あのRAKSULで「セールス」の存在感が急騰!──既存の顧客セグメントから拡張し、数兆円規模の法人市場の攻略へ
SponsoredRAKSULグループの第二創業期が幕を開けた──。
「産業の仕組みを変革する企業」として印刷EC事業を中心に急伸してきた同社。そんなRAKSULは今後、企業の経営課題解決に向かうテクノロジープラットフォーマーへと変容を遂げようとしている(参考:決算説明会資料/2024年9月)。その中で今回FastGrowが取り上げるのは、ドラスティックな拡大を見据えるセールス組織についてだ。
これまでToC・個人事業主向けの事業展開を強みとしてきたRAKSUL。その中で市場のトップシェアを誇る事業も生まれてきたが、さらにサービス・プロダクトを洗練させ、あらゆる顧客セグメントの課題解決に立ち向かうべく、同社は法人領域(特にエンタープライズ・ミッドマーケット)に特化をした事業ドメインを有している。そこで活躍するのが、多くのセールス人材なのだ。単純な“物売り”営業ではなく、事業をリードする存在として位置づけているのが、RAKSULのセールスの特徴だ。
FY2027までに100名以上の規模へと拡大予定のセールス組織。彼らはいかにして事業価値を生み出し、企業の経営課題を解決する革新的ソリューションの提供をしていくのか。本記事では、RAKSULが描く新たなセールスの未来像と、その戦略の核心に迫る。
- EDIT BY TAKUYA OHAMA
ビジョン実現に向けた、RAKSULの類稀なる“継続的”成長
- そもそもRAKSULとは単なる印刷屋・印刷ECではない。デジタルプラットフォームによる印刷業務最適化(発注、デザイン、在庫管理、配送までを一元化)を図るプラットフォーマーである
- 「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」というビジョンに基づき、急成長を続けている。直近3年間の平均では、売上高年率32%、売上総利益39%増を記録(FastGrow調べ)
- 社員数は900名を超えているが、一人あたり売上総利益は向上している。裁量・負荷は減少しておらず、むしろ増加傾向にある。(未だ成長環境として魅力がある)
RAKSULの成長戦略は事業ポートフォリオの拡大にあり
- SMB市場での多角化実績:祖業の「紙印刷」だけでなく、アパレル、ダンボール印刷などへも展開
- 戦略実行の4つの秘訣:スケールメリット / 連続的なTAMの拡大 / 連続的なM&Aの実行能力 / 異能・多能の組織
印刷を切り口に大手企業の事業課題も解決。2021年にエンタープライズ事業を開始し、4年目で2,000社超の導入
- 従来のSMB市場とは異なる大企業特有の複雑なペイン(ワークフロー)
- 1.4兆円のSMB市場を凌ぐ、1.6兆円規模のエンタープライズ市場
- 価値提供のキーは、プラットフォームとSaaS / BPOを組み合わせた“経営課題”の解決
- 事業開始4年目で2,000社超の支援実績
そのエンタープライズ事業の継続的成長に欠かせない、セールス組織の拡大
- N=1の深い顧客理解が求められる当事業は、セールスが事業成長の鍵を握る
- ゆえに、FY2027までに「セールス組織を100名へ拡大する」と宣言
- 大手外資系企業のセールスヘッドや、スタートアップで事業責任者を務めてきたメンバーをはじめ事業推進力のある人材が続々とジョイン
豊富なキャリアオポチュニティ。ラクスルエンタープライズ事業のセールスを取り巻く環境
- 安定的なキャッシュと事業ポートフォリオ戦略、若手経営人材の育成カルチャーによる機会提供の豊富さ
- 第二創業フェーズで事業や組織、プロダクトをセールス主導で構築していける
- よって、これからのRAKSULのセールスには多くの挑戦の機会がある
これからのラクスルエンタープライズのセールスはアツい!
