経営者として活躍するために必要なことはなんでしょうか?それらはどのように身に付けられるのでしょうか。
経営者として活躍するために必要なことはなんでしょうか?それらはどのように身に付けられるのでしょうか。
3件の回答
こちらのご質問に回答したものと重複しますが、知的好奇心を持つこと、研鑽を継続すること、そして常にチャレンジすることの3つです。その中でも、やはり一番大切なのは知的好奇心を持つこと。日々の業務をただ「こなす」のではなく、その目的や上流から考える癖をつける。自分の考えを持ち、いま目の前にある仕事のひとつ上の仕事をすることが大事です。
例えば、メンバーの「これどうしたらいいですか?」という質問に私は答えません。なぜなら答えを教えても成長できないから。自らその仕事の目的を考え、仮説を持って提案する姿勢がなければ、いつまでも仕事を「こなす」だけになってしまいます。
経営者として大切なことを一つあげるとすれば、「三方良し」です。これは私の経営哲学の一つでもあります。『売り手良し、買い手良し、世間良し』の三つの「良し」を大切にし、自分たちの利益のみを追求するのではなく、お客様や従業員のこと、さらには社会の発展にも貢献する利他の心を持つことが大切です。
これを身につけるためには、若い頃からお客様や協力会社、部下や後輩などに対して常に相手の立場に自分を置いてみて、そこから見える景色を想像し、相手の感情を感じ、自分ならどうするか、どうしたいかと考える癖をつけることが重要です。その上でwin-winを目指して次の一手を自分なりに考えて打つようにすれば、ゆくゆくは自分の成長にもなり、また事業も継続的に伸びていくのではないかと思います。
「大きなビジョンを持つこと」「小さい失敗体験・成功体験を積み重ねていくこと」の2つが必要だと思います。まずは登りたい山が何なのか、それがはっきりとしないと意味がないですし、できればより大きな志を持つことが大切だと思います。そのうえで目の前の仕事に自分なりの哲学や信念をもって、多くの小さな挑戦を繰り返していき、小さな失敗体験・成功体験を積み重ねていくことが重要です。
今はインターネットであまりに多くの成功した人の情報が手に入るため、一気に大きく成功できるのではないかと考えてしまいがちです。しかし、実際には一度に大きな成功を収めることは難しく、小さい失敗体験・成功体験を積み重ねていくことでしか大きな成長をすることはできません。成功した話に関心が行きがちですが、その裏にはたくさんの泥臭い仕事の積み重ねがあるんです。
私の会社や支援先では、共通言語として「ボロ船理論」というものがあります。私が知っている多くのベンチャーや大企業で、大変多くの人が立派な企画を作ることに多くの時間をかけすぎていると感じています。例えていうと、会議でかっこいい船を作る設計図の話ばかりしており、実際に船を作っていないんですね。いくらかっこいい設計図を書いても、設計図は浮かびません。それよりは木材を拾い集めてきて、ボロくてもいいから浮く船を作ることのほうがはるかに重要です。ボロ船でも、実際に海に浮かべ走らせて、その後に改善を繰り返すことのほうが、実際の航海(会社経営)に役に立つと思います。