営業・採用から社長直下組織へのキャリアチェンジ──なぜ事業"未経験"の2人が事業創りの中枢で活躍できる?上場企業の経営陣と直に議論できるCROOZ・社長特命執行部とは
Sponsored「もっと経営や事業の中枢で活躍したい!」そう思いながらも、いざ自身のキャリアを見つめると、「そこに向かう道が描けていないのでは……」と不安に思う方も少なくないだろう。
例えば、セールスのプロフェッショナルとしてキャリアを積んでいるものの、実は扱う商材が変わっているだけで、マネジメントや事業をつくる力そのものまでは得られていないと感じるとの相談や新卒1年目から人事として華々しくキャリアをスタートさせ、周囲から賞賛を得つつも、その後どのようにキャリアや、経験を積んでいくべきか分からず、先がぼんやりしているといった相談は毎年のように転職市場で見受けられる。
もちろん「セールスのプロになりたい」「人事のプロになりたい」などのキャリアを否定するわけではないが、「経営者、事業家を目指す」という前提に立った時には、話が変わる。
今回は、このような「経営者・事業家」志向を持ちながら、今の自身のキャリアがそこに向かっていない、向かっているのか分からないといった方にこそ読み進めてもらいたい。何故なら、本記事で登場する2名、時価総額1兆円を目指すECソリューションカンパニー・クルーズ株式会社の社長特命執行部、齋藤氏と松岡氏こそ、上記のような葛藤を経て、現在上場企業にて経営・事業推進を行っている人物だからだ。
彼らのここに至るまでの経緯、そして現在任されている役割を垣間見ることで、あなたも自身の可能性を試さずにはいられなくなるだろう。
- TEXT BY RYOTARO WASHIO
- PHOTO BY SHINICHIRO FUJITA
- EDIT BY TAKUYA OHAMA
スキルではない。"絶対に折れない心"がグループ企業20社の同時経営を実現する
さて、まずは社長特命執行部とはどのような組織なのだろうか。クルーズグループは、持株会社であるクルーズ株式会社と20社以上のグループ企業で構成される。社長特命執行部は、持株会社であるクルーズに属する組織で、現在約15名のメンバーが在籍。グループ会社の経営や事業管理、採用・広報活動のサポートからM&A戦略の立案・実行、IR関連業務など多岐にわたる業務をカバー。「グループ企業を経営していくにあたり、必要な戦略提供や後方支援のほぼすべて」を担っているという。
齋藤氏によれば「M&A関連業務がミッションの8割を占めるメンバーもいれば、グループ会社の会計・ファイナンスをメインで担当しているメンバーも。また、新規事業を立ち上げているメンバーもおり、役割は多様」だそうだ。つまり、社長特命執行部とはクルーズの代表取締役社長である小渕 宏二氏含む取締役陣の直下の組織として、メンバーそれぞれが固有のミッションを携えグループ経営の中核を担う、“特殊部隊”のような存在なのだ。
そんな“特殊部隊”にあって、齋藤氏と松岡氏はそれぞれどんなミッションを担っているのだろうか。
齋藤私のメインミッションは、ファッション通販サイト『SHOPLIST.com』を運営するCROOZ SHOPLISTの経営管理です。CROOZ SHOPLISTの代表取締役社長も兼務する小渕氏の指揮の下、会社全体での会議体や課題解決などの仕組みづくり、P/Lや各種KPIの管理、ガバナンス強化などを担当しています。
私はCROOZ SHOPLISTを担当していますが、他のグループ会社を担当しているメンバーもおり、それぞれが担当する会社の取締役や部長陣らとコミュニケーションを取りながら、経営を担っている形です。
具体的には、どのようなコミュニケーションを取りながら業務を進めているのか。かつて、グループ企業から社長特命執行部に寄せられるのはバックオフィス系の質問や相談が中心だったそう。グループ会社の取締役だけではなく、メンバー層からも会計や労務、法務などのバックオフィス業務に関する相談が寄せられ、社長特命執行部からノウハウを提供。グループ会社のバックオフィスを支えてきた。