- その先には、セールスプロフェッショナル、マネジャー、BizDev / CxOのように多様なキャリアオポチュニティがある
- 執行役員 兼 MBS統括部 統括部長 木下氏のコメント「これからのエンタープライズ事業におけるセールスは、めちゃくちゃアツい」
「RAKSUL = 印刷EC」だけではない。
産業を変革するプラットフォーマーだ
「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」──。
このビジョンを掲げるRAKSULの成長戦略は、既存の印刷業界の枠を遥かに超えた影響力を持ち始めている。
2024年7月期の決算が示す数字はその戦略の成功を如実に物語っており、2021年からの3年間で売上高は年率平均32%、売上総利益に至っては年率平均39%(FastGrow調べ)という目覚ましい成長を遂げている。これは単なる印刷ECの成功では説明できない、驚異的な数字ではなかろうか。
一般的にはこの事業成長に応じて組織が拡大し、一人当たりの機会や裁量、業務負荷はポジティブな意味で軽減されていく場合が多い。しかし、RAKSULはそうではなかった。
FastGrow読者的には「RAKSUL = IPOも済んだ大組織 であり、個人の観点で見ると以前よりキャリアアップのための成長機会が減っているのでは」と思うかもしれない。しかし実態は図の通り、なんと未だ一人当たりの生産性は“向上し続けている”のだ。言い換えれば、RAKSULは上場前と変わらず、いやそれ以上に、メンバー一人ひとりに大きな裁量と責任を提供し続けている。いやはや、RAKSUL恐るべし──。
ではなぜ、RAKSULは今でも継続的な成長を実現できているのだろうか。その背後には、幅広い事業領域への挑戦、すなわち事業ポートフォリオ戦略がある。
具体的には、SMB市場(中小企業)向けの、アパレル、ダンボール印刷など、一見すると関連性が見えづらい領域への進出がRAKSULの成長エンジンとなっており、この追求こそが同社のビジョン実現に繋がっているのだ。
その意味を明確に掴んでもらうべく、ここでRAKSULのビジネスモデルをおさらいする。
RAKSULのビジネスモデルとは、EC型のプラットフォームをデマンド(ユーザー)側とサプライ(印刷事業者)側の間に構築し、納期やコスト、印刷内容に応じて最適なマッチングを実現している。
これにより、デマンド側は最も早く、安く発注できる印刷事業者を素早く見つけることができる。また、サプライ側はラクスルが集客の代行や、発注内容を適切に差配してくれるため、従来の多重下請け構造からくる利益の逼迫や、自社の印刷工場の非稼働時間を生じさせることなく、安定的な事業運営が可能となる。
ここまでは、RAKSULのいち印刷サービス(=『ラクスル』)上の話である。そしてここから、先に挙げたポートフォリオ戦略にならい、販促、アパレル、ダンボールとカテゴリを拡張していく毎に、その真の価値を発揮していくことになる。
例えば、デマンド側が販促用のチラシ、ユニフォーム、ダンボールを同時に用意したい場合、RAKSULが存在していなければ、3つの印刷事業者を探して見積もり、発注作業を行う必要があった。これらをリソースの少ない中小企業の社長や担当者が個別に対応していたのでは、生産性の観点で非効率であることがわかる。
しかし、多数の印刷カテゴリを擁する『ラクスル』を活用するとどうなるか?デマンド側は一つのアカウントでラクスルの各印刷サービスにログインし、いとも容易く複数の印刷発注をかけることができる。そして、レガシーが残る商慣習の改善や、工場の稼働率向上といったメリットを享受できるサプライ側の母数も増加していき、印刷業界全体がポジティブなインパクトを得られるようになる。
そう、これぞまさに産業構造の変革であり、仕組みの改革である。あらためて、RAKSULのビジョン実現とこれまでの事業状況がリンクしたのではないだろうか。
RAKSULの事業ポートフォリオ戦略における4つのコア
ではなぜ、RAKSULはこうしたポートフォリオの多角化戦略をいずれも成功させることができているのか?その秘訣を、RAKSULの執行役員 兼 ラクスル事業本部 MBS統括部 統括部長の木下氏は以下の4点に整理する。
RAKSULの事業ポートフォリオ戦略に秘められる4つのコア
-
スケールメリット
顧客/取引量の増加に伴い、コスト競争力、顧客に対する付加価値の拡大を実現 -
連続的なTAMの拡大
「印刷」「ノベルティ」「梱包資材」「印鑑」「広告」「HP・LP制作」「エンタープライズ」など既存の領域に加え、間接材・マーケティング・SaaS・金融等の新規領域への進出も見込む。規模の大きなマーケットで顧客ニーズを捉えて、複層的なPMFの実現を目指す -
連続的なM&Aの実行能力
オーガニック成長を補う形で連続的なM&Aを実行。 専任のM&Aチームを組成して体制を強化し、2024年7月期は6社を新規連結し更なる事業間シナジーを生んでいる -
異能・多能の組織
大手〜スタートアップまで、様々な経験とバックボーンを持ったメンバーが各事業で活躍をしている。RAKSULという屋根のもと、0-1〜100-1000まで異なるグロースフェーズの事業があり、そこで多様かつ強い事業組織が醸成されている
