大企業の課題を「ワクワク」感を持って共に解決する。──“そのパワフルな動き方は、小さなアクセンチュアや電通”と形容するpineal。大手企業の基幹戦略を内側から変革するマーケティング術とは

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インタビュイー
徳原 靖也
  • 株式会社pineal 代表取締役社長 

新卒でJTにて、子会社冷凍食品事業の営業部門を経て、加熱式たばこ「Ploom TECH」のデジタルマーケティングを統括。その中で、全社的なデジタルマーケティングプラットフォームの構築や、デジタルトランスフォーメーションプロジェクトに従事。その後、pineal(ピネアル)を創業し、大手から中小・ベンチャー企業のマーケティングご支援やプロモーションの大型プロジェクトを数多く手掛ける。

藤田 拳
  • 株式会社pineal エグゼクティブコンサルタント/AIソリューションエキスパート 

東京大学大学院を卒業後、新卒でAGC株式会社へ入社。研究開発部門に所属しながら、新商品の営業・マーケティングにも携わる。株式会社pineal(ピネアル)に入社後は、主にマーケティングの戦略企画や実行支援を行なっている。また、生成AIのマーケティング業務活用を中心に研修の企画および講師を務めている。

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「ワクワク」から生まれるイノベーション──。

新しいことにチャレンジする時、大きな困難に立ち向かう時。あなたの心に灯る「ワクワク」の炎は、どれほど大きいだろうか。常識の枠に囚われない発想力と、アイデアを一気に形にするスピード感。イノベーションを起こすべく奮闘するビジネスパーソンであれば、その炎の力をよく知っているはずだ。

同時に「戦略を描けても実行できない」「組織の足並みが揃わない」といった、もどかしさも感じることだろう。事業の急成長と、社内の仕組みづくりの間で、悩みを抱える。そんな事業家・経営者は多い。

本記事では、そうした悩みを「ワクワク」の力で突破した、企業に着目する。「まだ見ぬ『おもしろい』を形にして、関わる人をみな輝かせる」をパーパスに掲げ、新規事業の立ち上げ支援からDX人材の育成まで、“マーケティング”を起点に幅広い事業を展開するpinealだ。メンバーの「熱」を引き出す独自の人材マネジメント術とは?

大企業との真のパートナーシップを築く秘訣とは?

パーパス経営を標榜する企業は増えたが、その実現は容易ではない。個人と組織、両者の思いをどう重ね、どのようにして“熱量”を引き出していくのか。イノベーションを加速する組織のあり方を、同社の代表取締役・徳原靖也氏、エグゼクティブコンサルタント/AIソリューションエキスパート藤田拳氏へのインタビューから紐解いていきたい。

  • PHOTO BY SHINICHIRO FUJITA
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pinealとは「小さいけどパワフルな成果を出すアクセンチュアや電通」

常識の枠に囚われず、スピード感を持って挑戦する。それが、新しい時代を切り拓く原動力だと信じるのは、『まだ見ぬ「おもしろい」を形にして、関わる人をみな輝かせる』というパーパスを掲げるpinealだ。わずか4年で急成長を遂げた同社は、公表している相手としてはダイドードリンコという大手企業、他にも著名な自動車メーカーや地方自治体とも次々とプロジェクトを成功させている。同社を率いる代表取締役社長の徳原靖也氏は、取材冒頭から熱を込めて語る。

徳原pinealのパーパスを実現するべく、我々はマーケティングコンサルティングを軸に、複数の支援事業を展開しています。常識に捉われない発想力と、スピード感のある実行力。その両輪こそが、我々の強みであり、お客様に提供する価値なんです。

pinealのコンサルティングスタイルは、クライアントの内部に入り込み、経営課題にコミットすることで、二人三脚で組織に働きかけ変革を促すものだ。得意とするマーケティングの分野では、オンラインとオフラインの施策を高次元で融合し、戦略立案から実行まで、ワンストップでサービスを提供する。