そういったバックオフィス業務に関する質問は今も多く寄せられているというが、「事業運営に関する質問や相談が増えたことが、最近の喜ばしい変化」だと齋藤氏は言う。社長特命執行部は、事業運営のプロフェッショナルたる子会社の経営陣やメンバーを相手に、事業推進に必要な課題解決の仕組みやデータの集め方など、様々な面でサポートを行っているのだ。
そんな齋藤氏は、起業や会社を率いた経験は無いという。それはつまり、事業運営の経験を持たない人物が、最前線で事業を牽引するグループ企業の経営陣や、業務を実行しているメンバーに対し「事業成長のサポート」をしているということになるが、なぜそのようなことが可能なのだろうか。
齋藤社長特命執行部に来てから、小渕をはじめとしたクルーズの取締役たちと仕事をし、コミュニケーションを取る機会が多くなりました。そうなると自然と、「彼らが事業の何を見て、何を考えているのか」、を我々も考えるようになったんです。
例えば、グループ企業の経営陣から事業に関する相談があったときも「小渕ならどう考えるだろう」「うちの役員ならどんな突っ込みを入れるだろう」といった視点で考えられるので、事業に関する様々なディスカッションを子会社の人たちと行えるんだと思います。
一方の松岡氏は、社長特命執行部に所属しながら、CROOZ SHOPLISTの新卒・中途採用責任者を兼務。業務範囲は新卒・中途採用だけではなく、育成・研修、配属、そして人事制度や福利厚生制度までも担当し、人事面からCROOZ SHOPLISTの事業拡大を支えている。
松岡2020年7月、クルーズにとってメイン子会社であるCROOZ SHOPLISTの経営体制変更にともなって、これまでのSHOPLISTの採用についても新卒・中途問わず大幅な改革が行われました。私は、『採用は事業を伸ばす』ためにあるものだと思ってますし、会社の入り口でもある採用を0から作り変えることが事業を伸ばす上でも不可欠だと思って取り組んでいます。
齋藤氏同様、松岡氏も起業経験や経営層として組織を率いた経験はないというが、そんな彼らがグループ企業の経営層をリードするためには、経験以外の要素でカバーするしかないはずだ。その点は読者も最大の関心事かと思い、「社長特命執行部に求められる力とは何か」を聞いてみた。
松岡私たちはグループ企業の経営陣や第一線で活躍しているメンバーに対して同じ立場に立って、同じ温度感で事業推進のフォローをしていくことが求められています。ときには「これを言ったら相手は嫌がるだろうな」「ムカつくだろうな」と思うこともあるのですが、事業を成長させるために、あるいは採用を前に進めるために、言うべきだと思ったことは、相手にどう思われようが言わなければならない。人間関係が悪くなってしまうかもといったことを気にせず、ガンガン相手に踏み込んで言うべきことを言う力が求められると思います。
齋藤つまり「絶対に折れない心」ですね。社長特命執行部で活躍するためには必須だと思います。
齋藤氏が社長特命執行部のメンバーに求められるものとして、「折れない心」を強調するのには理由がある。その理由とは、シンプルに「同部門では『心が折れてしまうような仕事』を任せられることが多いから」だ。そのハードさは、齋藤氏が語ったこんなエピソードからも伺い知れる。
齋藤以前、グループ会社の数が30社を超える時期があったのですが、原則として決算月はグループで揃えなければならないので、30数社の決算をまとめて行わなければならないわけです。当時はまだまだ会計や経理の効率化・仕組み化が進んでおらず、経理部門の人手も不足していた。結果として決算を約3ヶ月後に控えていた時期に、「このままで決算を出せるのか…?」と不安がよぎる事件といいますか、問題がありました。
「やったことがない」は言い訳。未経験でも300億円の決算を振られる無茶振りこそが成長ドライバー
齋藤当時社長特命執行部は私を含めても5人しかおらず、5人で30数社の経営をサポートしていたわけですが、ある日社長から全員まとめて呼び出され、「決算を乗り切るためには、君たちがやるしかない。申し訳ないが、決算もやってほしい。頼めるかな?」と。