なるほど。事業ポートフォリオ拡大を狙うベンチャー / スタートアップは数あれど、ここまで実行強度が高く、かつ、いずれも急成長事業へと昇華し続けられている裏にはこうした背景があった。
そしてプロダクト軸・顧客軸、双方向での成長戦略を描きながら大きく飛躍していこうとしているのだ。
数兆円市場とも言われる企業・法人の「経営課題」を解く、エンタープライズ事業
読者の知る通り、これまでのRAKSULはSMB市場において、ECプラットフォームを駆使して非連続な成長を遂げてきた。そして、RAKSUL全体の成長戦略を俯瞰すると、次なる領域として浮かび上がるのが、より複雑でスケールの大きいエンタープライズ事業なのだ。
SMB市場での領域拡張が一定進んだため──。
エンタープライズの市場規模が数兆円と巨大市場であるため──。
もちろんこうした理由も進出背景として含まれるが、やはり何より、“ビジョン実現のため”にRAKSULはこの道を開拓していくことを選んだ。
このエンタープライズ事業は、従来のSMB向けの事業とは異なり、企業ニーズの多様性がある。中小企業では業務プロセスの標準化、効率化が主流である一方、大企業では企業固有の特性に合わせた業務フロー、印刷管理、マーケティングの最適化が求められる。この点について、エンタープライズ事業部の事業開発責任者・藤林氏は次のような見解を示している。
藤林印刷には目的があり、その多くはマーケティングやセールスに活用されています。しかし、コスト管理やブランド統制などに多くの課題があり、それらは総じて企業の課題に繋がっています。
例えば、年間数100億円規模の印刷予算を持っているような業態もあります。我々がコスト削減や販促最適化の仕組みを提案することで、売上やコスト削減、業務効率化で大きなインパクトを出せます。
このような市場特性を踏まえ、RAKSULはエンタープライズ事業において、「印刷サービス事業者」ではなく、「経営戦略パートナー」として企業の売上アップ・利益アップに貢献しているのだ。
「プラットフォーム × SaaS/BPO」を駆使し、顧客のバリューチェーンを最適化
このエンタープライズ事業の核心は、プラットフォームの強みに加えて、SaaSとBPOを巧みに活用し、企業ごとの複雑なニーズに応えるカスタマイズされたソリューション提供にある。
この戦略により、企業が抱える課題を深く理解し、その課題に即した最適なサービス提供を可能としている。なかでも、RAKSULの強みは顧客企業に最適なソリューションを提供するため、標準的なプロダクトのみならず、業務プロセス全体をサポートする高度なカスタマイズ性にある。
実例を示すと、RAKSULはフィットネス業界で全国に100以上の店舗を展開するフランチャイズ企業の課題解決に貢献した。
それまで、この企業では各店舗が個別に販促活動を行っていたため、デザインがばらばらになり、ブランドの一貫性が損なわれていた。また、SV(スーパーバイザー)が各店舗に個別対応する負担が大きく、効率化が急務とされていたのだ。
そこで、RAKSULは本部が作成したデザインテンプレートを導入し、各店舗が自由に選択・発注できる仕組みを提供。この結果、各店舗は地域ごとの要望に対応しつつ、ブランドの統一性を保つことができた。さらに、発注が各店舗で完結するため、本部の業務負担も大幅に軽減され、印刷コストの削減と収益向上を同時に実現したのである。
他にも、ある製薬会社の事例を挙げよう。この会社は、プロモーション資料の管理に課題を抱えていた。もともと印刷資料を外部倉庫で保管していたため、改訂が頻繁に発生し、そのたびに廃棄ロスが増加。また、資料の種類が増えるにつれ、倉庫の保管費用も負担となっていた。そこで、RAKSULはオンデマンド印刷システムを提案し、導入に至る。結果、必要なタイミングで必要分だけ印刷できる仕組みを構築でき、廃棄ロスの削減に成功。さらに、保管コストも大幅に抑えることができた。
このような事例を見るに、RAKSULは企業のデジタルトランスフォーメーションを支援する戦略的パートナーへと進化を遂げていることがお分かりいただけるだろう。
今後の事業成長に欠かせない、セールス組織の拡大
そして、RAKSULの今後の成長をより加速させるために重要な役割を果たしているのが、セールス組織の拡大だ。
事実、エンタープライズ事業部のセールス責任者・橘高氏はFastGrowの取材に対し、「FY2027年までにセールス組織を100名以上の規模に拡大する計画です」と述べている。このセールス組織の拡大は、RAKSULが今後もより多くの企業にソリューションを提供するために不可欠な要素であることがわかる。
橘高N=1の深い顧客理解が求められるエンタープライズ事業は、印刷業務の効率化を通じて、顧客の経営課題を解決する。これが我々の事業の本質です。
持続的な事業成長、複数の事業ポートフォリオ戦略、メンバー一人ひとりの大きな裁量や責任といった魅力を持つRAKSUL。さらに、エンタープライズ事業においては事業も組織も未成熟なフェーズで、多くの挑戦機会が得られる環境となっている。
こうした魅力に惹かれ、今もエンタープライズ事業には続々と優秀な人材たちが集まってきている。もちろん、橘高氏(大手外資系企業のセールスヘッド)や藤林氏(スタートアップで事業責任者・経営戦略室室長)らもその面々だ。既にエンタープライズ事業で活躍している彼らから見て、ラクスルのセールスにはどんな魅力があるのだろうか?