徳原マーケティングの重要性は、業界を問わず高まっています。しかし、デジタル施策だけでは限界がある。だからこそ、リアルの場でのプロモーションも含めて、トータルでマーケティング戦略を設計する。これが、我々のユニークネスと言えるでしょう。

ただ単にコンサルティングに終始することなく、クライアント組織の人材育成にも染み出すのがpinealの特徴だ。大企業から実際に幹部候補を“インターン生”として受け入れ、DXスキルを習得するプログラムを展開し、即戦力となる人材を育て上げる。

そんなpinealのアプローチに魅力を感じ入社を決意したのが、エグゼクティブコンサルタント/AIソリューションエキスパートの藤田拳氏だ。

藤田専門領域に閉じこもるのではなく、事業を俯瞰する視座を持つ。それが、これからのマーケターに求められる要件だと考えています。pinealは、戦略とオペレーション、両面でクライアントをサポートできる。そこが、圧倒的な競争優位性の源泉になっているんです。

わずか20名に満たない組織ながら、大手コンサルに引けを取らない専門性とフットワークを持つ同社。その真骨頂を表す言葉を、徳原氏はこう口にする。

徳原うちを一言で表すなら、「ちっちゃいアクセンチュアや電通」でしょうか。大企業のような組織規模は持ち合わせていませんが、専門領域に特化した人材を大量に抱えるのではなく、少数精鋭のチームでやっているのが特徴ですね。

一人ひとりの守備範囲が広いからこそ、ワンストップで課題解決に当たれる。「やるべきことを即実行に移す」スピード感が、うちの強みだと思います。

「小さい電通」「小さいアクセンチュア」。これらの評価は、単にpinealの人的リソースの少なさを指しているのではない。大手と同等以上のサービスを、少数精鋭のチームワークで生み出す。そのパワーと独創性を称えた言葉なのかもしれない。

ここからは、そんな同社の独自性の源泉に、さらに光を当てていく。

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大企業の幹部候補生も“インターン”として招く。
対症療法ではなく、組織そのものの変革にトライ

マーケティングコンサルティングという領域には、数多くの企業が名乗りを上げている。その中にあって、pinealはどのように差別化を図っているのだろうか。

徳原例えば、マーケティング支援というと、一般的には「広告商品の取り扱い」などが中心ですが、我々は一味違います。

例えば小売ですと、現場で商品をどう訴求するのか。売り場づくりから、広告表現、営業トークまで、あらゆる接点を統合したマーケティング戦略が不可欠です。オンラインとオフラインの垣根を越えて、一気通貫でブランド体験をデザインするんです。

デジタル施策とリアルの連動とを同列に扱える。それは、pinealならではの複合的な提案力の表れだと言える。

徳原加えて、サイト構築からバナー制作、ランディングページ設計まで、クリエイティブ領域の実務も手掛けられる。だから、マーケティング戦略の立案から、実行/効果検証に至るまで、二つの軸を自在に行き来しながら、ワンストップでサポートすることができるんです。

藤田戦略を練っておしまい、では意味がないですよね。細かい表現の修正にも機敏に対応できる。現場感覚を持ち合わせているからこそ、マーケティングの成功確率が段違いに高まるんです。

表層的なニーズに応えるだけでは、pinealの矜持が許さない。クライアントの真の課題に正面から向き合う。それが、同社の流儀だ。さらに、藤田氏が自信を見せたのは、クライアントの人材育成への取り組みだ。

藤田例えば、先の「バナー作成」のような表層的なニーズに応えるだけなら、他のマーケティング会社や制作会社でも可能かもしれません。しかし、pinealではそれだけにとどまりません。

大手企業の社員の方々に向けて、DXスキルを磨く研修プログラムも展開しています。実際にインターン生として受け入れ、実践的なプロジェクトを通じてデジタル人材としてのスキルを体得してもらうんです。

