連載真似したいシリアルアントレプレナー(連続起業家) 日本が誇る25人
真似したいシリアルアントレプレナー(連続起業家)
日本が誇る25人(中編)
「起業家が育ちにくい」といわれる日本において、少数ながらも存在し、時代を開拓するシリアルアントレプレナーたち。
強靭な起業家精神はどのように培われたのだろうか。
今回は、日本の著名連続起業家25人が歩んできたキャリアを紹介しよう。
- TEXT BY FastGrow Editorial
10. 津田 全泰
11. 直江 文忠
1977年台湾生まれ。幼少時代を台北駅路地裏の貧しいバラック小屋で過ごす。2003年に葬儀ビジネスを手がけるサンクチュアリを創業。3年で年商30億円まで成長させて売却。2014年4月、シンガポールにてモバイル・スポーツ・ベッティングを開発・運営するKibow Asia Pte. Ltd.を創業し、CEOに就任。
同社は2015年4月にサイバーエージェント・ベンチャーズおよび個人投資家らを引受先として、総額約1億円の資金調達を実施した。
12. 平石 郁生
1963年生まれ。福島県出身。福島県立安積高校、東海大学文学部大学卒業。コンサルティングファーム、外資系広告代理店を経て、1991年に市場調査・新規事業開発支援を行うクリードエクセキュート設立、代表取締役社長に就任。ウェブクル ーの創業に参画。また、2000年3月、高付加価値インターネットリサーチを提供するインタースコープを設立。同社株式を保有することを目的として有限会社URSを設立。2006年にURSを組織変更し、ドリームビジョンを設立。2007年にインタースコープをヤフーに売却。
2011年3月、株式会社サンブリッジGVH東京オフィサーに就任し、同年5月、 創業間もないベンチャー企業とエンジェル投資家のネットワーキングを主目的としたプラットフォーム「Innovation Weekend」を立ち上げる。 2012年1月、サンブリッジグローバルベンチャーズを設立し、代表取締役社長に就任。2017年7月1日、同社代表取締役社長を退任。同年7月、ドリームビジョンを再始動。シリコンバレー、ニューヨーク、ロンドン、ベルリン、東京をターゲットとした新しい投資事業スキームおよび起業家育成事業立ち上げ準備に着手した。法政大学経営大学院兼任講師。
13. 平野 未来
1984年浅草生まれ。お茶の水女子大学でコンピュータサイエンスを専攻、東京大学大学院修了。大学在学中の2006年に独立行政法人情報処理推進機構の「未踏ソフトウェア創造事業」に選ばれて、エンジニア 4名でネイキッドテクノロジーを共同創業。
HTMLを書くだけでiOS/Android/ガラケーでアプリを開発できるミドルウェアを開発・運営。2011年に同社をミクシィに売却。2012年にアプリ開発会社Cinnamonをシンガポールにて創業。2013年ベトナムに開発拠点を設立し、現在はタイ、台湾に拠点を拡大した。写真SNSアプリの「Koala」や「PicChat」を運営。
14. 古川 健介
1981年生まれ。成城高等学校、早稲田大学政治経済学部卒業。大学在学中の2000年に受験に特化した学生向けコミュニティ「ミルクカフェ」を立ち上げ、月間1000万pvの大手サイトに成長させる。2004年、レンタル掲示板を運営するメディアクリップの代表取締役社長に就任。翌年、ライブドアにしたらばJBBSを1億円で事業譲渡後、同社にてCGM事業の立ち上げを担当。2006年、リクルートに入社、事業開発室にて新規事業立ち上げを担当。2009年6月リクルートを退職し、同年9月にHow toサイト「nanapi」を運営するロケットスタート(後にnanapi)代表取締役に就任。2014年10月にKDDIグループにジョインし、Supership取締役に就任。通称「けんすう」
15. 堀江 貴文
1972年福岡県生まれ。久留米大学附設高校卒業、東京大学文学部中退。1996年に有限会社オン・ザ・エッヂ(後にライブドア)を設立。2000年にはマザーズ上場を果たした。インターネット黎明期に、いち早くホームページ制作・管理運営を行い注目を浴びた。2006年4月、同社は証券取引法違反により上場廃止。球団買収、ニッポン放送買収、衆院選出馬などで時の人となるも、2006年1月に証券取引法違反の容疑で逮捕。実刑判決を受け収監された。収監中・釈放後も精力的に活動し、現在は宇宙開発事業を始めとして、様々な活動を行っている。SNS media&consulting、7gogoファウンダー。メルマガの会員は18000人を超える。書籍多数。
16. 本田 謙
1974年千葉県生まれ。上智大学卒業。CM音楽制作にフリーランスとして関わった後、生物化学の研究員として渡米、ミシガン大学大学院修了。2005年、コンテンツマッチ広告事業に特化したブレイナー社を創業。2008年、同社をヤフーに売却すると開発部長として、広告プロダクトの開発に携わる。退職後、エンジェル投資家、広告技術についての講演活動などを行う。2010年10月、フリークアウトを設立し、代表取締役社長に就任。リアルタイム入札でインターネット広告枠を買い付けるデマンドサイドプラットフォームを国内で初めて立ち上げて急成長を達成する。2014年6月東証マザーズに上場。
17. 松本 龍祐
1981年神奈川県生まれ。大船高等学校、中央大学卒業。大学在学中より出版系ベンチャー企業の立ち上げ、カフェ経営などを経験。2004年、中国企業のSNS立ち上げに参画する。2006年にコミュニティファクトリーを設立。2009年以降はソーシャルアプリ開発に特化し、写真をデコってシェアできるスマートフォンアプリ「DECOPIC」が2,800万ダウンロードを記録。2012年9月、ヤフー株式会社に事業売却し、同社アプリ開発室本部長を担当。2014年6月に新規事業として設立したTRILL株式会社の代表取締役も務めた。2015年5月にメルカリへ入社。執行役員として新規事業を担当する中で、2015年の9月にソウゾウを設立し、代表取締役に就任。「メルカリアッテ」を開発・運用する。
18. 光本 勇介
1980年神奈川県生まれ。幼少期から18歳までをデンマークおよびイギリスで過ごす。TASIS England、青山学院大学国際政治経済学部卒業。2004年、外資系広告代理店オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパンに新卒入社。同社を退職した2008年10月、ブラケット設立、代表取締役就任。最短2分でオンラインストアを作れるサービス「STORES.jp」を運営する。2013年8月にZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイへ売却。2016年10月にMBOを実施し、ブラケット社の取締役会長に就任。2017年2月にバンクを創業し代表取締役に就任。6月28日にアイテムをアプリで撮るだけで査定が完了し、即現金化される質屋のようなサービス「CASH」をスタート。大変話題になったが、キャッシュ化総額が3億6000万以上となり翌日からサービスを休止している。
こちらの記事は2017年07月11日に公開しており、
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執筆
FastGrow編集部
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