「迷えるコンサルタントよ、生成AIという武器を取れ」──GenerativeX創業者×VC対談が示す、生成AIで覇権を握る“新時代のコンサルタント”の条件
SponsoredディープラーニングによりAI自ら学習を重ね、人間が与えていない情報やデータさえもインプットし、新たなコンテンツを生み出すことが可能となった生成AI。その活用が注目を集める中、創業からわずか1年で業界の頂点を目指すスタートアップがある。GenerativeXだ。
同社は、生成AIを“ビジネスパーソンの新たな武器”と位置づけ、顧客のビジネスを革新的かつ競争力のあるものへと導くことをミッションに掲げている。「迷えるコンサルタントよ、生成AIという武器を取れ」──代表の荒木れい氏はそう語る。
最大のユニークポイントが、技術的な側面よりも顧客のビジネス変革を重視する“シンプルかつフラットな生成AI活用”にある。このアプローチにより、同社は大手企業との取引を次々に実現している。創業1年目とは思えない規模とスピードで実績を重ねるGenerativeXの快進撃を、単なる「生成AIブームの追い風に乗った」と片付けるのは難しいだろう。
当然、投資家からの評価も高い。DEEPCOREとAngel Bridgeは、GenerativeXの“圧倒的な仮説検証能力の高さ”を投資の決め手に挙げる。同社なら生成AIという技術の本質を捉え、他社には真似できないスピード感でビジネスを変革できると期待を寄せているのだ。
GenerativeXはいかにして、創業からわずか1年で業界のゲームチェンジャーになろうとしているのか。代表取締役CEO荒木氏、取締役CSO上田雄登氏、そしてDEEPCORE左英樹氏とAngel Bridge八尾凌介氏への取材から、その答えを探していこう。
- TEXT BY YUKI YADORIGI
- PHOTO BY SHINICHIRO FUJITA
「生成AIも課題解決の一手段に過ぎない」
GenerativeX代表取締役CEOの荒木れい氏は、2022年ChatGPTのリリースに端を発する「生成AI」ブームに警鐘を鳴らす。
荒木現代は「生成AI」と名付ければどんなサービスでも注目される時代です。だからこそ私たちは、テクノロジーの進化や市場の変化にも追従し続けることができる組織をつくることが重要だと考えました。AIムーブメントに便乗するだけの事業は成功しません。
JPモルガン証券でのM&Aや資金調達のアドバイザリー経験を経て、荒木氏が二度目の起業で挑むのは生成AI領域におけるDX支援事業だ。共同創業者の上田雄登氏も、GenerativeXの姿勢をはっきりと言葉にする。
上田生成AIは確かに私たちの事業の中核ではありますが、あくまでもお客様の課題解決のための一手段に過ぎません。生成AIありきでサービスを考えるのではなく、お客様の要望をしっかりと受け止めた上で、それを実現するための最適な方法を模索する。それこそ、私たちが注力して提供すべき価値だと信じています。
繰り返しになりますが、技術は、社会的なインパクトを生み出すためのツールでしかないのです。
上田氏はYCP Solidianceで経営コンサル・AIコンサル業務、松尾研究所では経営企画業務に従事してきた。技術にも精通した経営コンサルタントの視点から、GenerativeXのミッション「お客様のビジネスを革新的かつ競争力あるものにする」の実現を目指す人物だ。
創業1期目にして、金融や製薬など様々な業界の大手企業との取引を実現し、多様なニーズに応じた生成AI導入事例を次々と生み出すGenerativeX。その成長性に期待を寄せ、投資を決断したのがDEEPCOREとAngel Bridgeである。
AI特化型のインキュベーター兼ベンチャーキャピタルDEEPCOREの左氏は、ソフトバンクグループの社長室戦略企画グループでの全社戦略の企画や、ソフトバンク・ビジョン・ファンド立ち上げなど、スタートアップを見極める鋭い視点と先見性を持つ人物だ。そんな左氏から見るGenerativeXの可能性とは。
左ご存知の通り、ChatGPTに代表される生成AIの技術は、インターネット関連産業にとどまらずさまざまな業界のゲームチェンジャーとなる可能性を秘めていると思います。DEEPCOREがGenerativeXへ投資を決定したのも、そうした背景があってのことです。
従来のAI活用では、大量かつ高品質のデータを独占的に保有することが価値創出のカギになっていたと感じます。アルゴリズムやモデルの精度の面で優位性を示すため、その元となるデータアセットの量・質が勝負の分かれ目でした。AIに注力するスタートアップも、データの質を巡る競争に血道を上げてきました。
しかし、生成AI登場後は状況が変化したと考えており、高精度な基盤モデルの存在を所与にして、元となる学習データの意味や重要性が変化していると感じています。ユースケースによっては、ある程度のアレンジメントやプロンプトエンジニアリングを行うだけで、ニーズに合った高精度の結果を得ることができるようになったと考えています。
この新時代に求められるのは、データという観点に加え、現場でのAI活用を推進する力、企業の内部で生成AIを起点としたDXが自発的に起こるような、機会と仕組みを提供することが重要になってきています。
GenerativeXは、まさにこの新しいニーズに真っ先に応えようとしている。彼らへの投資や支援を通じて、私自身もAI領域における投資仮説をアンラーニングさせてもらっています。