一般的な研修といえば、座学中心だったり、マニュアル化された教材を渡すだけだったりします。しかしpinealでは、クライアント企業の基幹戦略から考え、本質的にどういった人材育成が必要なのかを提案する。これは、なかなか他社では真似できないと思いますね。

徳原研修というと、スキルを教え込むイメージが強いかもしれません。でも、我々はそこで終わりにしない。クライアントのゴールから逆算して、「あるべき人材像」を設計する。その上で、育成ロードマップを描き、伴走支援を続ける。

ある種コンサルティングのDNAを研修に吹き込んでいるんです。だから、一過性のスキル習得に留まらない、組織変革の起爆剤になり得るんです。

今この瞬間も、オフィスには某大手自動車メーカーの幹部候補が5人来ています。我々よりずっと年上の方もいます(笑)。

一緒に経営戦略を練り、今後のアクションプランを議論している。これは研修の枠を軽々と超えた、経営コンサルそのものの仕事ですよね。

研修とコンサルティングの垣根を取り払い、経営そのものに踏み込む。それこそが、pineal流の伴走スタイルの真髄なのだ。

徳原やはりコンサルティングの世界では、“絵に描いた餅”になりがちな戦略が多いですよね。肝心の実行が伴わなければ、絵空事で終わってしまう。だからこそ、我々は戦略を具体的な行動に落とし込む伴走支援を特に重視しているんです。

ただ人材を育成するだけでは不十分です。研修で得た知識やスキルを、クライアントの組織に定着させ、自ら活用できるレベルにまで昇華させる。つまり、一過性の成果で満足してはいけないんです。

クライアントが自走できるよう、組織そのものの変革を支援し、社内にナレッジを蓄積・活用する仕組みを根付かせる。それこそが、戦略策定から実行まで一貫して支援する我々コンサルタントに課された使命だと、私は考えています。

徳原例えば、かつてある大手のクライアントから「社内のエンジニアが足りない」と相談されたことがあります。そんな時pinealでは「すぐに人を送り込む」のではなく、まず教育プログラムを作って、受け入れの土壌を整えることから始めるんです。

具体的なスキル面でのサポートはもちろん、マインドセットまで。今では、そのメンバーがリーダーシップを発揮し、自走できるようになりました。こうした地に足のついた支援こそ、真に企業が求めているものではないでしょうか。

クライアントの経営戦略を起点に置き、本気で変革を支援する。それが、pinealの競争優位性の源泉なのだ。

なぜ同社は、創業4年にして大手企業や地方自治体からも支持されるアプローチに辿り着くことができたのか。その答えは、代表の徳原氏自身の原体験にあるようだ。次章では、同社の独自性が生まれた背景を探るべく、pineal立ち上げの経緯に迫りたい。

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“やらされ感”が蔓延している組織に、イノベーションは生まれない

「関わる人をみんなワクワクさせたい」。pineal創業の原点には、そんな徳原氏の熱い想いがあった。その源泉は、新卒で入社した日本たばこ産業(以下、JT)での経験にさかのぼる。

JTにて新規事業の立ち上げに携わった徳原氏は、常に自ら現場に飛び込み、メンバーと切磋琢磨する日々。学んだのは、仕事に「ワクワク」することの重要性だった。

徳原JTでは、とにかくワクワクしながら働くことの大切さを学びましたね。目の前の課題にばかり目が行きがちですが、そのプロセスを楽しめなければ、結果だけを追い求めても疲弊してしまう。だからこそ、ワクワクする感情を大事にすることが肝要なんだと気づかされたんです。

中でも、徳原氏の心に深く刻まれたのが、あるシステム開発プロジェクトでの出来事だ。部署や企業の垣根を越えてメンバーを巻き込み、一丸となって開発に取り組んだ。

徳原私自身、当時は駆け出しでしたが、社外ベンダーのベテランのエンジニアの方々まで巻き込んだシステム開発のディレクションを担うことになりました。当然、経験不足は否めませんでしたが、とにかくゴールに向かって突き進んだ。時にはメンバー同士、激しく議論を交わすこともありました。それでも諦めずに前に進む。その積み重ねが、大きな成果を生んだんです。

