

やはり日本を代表する大手企業の役員陣ともなると、現場の方々と視点や求めるものも異なるため、日々「経営者の頭の中」を想像しながらそこに刺さるソリューションを提案していますね。

商談にかかる期間は長いのですが、1つの商談がうまくいくと一気に日本中にナーブのサービスが届く可能性がある。最近ではH.I.S.関東地区営業所の全127店にナーブのサービスを提供できました。そ

ういった大手企業との提携やサービス導入が新聞やテレビに取り上げられて、世間の反響を感じたときが一番嬉しい瞬間ですね。

小山僕のほうは、VRによってどんなソリューションが得られるのか、クライアントとなる不動産会社と一緒に考えるのがメインの仕事です。

長いあいだ不動産領域で仕事をしていた僕にとっても、ナーブのサービスは自信をもって不動産会社の皆さんに提供できるものなんです。

その“すごさ”はどこにあるんですか?

小山不動産会社が負担なく導入しやすいソリューションになっていることですね。これまで行ってきた日々の業務プロセスに新しいことを取り入れるのって、現場にとって負担じゃないですか。

でもナーブのサービスは、現場で営業に関わる人々の負担を最小限にしながら、営業効率を最大化できるようになっている。

営業の人たちからすると、「使わないと損だよね」と思うサービス、ということでしょうか。

あまりイメージがつかないのですが、VR内見™は家やオフィスを借りたい人だけでなく、貸したい営業パーソンにとってもメリットがあるんでしょうか?

小山もちろんです。たとえば、物件オーナーとの交渉時に役立ちます。

オーナーさんが、築年数が古くなってきた、流行りの間取りではなくなってきたなど自分の物件と市場の変化にに気づいておらず「お宅に任せているのに入居者が決まらないじゃないか」とのお叱りを受ける……というのは、この業界ではよくある話なんです。

そんなオーナーさんにVR内見™を使って、自分の物件と人気の物件の両方を見てもらう。そうすると、「自分の物件はこんなに古かったのか」と客観的に気づかせることができる上に、「他の物件と綺麗さや設備で劣らないように、リフォームしたい」という方向に話が進みやすい。

不動産業界向けのサービスを提供しているVR系ベンチャーでも、 “借りたい人”向けの集客ツールとしてしかサービス提供できていない企業が多い中で、不動産会社側のニーズまで深く汲み取ってサービス提供できているところはナーブの強みです。

なぜナーブは他社と異なり、それだけ広いニーズをカバーできるんですか?

田井関係者の声に耳を傾け続ける、多田さん(ナーブ代表取締役)の執念ですかね(笑)。

「あらゆる新領域で世界に負けてきたけど、VRでは日本が勝つんだ!」といつも言っていますから。

あと、不動産領域の素人だったことも良いほうに影響を与えているかもしれません。よく知らない領域だからこそ、大手から地場の不動産会社に何度も足を運んでダメ出ししてもらい、サービスを改善し続けてきました。

小山多田さんの執念深さは異常ですよ(笑)。とくに自分がエンジニアで開発もできちゃうもんだから、UIやUXに関しては、サービスに触れるどんな人でもストレスなくメリットを享受できるよう、ものすごい細部にまでこだわるんです。

田井基本的に多田さんは、4年間の大学生活も米国というだけあって、思考も発想も米国流なんですよ。「この品質で世界に勝てるのか?」を常に考えています。

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決断スピードの速さで“ナーブにいれば胆力がつく”

そんな多田さん率いるナーブにはどんなカルチャーがありますか?以前のインタビューでご本人も「検討は却下と同じ」といって、とにかく決断スピードを重視していると話していましたが。

田井確かにあらゆることが瞬間瞬間で決まっていきます。ベンチャーならよくある話かもしれませんが、やれるかどうか考えるんじゃなくて、とりあえずやってみる。失敗したら改善して、とにかくPDCAを早く回していくことを正としています。

「失敗したら改善すればいいし、悩んでいるならやれば?」という空気は会社全体に染み付いています。

小山「ナーブは失敗しまくる会社」って多田さんはよく言っています。シリコンバレー的に言えば“Fail Fast!”(早く失敗しろ)ということ。

失敗は成功に到達するためのプロセスの1つなんだから何も恐れることはない、という雰囲気があるので、自分が「イケるかも」と思ったことにはどんどんトライできる環境です。

それと、実力主義でフラットなカルチャーもあると思っています。田井さんもまだ社会人3年目ですが、この若さで上場企業の役員と渡り合っている。結果を出せば年齢も性別も関係なく大きなことを任せてもらえます。

田井私の場合、ナーブに新卒で入社したおかけで“胆力”が付いた気がしますね。よくわからない領域で、決めたことを正解にしていく活動を毎日繰返しているので、「私って別にナーブじゃなくても生きていけるかも」という自信がつきました。

小山僕も同じですね。今は何が正解なのかわからない、かつ正解もどんどん変化していくような時代です。そんな時代を“生き抜く力”に自信が持てるようになったのは、ナーブにジョインしたおかげだと思います。

これからどんな方にナーブにジョインしてほしいですか?

田井恐れることなく新しいことに貪欲にチャレンジしていく気持ちがあること、そして失敗を素直に受け入れ、改善につなげていくマインドセットを持っている人でしょうか。

「VRベンチャーにいるんだぜおれ!」みたいに、イケてる会社に所属していること自体に満足しちゃう方は違うかなと。

「なぜナーブがいいんですか?」と聞いたときに、自分なりのワクワクする未来だったり、VRでこんな世界を実現したいという話ができる方が嬉しいなと感じます。

小山僕はむしろ、VR自体への興味はなくてもいいや、という感じですね。そのぶん、藪の中を突き進んで開拓していくことにワクワクとやりがいを感じられる人であってほしい。

実は最近、中途でAmazonに内定した人が、ナーブを選んでくれたんです。普通に考えたら条件面でいっても絶対Amazonじゃないですか(笑)。

でも、「すでに大きい組織に身を置くよりも、新しいマーケットをこじ開けて、自分たちのイノベーションによって業界や世界を動かしていくこと、どっちがワクワクしますか?」という僕が投げかけた問いで決意してくれたみたいで。

「世界、世界」って言っているスタートアップは多くありますが、多田さんほど「世界を意識したスピード感」で勝負しているスタートアップは無いと思うんです。

「本気で世界を獲りに行くぞ!」という世界基準を持ったチャレンジャーと一緒に仕事できたら嬉しいなと思っています。

こちらの記事は2018年03月22日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。

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藤田 慎一郎

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