プライドはクソ!
総合商社・楽天を辞め“世界中の知見をつなぐ”20代が惚れたビザスクの企業観
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“世界中の知見をつなぐ”ことをビジョンに掲げ、社会に変化を巻き起こしながら成長を続けるビザスク。
総合商社やメガベンチャー出身の若手が活躍する背景にはどのようなカルチャーがあるのだろうか。
彼らが大手企業の肩書きを捨て、ジョインした理由とは?
- PHOTO BY SHINICHIRO FUJITA
順調な事業拡大を支える若手たち
働き方改革、オープンイノベーション、副業解禁。情報通信技術の発達で、社会の価値観が変わろうとしている真っただ中だ。
その変化の渦中で存在感を放つベンチャー企業がある。世界中の知見をつなぐことを目指し、約4万人の登録者を有するビザスクだ。リモート勤務や社員向けに家事代行利用サービスを導入するなど働きやすい環境にも注目が集まっている。
メイン事業は、専門領域を持つプロフェッショナル に、電話や対面で最低1時間から相談できるスポットコンサルティングのマッチングプラットフォーム「ビザスク」と大手事業法人やプロフェッショナルファーム向けにニーズに合ったマッチングをフルサポートする「VQ」の2つ。
現在月2,000人のハイペースで登録者が増加中という。また、海外対応専門チーム「VQ」を立ち上げるなど順調に事業の幅を広げている。
安定的に成長を続けるビザスクでは、20代若手が活躍する素地があるようだ。
スタートアップ企業の成長を担うのは人材のウエイトがかなり大きいというが、同社最年少の椋野(むくの)真実氏(24歳、元楽天)と執行役員の田中亮氏(29歳、元住友商事)が大手企業の肩書を捨ててビザスクにジョインした理由を聞いていると、若手が活躍できるスタートアップ企業とはミッション・ビジョン実現のために最適なカルチャーを持つ先進的な企業なのではないかと考えさせられた。
最年少社員は元楽天トップ営業
ビザスク最年少、社会人3年目の椋野氏は元楽天営業全国トップという華々しい経歴を持つ。
椋野ベンチャー的な働き方を期待して楽天に入社したものの、既に組織が完成していて、歯車の1人と感じてしまいました。がむしゃらに働いていましたが、ある日自分の周りにロールモデルがいないことに気付いて転職を決意しました。
元来の負けず嫌いで幼少期から何事にも打ち込むタイプ。中学時代には英語のスピーチコンテストで全国優勝、高校では毎日8時間テニスに明け暮れる生活を送り、大学では広告代理店のADKとともに若者のマーケティングを行う学生団体の関西代表を務めた。
そんな学生生活を通じて、ベンチャー気質のある企業で様々なことを学びたいと思い、楽天に新卒入社する。しかし実際には、大組織の細分化された仕組みの一つを回すことしかできなかったという。
全国1位の営業成績を上げた後、何気なく転職先を探していた中で偶然出会ったビザスク。最終面接で端羽英子代表に惚れこむ。
椋野東大からゴールドマンサックス、ロレアル、MITのMBA、投資ファンドを経て起業。その経歴からしてガチガチの人かと思って、めっちゃ緊張していたんです。そしたらすごいフラットで、良い意味で頭のおかしい人が来ました。もう、この人と一緒に働きたいと思って。
ビザスクのサービスに惹かれたのも大きかった。世界中の知見をつなぐ、というビジョンは耳慣れないものだったが、それが実現した際の社会に大きな可能性を感じた。
今年1月に入社し、初めは出社時間が社員によって異なることなどに戸惑ったものの、今では社員1人ひとりが、場所と時間に関わらず事業の成長にコミットできる働き方に馴染んでいるという。
どこにいてもコミットするという働き方は、負担になりそうだが、 椋野休みはきちんと取るように言われています。実際しっかり休んで、勉強ついでにいろんな飲み会に行ったりしていますね。働き方については、社長をはじめ女性が非常に多い会社なので、女性としてどうキャリア形成していくかということについてとても理解がありますし、たくさんアドバイスを頂きます。
そんな中、今は、スタートアップならではのスピード感と、最年少の自分の発言にも周囲が耳を傾け真剣に議論してくれる環境に魅力を感じながら、多様な社員たちからあらゆることを吸収しているという。
椋野アドバイザーの専門的な知見を扱う以上、自分もそれに相応しい知識を持たなければならないので、勉強の日々です。社内に様々なバックグラウンドを持つプロフェッショナルがいるので、能動的に学習する意欲があればいくらでも学べる場所だと思います。
現在はクライアントの依頼を受けて最適なアドバイザーをマッチングする業務を担当。マッチングしたアドバイザーから「自分の経験や知見が活きて嬉しい」と感謝されることにやりがいを感じている。
椋野組織・世代・地域を越えて世界中の知見をつなげることで、社会の役に立ち、結果的により多くの人の幸せに貢献できる。それがまさにビザスクのサービスで、関われていることが嬉しいです。
こぼれ玉を拾う29歳執行役員