プロジェクト終了後の打ち上げで、あるベテランエンジニアが徳原氏にこう語りかけてきた。

徳原「今まで関わったプロジェクトの中で、一番面白かったよ」。そう言われた時、全身に鳥肌が立ったんです。みんなで本気になって挑戦することの素晴らしさを、私はこの人たちと共有できたんだって。

この経験が、「関わる人をみんなワクワクさせたい」という想いに火をつけた。事業を通じて人を幸せにする。その原体験こそが、pineal設立のきっかけとなったのだ。

そしてもう一つ、起業を決意した理由がある。それは、先にも触れた通り、既存のコンサルティングファームの手法に対する違和感だった。

徳原高い志と確かな実力を持ちながらも、それをいざ具現化する術を持たない。日本企業の現状、そして勿体なさに、ずっと課題意識を抱いていました。戦略策定はできても、肝心の実行が伴わない。絵に描いた餅では、意味がない。だったら、クライアントに寄り添いながら、一緒に手を動かす。そんな会社が必要だと思ったんです。

戦略がスムーズに実行に移せない原因の一つは、現場の社員のやる気が失われていることだと私は考えています。この“やらされ感”が蔓延していては、イノベーションは生まれません。だからこそ、経営と現場をつなぎ、ワクワクする挑戦を支援する存在が不可欠。その役割を、私たちが担おうと決意したのです。

「ワクワク」を軸に、志と行動をつなぐ架け橋となる。その想いを胸に、徳原氏はpinealを立ち上げた。

徳原企業にも社会にも、ワクワクが圧倒的に足りていない。一人でも多くの人にワクワクを届けたい。そんな想いから生まれたのが、この会社なんです。

「関わる人をみんなワクワクさせたい」。シンプルながら力強いその言葉に、pineal設立の想いが凝縮されている。

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“マーケティングという概念”そのものに惹かれた

pinealという環境で、自らの可能性を存分に開花させる。そんな喜びを感じながら、日々の業務に取り組むのが藤田氏だ。その原点は、新卒で入社したAGC時代の経験にある。研究開発に従事しながらも、営業やマーケティングの業務に関わる中で、ビジネスの世界に魅了されていったのだ。

藤田研究職という立場でありながら、事業サイドの仕事を経験できたことは、自分にとって大きな転換点になりました。技術とビジネス、両方の世界を行き来する中で、もっと幅広い視野を持ちたいと考えるようになった。「二刀流」のプロフェッショナルになりたい。そんな想いが芽生えたんです。

キャリアの岐路に立たされた藤田氏。転職を決意した際に、真っ先に目に留まったのがpinealだった。同社のマーケティングコンサルティング事業に、大きな可能性を感じたのだ。

藤田pinealは、マーケティングのあらゆる領域に対応できる体制を整えている。Webに限らず、リアルの販促施策まで手がける。部分最適ではなく、全体最適を目指す。そうした一気通貫のコンサルティングスタイルに強烈に惹かれたんです。昨今の細分化が進むコンサル業界にあって、pinealは異色の存在だと思います。

また、私のような文理融合型の人材を受け入れてくれる懐の深さも、魅力的に映りましたね。

一方の徳原氏は、なぜ藤田氏をpinealに誘ったのか。その理由を尋ねると、意外な答えが返ってきた。

徳原正直、藤田が理系でプログラミングができるとか、そういう事実は入社時には知らなかったんです(笑)。

でも、AGCで新規事業に携わる中で、“マーケティングという概念”そのものに興味を持ったという話を聞いて、純粋でいいモチベーションだなと感じたんです。

それに加えて、とにかく「いいやつだな」と。裏表がなくて、まっすぐ目標に向かっていく姿勢と、それに伴う高いコミュニケーション能力に惹かれたんですよね。

これまで徳原氏自身が身を置いていたのは、“マーケティングのプロフェッショナル”が集まる環境だった。しかしそこでは、各領域のスペシャリストたちが分業体制で仕事をしており、どうしても全体最適の発想に欠けていたのだという。

