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「ビジネスの本質はユーザー視点だと知った」と事業立ち上げ初期に気づいた、と記事にておっしゃっていましたが、具体的にどのようにユーザー視点をプロダクトや事業に落とし込めば良いかわかりません。事業立ち上げ時には何を意識すれば良いですか?

質問

「ビジネスの本質はユーザー視点だと知った」と事業立ち上げ初期に気づいた、と記事にておっしゃっていましたが、具体的にどのようにユーザー視点をプロダクトや事業に落とし込めば良いかわかりません。事業立ち上げ時には何を意識すれば良いですか?

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回答掲載日
2020.11.04
平田 祐介
  • Repro株式会社 代表取締役 

1980年、東京都出身。戦略コンサルタント出身のシリアルアントレプレナー。大手コンサルティングファームに入社後、主にメーカーに対して経営戦略立案支援や成長支援業務に従事。2011年から複数の立ち上げに関与する。2014年にReproを創業し、世界66か国7,300のサービスに導入(2020年1月時点)されているカスタマーエンゲージメントプラットフォーム「Repro(リプロ)」を提供。

ゼロイチの事業立ち上げフェーズに限って言うと、ユーザーを見ること以上に「コンセプト」が重要です。なぜなら、ゼロイチは「すでに成り立っている経済」を代替するものであり、新しいコンセプトに対してユーザーが既存のものからスイッチしてくれるかという点こそが大事だから。SNSがなかった時代にSNSを生み出すという本当の意味でのゼロイチであれば話は別ですが、それはもはや「発明」なので、成功確度はかなり低いという認識で取り組むべきだと思います。

なので、まず考えるべきは「誰が得ているどんな利益を取りにいくのか」ということ。つまりエコノミクスがあるのかを見るべきです。その上で、新しいコンセプトに対して、ユーザーが本当にお金を払ってくれるのかを検証します。例えば、SmartHRもそうですが、最初に掘り当てたコンセプトこそが重要で、そのコンセプトが受け入れられるかどうかが事業成功の分かれ道でした。

そして最後は、そのコンセプトを誰に聞いてもらうかという点ですが、その市場にすでにいる消費者に話を聞きに行くべきです。間違っても自分の周りにいる人にインタビューすることは避けてください。特に日本人はそうですが、優しいので「本質的な厳しい意見」を言ってくれません。だいたい皆「いいですね、使いたいです」と言うと思います(笑)。なので、すでに既存市場でサービスを使っているユーザーに会い、スイッチするほど刺さるコンセプトなのかだけを見ることをおすすめします。

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