齋藤そこからはもう悪戦苦闘の日々ですよね(笑)。私は経理業務の経験どころか簿記も知らないぐらい、会計の知識はゼロ。当時からCROOZ SHOPLISTを見ていたので、CROOZ SHOPLISTの決算を担当することになったのですが、B/Sの差異分析や『SHOPLIST.com』の売上とコストの仕訳の詳細、残高の説明などを、すべて監査法人に対して説明できるようにしなければならなくなったわけです。
毎日、「私のせいで決算が締まらないじゃないか」という周囲からのプレッシャーに押し潰されそうでした。それに、社長特命執行部の全員にとって初めての業務なので、全員分かっていないわけで、誰に教わることもできない。それでもやらなきゃいけない。本当に潰れてしまうかと思いましたが、必死で必要な知識、情報を調べながらなんとかやりきりました。
これは一例ですが、何が言いたいかというと、社長特命執行部では「自分がやったことのない」仕事はもちろん「会社としても誰も答えを知らない」、そして「会社にとって極めて重要な」業務が降ってくる環境だということです。
並大抵の精神力では務まらなかっただろう。当時の『SHOPLIST.com』の売上額は約250億円。普通のビジネスパーソンなら誰もが逃げ出したくなるような仕事をやりきったことによって、齋藤氏は、売上250億円規模の会社であれば経理部長を務められるような知識と力を短期間で身に着けていたのだ。
ここで松岡氏は「齋藤の話には社長特命執行部の面白さと難しさが詰まっている」と応じた。
松岡「未経験だからできない」なんてことは言い訳でしかないですね。齋藤は未経験ながら、売上250億円の会社の年次決算を3ヶ月という短期間でやりきった。そして、その経験によって大きく成長したわけです。そもそも「やったことがないので」と言える環境ではないということもあるのですが、やらなければ成長しない。社長特命執行部は新たなチャレンジと成長に溢れた環境だと思います。
松岡また、どんな仕事でも社長と同じ水準で遂行しなければならない点も大変なところであり、大きな成長を生み出す要素だと感じています。どんな業務も、自分基準で「これで良し」としても、絶対に通用しない。 社長は役員に求めるような仕事の水準を私たちにも求めるので、否が応でも仕事のレベルは上がりますよね。自分の身の丈に合った仕事なんて降って来ません。当然、つらい。ですが、そういった環境で歯を食いしばって仕事を続けていれば、上場企業の役員クラスの仕事ができるようになると思っています。
昨今では「経営者の近くで仕事ができるか」をキャリア選択の軸に据える者も少なくないが、そんな軸を持っている人にとってクルーズの社長特命執行部は最適な環境だと言えそうだ。若手が上場企業の社長直下で、役員陣と同等の水準を要求され続ける。こんなハードで魅力に溢れた環境はそう多くないだろう。
「正直、逃げたいと思ったことはないか?」。ここで誰しもが抱くであろう懸念を問うと、齋藤氏は小渕氏への信頼と畏怖を、社長特命執行部で働き続ける理由として挙げた。
齋藤小渕はとにかく仕事に対する熱量が高い。時にはその危機感から怖いとすら感じることもありますが、ただ単に怖いというわけではありません。その怖さの中には尊敬の念も含まれている。つまり、畏怖の対象ってことですかね。
誰よりも熱量高く、鬼気迫る様子で働いているところを見ると、自分はまだまだだなど感じさせられます。会社の全責任を負うということは、こういうことなんだなと感じますし、その気迫に怖さと尊敬の念を感じざるを得ないんです。そんな人と一緒に働いているのだから、自分だけが逃げるわけにはいきませんよね。
破天荒な社長のもとでは予測不能なアクシデントがつきもの。だが、それがいい
そもそも、両氏はなぜクルーズで、そして社長特命執行部で働くことを選んだのだろうか。齋藤氏がクルーズに入社したのは、2017年のこと。2014年に新卒で入社し、約3年務めた人材系の会社からの転職だった。
齋藤クルーズへの転職を決めた理由は2つ。1つ目の理由は、人ですね。当時転職活動中にクルーズの人にお会いさせてもらって、「この人たちと働きたい」と思ったからです。
そして、2つ目の理由は売上規模感で、新卒で入社した会社の入社当時の年間売上高は数億円で、3年後に退社するころには約二桁億円に成長していました。その会社は人材業を営んでいたわけですが、人材ビジネスって、売上を上げるためには営業マンの数・人手を確保することが何よりも重要だと思うんです。それが嫌だったというわけではありませんが、対してwebサービスを運営する会社は人手というより、売上の上げるための仕組みを構築することが重要だというイメージがあった。