だからこそ、藤田氏のようなマーケティングというものに対する“純粋なモチベーション”を持つ人材にこそ、可能性を感じたのだ。

藤田AGCで研究職だけでなく、営業やマーケティングなど、あらゆる仕事に携われたのは本当に貴重な経験でしたね。だからこそ、「分業」ではなく、「課題解決のために様々なアプローチを試す」というpinealの姿勢に、強く共感したんだと思います。

そんな藤田氏の“熱量”と“高いコミュニケーション能力”は、顧客との折衝の場で遺憾なく発揮されている。徳原氏曰く、藤田氏の真骨頂は、表層的な営業トークを超えて、クライアントと“同じ方向を向ける”ことだ。

徳原コンペなどの営業プロセスでは、藤田の人柄を評価してくれるクライアントが非常に多いですね。クライアントのゴールを見据えて粘り強く対話を重ね、ともに目的地に向かって歩む。そうしたスタンスが、強固な信頼関係の構築につながっているんでしょうね。

藤田相手の立場に立って考えると、一人ひとりバックグラウンドも価値観も違う。けれど、ゴールはみんな同じはずなんです。だったらその目的地に向かって、お客様と一緒に歩んでいけばいい。僕はいつも、そんな風にコミュニケーションを取ることを意識しているんですよ。

某大手化粧品メーカーとのECサイト改善プロジェクトでは、そんな藤田氏のストロングポイントが遺憾無く発揮された。

藤田クライアントの主力商品である化粧品は、もともと通販で大きな売り上げを上げてきた商品でした。その成功体験をECサイトに転用しようという意識が強いあまり、一般的なEC運営とは相容れない施策も散見されました。システムは複雑化し、組織的にも対応が難しくなる一方。クライアント内には、どこまで改善を進めるべきか、すでに諦めモードの方もいらっしゃって。

そんな状況でも、藤田氏は一人ひとりの社員に寄り添い、プロジェクトを前に進めていった。

藤田現場の方々とは、それぞれの立場からゴールや課題感をすり合わせました。「まずはここまでやりましょう」と一歩ずつ進む。そうしたコミュニケーションの積み重ねによって、お客様との信頼関係が生まれ、チーム一丸となって取り組む意識が醸成されていったんです。

個人と組織、それぞれのモチベーションに寄り添いながらプロジェクトを推進していく。藤田氏の仕事ぶりは、まさにpinealの企業文化の体現なのだ。

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お客様は「上」ではなく、ビジネスパートナーとして「横」にあるべき

この文化はクライアントとの関係性にも色濃く反映されている。まず驚くべきことに、同社のメンバーは日常的に、クライアントである大企業の役員クラスと“横並び”でやり取りをしているのだ。

藤田pinealでは、大手企業のクライアントの経営層と膝を突き合わせて議論をすることも少なくありません。また、テーブルを挟んでというより横並び、つまり同じ方向を向いて議論する。それが当たり前のようになっているんです。

規模の大小に関係なく、クライアントに真正面から向き合う。pinealならではの働き方だ。この背景について、徳原氏は戦略的な意図があると説明する。

徳原我々のミッションは、クライアントと“仲間”になること。単なる「業務委託先」ではなく、文字通り運命共同体として課題に立ち向かう。お客様の未来をともに想い、必要な施策は何でも実行する。時に、大企業の経営陣に物申すことだってある。でも、それができるから、pinealなんです。ビジネスパーソンとして対等に渡り合い、切磋琢磨し合える。それこそが、我々の目指す関係性なんですよ。