藤林セールスとプロダクトが密接に連携できる環境にあり、セールス起点でプロダクトや事業をつくっていけるところが魅力ではないでしょうか。またRAKSULにおいて、セールス起点での事業モデルの構築は、エンタープライズ事業が初となります。こうした事業モデルもセールスとして新たにつくっていけるというのは、他にはない刺激が得られると思います。
橘高RAKSULグループ全体に言えることですが、IRを見ても分かる通り、安定的なキャッシュ基盤がある中で、どんどん新しい事業に投資をしている。そして、実態として多くの若手がマネジメントポジションにつき、リーダーシップを発揮している。ですので、セールスとしてお越しいただいた方々にも、ご自身の目指すキャリアに向かって、多様な機会が提供される環境があると思っています。
これからは、RAKSULのセールスがアツい!
さて、いかがだろう?ここまで読んだ読者なら、もはや「RAKSUL = 印刷ECの会社」とはとうの昔の記憶となっているのではなかろうか。
今回はあらためてRAKSULの現在や、その成長の根幹をなす事業ポートフォリオ戦略の妙をおさらいしつつ、新領域・エンタープライズ事業の紹介や、そこでコアな価値を提供するセールスの可能性などについて紐解いてきた。
詳しくは次回の取材記事で後述するが、最後に木下氏から、今後のセールスが獲得できるキャリアオポチュニティについてコメントを頂き、筆を置きたい。
木下RAKSULのセールス組織は今、これまでにない拡大期を迎えています。このタイミングでジョインするからこそ得られるキャリアオポチュニティがあると思っており、それは大きく3つ挙げられます。
- セールスからセールスプロフェッショナルへ
- セールスからマネジャーへ
- セールスからBizDev / CxOへ
木下なぜこうしたキャリアの可能性があるのか。そのためにどんな機会が提供されるのか。詳しくお伝えしていきたいと思います。これからのRAKSULのセールスは、めちゃくちゃアツいと思いますよ。
さて、次回の記事では、本記事でも登場した木下氏、橘高氏、藤林氏の3人のキーパーソンが語る具体的なセールスの現場と、RAKSULのセールスが新たなキャリアオポチュニティをどのように提供していくのかを掘り下げていく。セールスプロフェッショナルとして、マネジャーとして、BizDev / CxOとしてのキャリアを模索しているセールスパーソンに向けた、次世代型セールススタイルの実態に迫る。次作を見逃すな。
【オフレコあり】また、11/7(木)にはRAKSULオフィスにて、本連載記事と連動したセールスイベントを開催予定だ。「RAKSUL流の“セールス”という事業成長レバーの在り方」「拡大中のセールス組織の展望とカルチャー」「セールスキャリア拡張への考え方」など、本イベントでしか聞けないオフレコトークも交え開催予定。当日は役員とエンタープライズ事業部のメンバーを交えた交流会も予定している。ぜひ、ご参加を。
「RAKSULが描くセールスキャリアと組織」についてはコチラ
こちらの記事は2024年10月22日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。
編集
大浜 拓也
株式会社スモールクリエイター代表。2010年立教大学在学中にWeb制作、メディア事業にて起業し、キャリア・エンタメ系クライアントを中心に業務支援を行う。2017年からは併行して人材紹介会社の創業メンバーとしてIT企業の採用支援に従事。現在はIT・人材・エンタメをキーワードにクライアントWebメディアのプロデュースや制作運営を担っている。ロック好きでギター歴20年。
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