クルーズは、当時300億円ほどの売上でしたが、少ない人数で3桁億円の売上をあげていることを知って、シンプルに「どうやっているのかな」と気になったんですよね。
そこから社長特命執行部に配属されたのは、2018年。その当時、齋藤氏には2つの選択肢があった。その選択肢とは、CROOZ SHOPLISTで人事をするか、本社の社長特命執行部で働くか。後者を選んだ理由は「未知のことが多そうだったから」だという。社長特命執行部の業務に対して、「知らないこと」に巡り合うワクワク感を感じたそうだ。そして、その直感は正しかったといえるだろう。
齋藤毎年、何が起こるか分からないんです。当初は採用・広報を担当し、その後、「グループ会社の経営管理を任せる」と。経営管理なんて当然未経験なわけで、分からないことだらけでした。そして、先程お話したように会計・決算業務を担い、それをなんとか乗り切ったと思ったら、次は小渕がインタビューでも語っていますが、「CROOZ SHOPLISTの業績を立て直すぞ」と小渕が代表を兼務することになり、私は経営管理の担当にアサインされました。当時は1日5~8時間ぐらいは小渕とディスカッションを積み重ねる日々でした。
毎年毎年、何かしらの問題が生じてその問題を解決するために社長が動く。私達は社長特命執行部なので、社長の動きに合わせて仕事も変わっていくわけです。本当に何が起こるか分からない。「今年はどんな問題が起こるんだろう」と思いながら働いていますし、そこが何よりも面白い。だから私はクルーズを、そして社長特命執行部の仕事を続けているんです。
一方の松岡氏が新卒で選んだのは、人材系メガベンチャーだった。入社1年目から人事を担当し、2年目には西日本エリアの採用責任者の一人となり、150名規模の新卒採用を主導。メガベンチャーにおいて順調にキャリアを重ねていたように思えるが、2020年10月にクルーズへの転職という決断を下した。その理由は、こうだ。
松岡私はもともとwillが明確なタイプではなくて、must、つまり「いまやるべきことには何か」にとことん向き合って、やり抜こうとするタイプなんです。mustをやり抜けば、can(できること)が増え、それがwill(やりたいこと)につながり、willがまた新たなmustを生むと考えています。新卒で入社した会社で人事を務めることは社内での重要度も高くやりがいも大きかったのですが、「採用においても事業においても自分自身が事業を成長させるための仕組みをつくったこともない」という、コンプレックスのようなものを常に感じていたんです。
それに、私は自分が働き続ける理由を「世の中に自分が生きた証を残すこと」だと思っています。ほんの少しでも社会をいい方向に変える存在でありたいと思っていて、ビジネスはその変化を起こす手段だと捉えています。であれば、やはりまずは事業をつくり、動かす経験を積まなくてはならないだろうと考えるようになりました。
松岡新卒で入社した会社でもそういった経験を積める可能性はあったと思うのですが、そこにたどり着くまでにかかる時間を考えると待てなかった。もちろん、希望を出せばすぐに営業職に就き、「数字をつくる」経験は積めたと思います。しかし、数字をつくることと同時に、事業の仕組みをつくる経験をしたいと当時の私は考えていて。クルーズにはその2つのニーズを同時に満たせる環境があると感じたので、転職を決めたんです。
「事業の仕組みを学びたい」。この想いが、松岡氏をクルーズに、そして社長特命執行部へと導くことになった。「社長特命執行部に入れば事業の仕組みをつくる経験が積める」と感じ、手を挙げ異動が叶ったのは2021年4月。この選択の背景には、齋藤氏の存在があったと語る。社長特命執行部のメンバーとして、堂々とグループ会社の経営陣と渡り歩き、経営をリードする齋藤氏の姿を見て、「この部門なら、この人の元でなら、事業づくりを学ぶことができる」と考え、社長特命執行部への異動を希望するに至ったそうだ。
ここは学びの宝庫!