例えば、人材育成の研修プロジェクト。その企画段階で、クライアント企業の経営ビジョンにまで切り込むのは、pinealでは“当たり前の姿勢”なのだと藤田氏は言う。

藤田研修を設計する上で、人材育成の目的を明確にすることは不可欠です。その目的は必ず、企業の経営戦略とリンクしているはず。つまり、トップの描く未来像を理解することなくして、研修の設計はできないんです。だからこそ、私自身が率先して、クライアントの経営陣と対話する。「御社はどのような方向を目指しているのか」と直接尋ねる。大企業の幹部メンバーの方々と将来構想を語り合う。そうした経験は、pinealに入るまでは想像もできませんでしたよ。

マーケティングの現場でも、目先のKPIだけでなく、長期的な経営目標に向き合うことが肝要だと、徳原氏は強調する。

徳原クライアントとの対話では、もちろん喫緊の課題について話し合う。でもそれだけじゃダメなんです。将来、お客様とどんな関係性を築いていくのか。事業の柱をどう進化させていくのか。そうした理想の姿についても、我々からプロアクティブに提案していく。言ってみれば、pineal自身の経営ビジョンをぶつけるんです。お客様を「上」に置くのではなく、ビジネスパートナーとして「横」の関係を築く。そこに、他社には真似できない強さがあると信じています。

もっとも、プロジェクトを成功に導くには、「構造」をデザインする力も欠かせない。

徳原人の行動は、一人ひとりは違っていても、集団としては必ず構造に規定されるものです。だからこそ、“物事が動く構造”をデザインすることが、マーケティングにおいて何より重要なんです。その構造を理解するために、徹底的にインタビューを行う。クライアントの課題を「構造的に」捉えることが、戦略コンサルティングの出発点になるんですよね。

ミクロな視点で個人に寄り添いつつ、マクロな構造をデザインする。その往還にこそ、pinealのコンサルティングの神髄がある。

徳原クライアントの真の課題を理解するには、「傾聴力」が何より重要です。表層的な困りごとではなく、その深層にあるニーズを汲み取る。だからこそ、とことん対話を重ねるんです。「お客様のことを誰よりも理解している」という自負があってこそ、信頼関係の礎になるはずですから。

クライアントの声に謙虚に耳を傾け、ときに先回りして提案もする。個人と組織、両者の本音を引き出し、ゴールに向けて導いていく。その真摯な姿勢の裏には、pinealのメンバーがクライアントに対して抱く“熱量”があるのかもしれない。

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「好きな時に、好きなことを、好きな仲間とやる」。
それが、pinealらしさ

現在、藤田氏はマーケティング戦略の立案から実行支援まで、幅広い業務を担っている。特に注力しているのが、生成AIを活用した研修プログラムの開発だ。

藤田昨今、マーケティング業務でも生成AIの活用が加速していますよね。そこで、当社でも生成AIを切り口とした研修サービスを立ち上げました。企画から運営まで、私がリードする形で進めています。

受講者の反応を見ながら、コンテンツを磨き上げていく。その過程は、もちろんうまく行かないことも多く試行錯誤の連続ですが、非常にやりがいを感じますね。研究者として磨き上げた力を、ビジネスの世界で存分に活かせる。pinealに入って本当に良かったと思います。

藤田氏の言葉には、充実感が滲む。自身の強みを遺憾なく発揮し、事業インパクトに直結する仕事ができる。それが、pinealの魅力だと言うのだ。

藤田この会社の素晴らしさは、個人の「熱量」を徹底的に尊重してくれる点にあります。自分のやりたいことと、会社のビジョンとが、見事にマッチしている。だからこそ、心を込めて仕事に打ち込める。そうした一人ひとりのモチベーションが原動力となって、組織は活性化していく。pinealでは、まさに理想的な形で、個人と会社の相乗効果が生まれているんです。

