コロナという大きな変化要因によって、人々の価値観はどう変わり、市場やビジネス環境はどのようになっていくと考えますか?
コロナという大きな変化要因によって、人々の価値観はどう変わり、市場やビジネス環境はどのようになっていくと考えますか?もしくは貴社においてコロナ前後で変わったこと・変わらなかったことがあれば教えていただけますと幸いです。
3件の回答
変化することと不変なところを見極めることはもちろん大事ですが、むしろ「コロナだから」と悲観する必要はないと思っています。そもそもマーケット環境はコロナに関係なく常日頃から変化するものなので、あくまで一つの要因として捉えています。何より、暗号資産のボラティリティを経験しているので、あまり動じなくなりました(笑)。
一方で、コロナによって商習慣や生活が変化し、一気にデジタル化が進みました。コインチェックもこれまでは直接会って話しながら業務した方が効率が良く、いいサービスが作れると考えていたので、原則出社で業務することにこだわっていました。しかし、いざリモート体制に移行してみると、案外変わらないということがわかりました。もちろん、業務を円滑にするための工夫やコミュニケーションを増やすための施策もいろいろ実施していますが、元々Slackでオープンにコミュニケーションをする文化が定着していたこともあり大きなトラブルは今のところ上がってきていません。
コインチェックでは、コロナウイルスの感染拡大をきっかけに「Sharely」を開始しましたが、そのほかにも新規事業を複数立ち上げており、原則オフィスに出社でなくても問題ないなと実感しています。
大きな流れとしては大量生産・大量消費を前提とした資本主義の流れが一度止まって、家族との時間・人生の中で本当に大切なもの、等を見つめ直すような流れに変わってきてるのではないでしょうか。
会社の飲み会が減り、人との接触も減ったことでより親密な人とのコミュニケーションやアクティビティが今後一層増えていくのではないかなと思います。その中で新しいビジネスチャンスが生まれてくるのかなと個人的には考えております。ことギフトの文脈では人とのコミュニケーションを支える手段という点で、「形式的なギフト」よりも「気持ちを伝える」ギフトが今後も拡大していくのではないかなと考えております。
ユーザーサイドも企業サイドも、副業という市場において「リモート」はかなり大きなインパクトがありました。通勤時間などがなくなり時間的余裕が生まれたことに加えて、このような不安定な状況が生む将来に対する漠然とした不安感は、ユーザーサイドの副業意欲を高める要素になっています。
また、企業サイドもコロナをきっかけに価値観が大きく変わっているように感じます。もともとは「毎日オフィスで隣にいてくれないとマネジメントできない」と思い込んでいたものが、突然リモートで働かざるを得ない状況になった。そしたら「意外に大丈夫」と、実体験ベースで理解できたので、副業やリモートワーカーも積極的に採用できるようになっています。