一回目より二回目、起業の成功確率を上げ、売却する。福岡で「M&Aのリアル」を考える | Pedia News | Encyclopedia of Startup News
ますます「市民権」を得つつある企業のM&A。2017年には公開されているだけでも3,050件のM&Aが日本企業で行われ、これは6年連続の増加だという。IT分野をはじめとしたベンチャー企業にとってもますます一般的になりつつあるM&Aだが、起業を志したばかりの学生、しかも地方の学生起業家にとっては、まだまだ遠い別世界の話かもしれない。しかし、より身近にそれを感じてもらうことを目的として、九州の学生を対象に開催されたスタートアップイベント、「第4回TORYUMON〜九州の学生向けスタートアップイベント@福岡〜」ではバイアウト経験者より「M&Aのリアル」が語られた。 登壇者プロフィール (左から順に) 原口 悠哉 株式会社ジャパンインフォ 代表取締役 1986年生まれ、慶應義塾大学経済学部卒。新卒でITベンチャーに勤めた後、2012年に創業。複数回のエクイティ・デッドでの資金調達を行い各種事業を手がける。2015年に事業譲渡と訪日旅行者向けWebメディアの立ち上げを並行して行い、2016年にフジ・メディア・ホールディングスグループに数億円でのバイアウト。 カズ ワタベ ウミーベ株式会社 代表取締役 クックパッド株式会社 新規サービス開発部 1986年長野県松本市生まれ。音楽大学卒業後、東京での音楽活動を経てスタートアップの創業に関わり、2013年に福岡に移住。2014年8月「釣りを、やさしく。」をビジョンに掲げ、ウミーベ株式会社を設立。2018年8月にクックパッド株式会社に買収され、現在はウミーベ株式会社代表取締役とクックパッド株式会社新規サービス開発部を兼務している。 正田 圭 TIGALA株式会社 代表取締役CEO 15歳で起業。インターネット事業を売却後、M&Aサービスを展開。事業再生の計画策定や企業価値評価業務に従事。2011年にTIGALA株式会社を設⽴し代表取締役に就任。2017年12月より、「pedia」を運営。 著書に『サクッと起業してサクッと売却する』『ビジネスの世界で戦うのならファイナンスから始めなさい』『15歳で起業したぼくが社⻑になって学んだこと』(いずれもCCCメディアハウス刊)がある。 三者三様、語られるそれぞれのバイアウト経験 原口:「M&…