藤田氏は、生成AIを活用した研修プログラムのプロトタイプ開発の裏話を披露してくれた。社員同士が自発的にタッグを組み、自由な発想でサービス開発に挑んでいるという。

藤田私がAIを活用した新規事業を構想した時、真っ先に相談に乗ってくれたのは、社内のエンジニア仲間でした。ただ、専門外の分野も含まれていたので、私の大学時代の同期も巻き込むことにしたんです。その同期はIT系のメガベンチャーで活躍するバックエンドのプロフェッショナル。快く協力してくれて、今ではpinealのメンバーと三位一体で開発を進めています。

大企業なら、外部リソースを活用するだけでも一苦労でしょう。でもpinealでは、「面白いアイデアならどんどん形にしよう」という風土がある。現場の裁量を最大限尊重し、失敗を恐れずにチャレンジする姿勢を評価してくれる。トライ&エラーを奨励する経営陣の姿勢があるから、枠に捉われないチャレンジができるんです。

自分たちのアイデアを、自由に、スピーディーに形にしていく。そうした環境だからこそ、藤田氏も存分に力を発揮できるのだ。

藤田pinealでは、自分の殻を破るチャンスが無限大にある。顧客の課題解決につながるアイデアなら、どんどん実現できる。世の中をもっと良くするような成果物を生み出せる。そこにこそ、仕事の面白さとやりがいを感じるんです。やりたい、と言えば言うほど、協力の手が差し伸べられる。これほど贅沢な環境は、他にないのではないでしょうか。

「好きな時に、好きなことを、好きな仲間とやる」。藤田氏にとって、pinealはまさに理想の働き方を体現する場所なのだ。

チャレンジを後押しし、情熱に火をつける。それが、pineal流の人材マネジメントである。

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AIエンジニアが、自身の“ワクワク”に従いVR開発を

pinealの独自性を支えているのは、多様な個性を持つメンバーたちだ。同社が求める人材像と、カルチャーづくりの考え方について、徳原氏はこう語る。

徳原我々がpinealで最も大切にしているのは、社員一人ひとりの「情熱」です。画一的な型にはめ込むのではなく、その人の個性が存分に発揮できる環境を整えること。それこそが、pineal流の組織マネジメントの真髄なんです。多様性を尊重し、個々の強みを最大限に引き出す。その上で、チーム一丸となってプロジェクトを推進していく。私たちのスタイルは、そうした考え方に基づいているんですよ。

多様な才能を開花させるには、ある程度の「型」も必要だと、徳原氏は言う。

徳原プロジェクト運営のノウハウなど、標準化できる部分は徹底的に「型」にはめ、業務の効率化を図る。その一方で、個人の特性を最大限に伸ばすには、型に収まりきらない部分をどう活かすかが鍵になる。この両者のバランスを取ることは、経営者に問われる重要な資質ですね。

多様な専門性を持つメンバーの力を引き出すには、型によるベースがあって初めて成り立つ。その上で、一人ひとりの創造性を封じ込めるのではなく、イノベーションの源泉として活用する。ここが、至難の業なんです。

徳原氏自身、日々の仕事の中で意識していることがあるという。

徳原私自身の思考プロセスを可視化し、チームに浸透させる努力は欠かせません。メンバーを自律的に動かすには、経営者の頭の中を言語化するのが近道。もちろん、型にはめ過ぎれば、創造性が失われるリスクもある。ここの加減が、非常にシビアなんですよね。

徳原氏がバランス感覚に長けているのは、やはり前職での経験あってこそかもしれない。JTにてエンジニアと企画部門の間に立ち新規事業の立ち上げを行う中で、メンバーを巻き込み、ワクワクしながらプロジェクトを進める。今のpinealの原型は、そこで培われたのかもしれない。

徳原振り返ってみると、「個人の思いを尊重しつつ、組織としての成果も上げる」という、一見相反するテーマと向き合い続けてきた気がします。pinealにおいても、これは永遠の課題ですね。だからこそ、個性を殺すのではなく、多様性を成長の糧に変えていく。それ以外に、道はないんです。