田中世の中の変化のド真ん中で、社会のムーブメントを後押しできる場所。
住友商事から人材ベンチャーを経て転職した田中氏は、ビザスクをそう表現する。
かねてからの自分の思いを実現できる場のようだ。
学生の頃から、周囲の人や組織が、人に与える影響の大きさを感じていた。航空業界で働き海外駐在もしていた両親や、留学した2人の姉の影響もあり、大学時代に中国へ留学。新卒で総合商社の住友商事に就職する。
田中大学時代に学生団体などでお世話になった方々の影響で、将来的には自分の足で立っていられる人になりたいと思っていました。もし会社を辞めるなら20代ということは周囲に話していました。
その言葉通り、3年で住友商事を辞め、もともと興味のあった人や組織というテーマに向き合いたい考え、人材系のベンチャーに飛び込む。
新規事業の立ち上げを担い、大企業の若手とスタートアップを繋ぐ採用イベントなど、様々なイベントを運営。その経験を通して、個々人が外部と接点を持つことの大切さを強く認識した。
人々が外部とのつながりを持つきっかけを作りたいという思いが大きくなる中で、偶然ビザスク代表の端羽氏と出会う。
田中当時、自分が主催していたイベントの登壇者探しに苦労していた時期だったので、端羽に講演を依頼しました。そのギブアンドテイクとして、人手の足りないビザスクの仕事を少しだけ手伝うことになったんです。
その際任された仕事が高く評価され、「うちに来ないか」と誘われる。初めはあまり本気にしていなかったが、新規事業を進める上で抱いていた思いを実現できる場所はないかと考えていたことに加え、10人未満というビザスクの規模感、また端羽氏が中心となって作り出していたオープンなカルチャーに惹かれ、ほどなく転職を決意。ビザスクの一員となった。
入社後は営業から始まり、採用、カスタマーサポートの立ち上げ、広報、人事とその時々で組織に足りていないものを埋める活躍を見せる。
端羽氏はそんな田中氏を「こぼれ球を拾ってくれる人」と高く評価している。
昨年10月にビザスクで初の20代の執行役員となり、現在は大手事業法人向け事業の責任者をしている。
帝人の新規事業支援のように、ビザスクが持つリソースやこれまでのノウハウを活用し大企業のオープンイノベーションに併走するプロジェクトベースの業務が増えつつあるという。
田中大企業の新規事業担当者に信頼され、『ビザスクのおかげで新規事業の道筋が見えた』と評価していただくことも多く、やりがいがあります。また、大企業のサポートでは外部知見だけでなく、社内ナレッジの活用支援にも取り組んでいます。
執行役員となった今、これまで以上に気を付けていることがあるという。
会社が拡大していく中でもオープンなカルチャーを維持すること、“プライドはクソだ”という言葉を忘れないことの2点。 打ち解けた関係でありながら、お互いに良い意味で忌憚のない意見を言い合える環境を維持し続けること。
“プライドはクソだ”は5つあるバリューの内の1つで、端羽氏が特に好きな言葉でもあるという。企業を成長させていくうえで、新しく学んでいかなければいけないこと、挑戦しなければいけないことが無限に出てくる。その時に自分の不必要なプライドは何の役にも立たない。
プライドは捨てて、最速の成長をめざさなければならないという意味だという。ビザスクにおいてプライドはクソなのだ。
4月に海外対応専門チーム「VQ Global」を立ち上げ、本格的に海外進出に乗り出したビザスク。展望を訊いてみると、頼もしい答えが返ってきた。 田中
まずはアジアから展開していきます。こういったサービスが根付きづらいといわれる日本で培ったノウハウをもちろん活かしていけると思っています。
ビザスクのビジョン“世界中の知見をつなぐ”。人々の知見をつないだその先に、どんな世界が待っているのだろうか。
田中誰もが外の世界と接することで、自分の経験や知見に対して自信を持ち、より自立したキャリアを作れるようになると思っています。それによって面白い大人が増え、イノベーティブな社会になっていくと信じています。
理想を共有し、最速で実現を目指すチーム
高い学習意欲と信念を持ち、“世界中の知見をつなぐ”というビジョンに強く共感している。
2人へのインタビューを通して、ビザスクで活躍する若手社員のそんな共通の特徴が見えてきた。
会社と根本的な部分でミッション・ビジョンを共有した上で、意志を持って能動的に学び、動けることこそが、ハイスピードで成長を続けるスタートアップにおいて輝く若手の条件なのだろう。
端羽代表は、活躍する若手社員の共通項をこう話す。
端羽事業を大きくしていくこと、ビザスクを成長させることを自分ごととして捉えて、新しいことをどんどん学んでいる人が多いですね。そんな風に活躍してくれる人たちが、これからも増えていってくれると良いな、と思っています。
こちらの記事は2017年07月24日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。
写真
藤田 慎一郎
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