上場企業CxO陣から事業ノウハウを直に盗める贅沢
そんな2人の同社に行き着くまでの経緯を伺い、最後に両氏にはこれからの展望を伺った。齋藤氏は「あまり明確にはなっていない」としつつ、「とにかく社長特命執行部でさまざまなことを学び続けたい」とした。
齋藤社長特命執行部には、学びの機会が溢れています。小渕からは事業をつくり、伸ばす方法を、稲垣(取締役 最高財務責任者CFO・稲垣佑介氏)からは数値管理の手法を学ばせてもらっています。会計は関本(執行役員 / 公認会計士 最高会計責任者CAO・関本清高氏)から、人事や広報にまつわることは諸戸(執行役員 最高広報責任者CBO・諸戸 友氏)からといったように、豊富な知見を持つメンバーと働く機会に恵まれているからこそ、とにかく学びが多い。役員たちが持つ、それぞれの「突き抜けた部分」を吸収させてもらいながら成長し、どんな問題や課題でも解決できるビジネスパーソンになりたいと思っています。
課題を解決することは単純に楽しいですし、その課題の規模が大きくなればなるほど解決した際の喜びも大きくなる。だからこそ、今後も一段一段大きな課題を解決できるようになっていければと思っています。クルーズの経営陣は一人ひとりが「どんな課題でも解決できる人」ですし、良い見本がいるので彼らの背中を追いかけて行きたいですね。
松岡私はやはり事業を成長させる仕組みをつくれるようになりたいと思っています。採用もできるし、事業も伸ばせるといったように、プレイヤーとして「できること」を増やすことも重要ですし、私自身「できること」を段々と増やす意識を持って仕事をしています。
しかし、「自分ができること」を増やしていくだけでは事業を伸ばせる人にはなれないと思っているんです。つまり、「みんなができる」状態を仕組みによって生み出し、自分の「できる」に再現性を持たせられるようにならなければいけない。そういった仕組みをつくれなければ事業家としては半人前だと思っています。
加えて最後に、どんな人と働きたいか、どんな人であればクルーズの環境にマッチすると思うかを問うと、齋藤氏は「経営者思考・ジェネラリスト志向であることですね。専門性を獲得したいと考えている人は、他に適した場所があるかもしれない」と示唆した。
齋藤「マーケティングだけやりたい」「営業だけやりたい」と考えている人は、社長特命執行部の価値観には合わないかもしれませんね。うちのメンバーたちに「何かやりたくない業務はありますか?」と聞くと、「無いです」と返ってくることがほとんど。多くのメンバーが「なんでもやる」という柔軟なスタンスを持っていますし、実際クルーズは「なんでもできる」環境であると同時に、これまでお話してきたように未経験だろうが「なんでもやらなければならない」環境だからです。
あとは、先程松岡も言っていましたが、コミット力は重要な要素でしょうね。なにがなんでも与えられたミッションをやり抜くスタンスを持った人と働きたいです。
松岡氏は最後に、「クルーズはアパレルの会社ではないことを強調しておきたい」と念を押した。クルーズはあくまでも「ファッション領域で事業を展開しているECカンパニー」であり、「『ファッションに携わること』を最優先事項に置く人は、この環境にはフィットしない可能性が高い」と話す。ファッション領域で仕事をすることではなく、「事業を成長させる経験を積むこと」を重視する人材を求めている。
松岡特に、1→10、10→100を経験したい人には最適な環境があると思っています。あとは、たとえば営業でメンバーマネジメントや営業の仕組みづくりを経験したが、もう一段上のレイヤーで仕事がしたいと思っている方にも、おすすめですね。
というのも、営業の仕組みをつくることと、事業の仕組みをつくることは違うと思っているんです。より高い視座が求められますし、当然難易度も上がる。クルーズでは若手にも事業の仕組みをつくることを要求します。いち早く事業の仕組みをつくる経験を積み、事業家への階段を駆け上がりたいという人と一緒に働きたいですね。
こちらの記事は2021年08月10日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。
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執筆
鷲尾 諒太郎
1990年生、富山県出身。早稲田大学文化構想学部卒。新卒で株式会社リクルートジョブズに入社し、新卒採用などを担当。株式会社Loco Partnersを経て、フリーランスとして独立。複数の企業の採用支援などを行いながら、ライター・編集者としても活動。興味範囲は音楽や映画などのカルチャーや思想・哲学など。趣味ははしご酒と銭湯巡り。
写真
藤田 慎一郎
編集
大浜 拓也
株式会社スモールクリエイター代表。2010年立教大学在学中にWeb制作、メディア事業にて起業し、キャリア・エンタメ系クライアントを中心に業務支援を行う。2017年からは併行して人材紹介会社の創業メンバーとしてIT企業の採用支援に従事。現在はIT・人材・エンタメをキーワードにクライアントWebメディアのプロデュースや制作運営を担っている。ロック好きでギター歴20年。
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