一人ひとりの可能性を最大化すること。それが、pinealの組織マネジメントの要諦だ。その姿勢は、プロジェクト運営の隅々にも反映されている。例えば、これほどの規模のベンチャーであれば、社長自らが現場に立ち、プロジェクトの隅々まで目を光らせているものだ。しかしpinealは、そこが一味違う。

徳原私がフロントに立つ案件の割合は、めちゃくちゃ少ないんです。割合で言うと1割にも満たないんじゃないでしょうか。ほとんどの案件はプロジェクトの初期段階、なんならコンペ段階から藤田などのメンバーに任せています。正直なところ、案件の詳細まで把握していないものも多いんですよね(笑)。

藤田確かに、売上ベースで見ると10%程度じゃないですかね。顧客数に至っては、徳原さんが直接担当しているのは、数社ぐらいな気がします(笑)。

では、経営者としての徳原氏は、一体何に注力しているのか。

徳原今の私の最大の仕事は、間違いなく採用、つまり仲間集めですね。それと、先ほど挙げた“型化“と合わせて、ワクワクしながら働ける環境づくり。全員が生き生きと活躍できる状態を維持することの重要性は、言うまでもありません。

だからこそ、一人ひとりのモチベーションを最大化し、それを阻害しないようなビジネスプロセスを設計する。クライアントとの関係性構築においても、この2点が自分の注力ポイントですね。

組織のパフォーマンスを最大化するには、メンバー一人ひとりの「ワクワク」が不可欠だ。そうした信念は、pinealの求める人材像にも反映されている。

藤田例えば、「飽き性だから色々な業務に触れられる会社に行ったら楽しそうだな」という考え方でpinealに入社すると、少しずれてしまう可能性があるかもしれないと思います。むしろ大切なのは、「誰かの課題を解決するためなら、自分の知識がなくても一所懸命学んでやり遂げる」という姿勢。顧客の課題が先にきて、その解決のために努力することにワクワクできる。そんなマインドセットを持つ人であれば、現状のスキルセットはさほど重要ではないと思います。

自身の専門領域に閉じこもるのではなく、顧客の課題解決のために新しい分野にも果敢に飛び込む。そんな「既成概念を突き破る力」が、pinealでは何より重視されている。

藤田例えば、同期のエンジニアは、“AI エンジニア”という本来の専門性を持ちつつ、現在VR動画の制作なんかにもチャレンジしているんですよ。見たこともない世界に飛び込み、ギリギリの環境下でもワクワクしながら成長を遂げる。それこそが、pineal的なあり方だと、私は思っています。

「まだ見ぬおもしろい」を追求し続けるpinealには、常識の枠に収まらない発想力と、スピード感を持って実行に移せる人材が求められる。

徳原事業環境が目まぐるしく変化する中で、我々に必要なのは常に変化対応力でしょう。だからこそ、「自分の殻には収まりきれない」と感じている人や、今以上に自由にチャレンジしたいという意欲を持つ人、ぜひ一度pinealに足を運んでみてください。

常識の枠に囚われない発想力と、スピード感を持った実行力。その両輪を支えるのは、メンバー一人ひとりの「ワクワク」だ。個人の強みを引き出し、チームとして最大限に力を発揮する。大企業とも真正面から向き合い、対等なパートナーシップを築く。それを可能にしているのは、「まだ見ぬおもしろい」を追求する、pinealの確かなカルチャーだ。

志高く、既成概念に捉われず、自由にチャレンジしたいと願う読者は、ぜひpinealの扉を叩いてほしい。この記事を通して感じたワクワクを、pinealでは存分に実現できるはずだ。

変化の激しい時代を生き抜く鍵は、「ワクワク」の炎を絶やさないこと。常に新しい挑戦を続ける同社から、我々もまだまだ多くのことを学べるだろう。

こちらの記事は2024年04月10日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。

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藤田 慎一郎

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