一方のAngel Bridgeが投資の決め手としたのは、AI領域というよりもGenerativeXのチーム力だった。
Angel Bridgeのベンチャーキャピタリストである八尾氏は、マッキンゼーでの財務戦略や営業マーケティング戦略の経験を活かし、シードからアーリーステージのスタートアップに投資・支援するAngel Bridgeに第一号社員として参画した。世界に誇れるメガベンチャー創出という夢の実現に向けて、日々奮闘する同氏は、GenerativeXのチーム力をこのように評価する。
八尾AIという技術領域よりも、GenerativeXのチームが持つ“技術×ビジネス”のハイブリッドな組織力を信じられたからこそ、投資を決断したんです。
生成AIやテクノロジーへの注目が集まる一方で、それを実際のビジネスの現場に昇華できる組織は現時点ではそう多くありません。GenerativeXのメンバーは、“技術”と“ビジネス”の双方に精通したプロフェッショナル集団。
そして、市場が求めているのはまさにこの“技術×ビジネス”のハイブリッド型の組織です。彼らが真摯に向き合い、没頭する事業なら、私たちVCの想像をはるかに超える成果を生み出してくれるはず。そうしたチームを信頼し、全力でバックアップできることが何よりも大切だと思うのです。
GenerativeXを単なる「流行の生成AIをやっている会社」と片付けるのは簡単だ。しかし、異なる特色を持つ二つのVCが事業と組織の将来性に期待を寄せる事実は、同社の真の強みが生成AIという技術だけではないことの証左といえる。GenerativeXの成功要因は、技術領域にこだわらない顧客ファーストの姿勢で、生成AIに挑むからこそ生み出せる価値にある。その独自の戦略を、ここから紐解いていく。
「こねくり回すな!」
シンプルであればあるほど、生成AIは力を発揮する
改めてGenerativeXの事業を振り返ろう。事業領域は生成AIアプリケーション開発、コンサルティングの2領域であり、それらによって実現したいのは顧客のビジネスを生成AIネイティヴなものに変革することである。
先ほど左氏が語った、ニーズの変化が生成AI登場をきっかけに起こるなかで、荒木氏はAIやAIに関わるスタートアップをどう捉えているのだろうか。
荒木AIをはじめとする先端技術を事業の軸に据えるスタートアップは、「難しいことを実現できる」ことを強みだと考えがちです。技術的優位性がなければ勝てない、独自技術を使わなければ意味がない、と思い込んでしまう。でも、技術的な難しさにこだわりすぎると、それが提供価値を複雑にし、お客様本位ではなくなります。
むしろ、シンプルに明快に、お客様のために何ができるのかを突き詰めていく。それこそが本当の強みにつながると私は信じています。だから社内でも「こねくり回すな」とメンバーに伝え続けているんですよ。
昨今の生成AIは本当に賢いので、その可能性を十分に引き出せていないのは人間の側なんです。もちろん、生成AIを作るプレーヤーには技術力が必要ですが、生成AIを活用するのに独自の技術力が必要となるフェーズは終わりました。逆にシンプルにすればするほど、生成AIの本当の力が発揮されるんです。私たちは生成AIの可能性を心から信じているからこそ、よりシンプルかつフラットな生成AI活用を目指すほうに舵を切りました。
GenerativeXは技術的優位性よりも、生成AIをシンプルかつフラットに活用するスタンスを取る。その根底にあるのはやはり「お客様ファースト」の姿勢だ。
上田私たちのすべての原点は「お客様ファースト」。創業時から変わらず掲げているのは、技術ではなくお客様のビジネス変革という価値なんです。だから私たちは、技術よりもビジネスの視点から生成AIに光を当て、お客様の変革を支援する存在でありたい。技術トレンドに流されると、結局は“技術本位”に陥るだけですから。
今は生成AIの冠があれば何でも注目される時代かもしれません。でも、本当にお客様のためになるサービスでなければ、すぐに淘汰されてしまう。だからこそ私たちは、生成AIという手段にこだわることなく、お客様にとって価値あるものを提供し続けることに全力を注いでいるんです。
左DEEPCOREでの投資活動を通じて、多くのAIスタートアップに出会ってきました。スタートアップの視点から見ると、AIの活用領域は従来に比べて格段に広がっているように見えます。しかし、実際にAIを導入する企業の現場の視点に立つと、特に大手企業を中心にAIベンダーから提供される技術をただ与えられているだけで、企業が抱える本当の課題、例えば業務効率化や新たな価値創出などには直結していなかった面もあったかもしれません。
真のDXを実現するためには、AIベンダー頼みではなく、顧客企業内部で自発的にAIを活用し、ビジネスの変革につなげていく必要があります。その部分を担い、促進していくことができるのがGenerativeXの強みだと思います。
生成AIの登場で基盤モデルが高度化し、その力を多くの人が手にできる時代になった。だが皮肉にも、その力を使いこなす人間側が追いついていない。DXの必要性が叫ばれているのに、なかなか浸透しないのは、技術の発展と利用者の追随のバランスが取れていないからかもしれない。そんな中、GenerativeXは「明解でシンプルな最適解を」という切り口で挑戦している。だからこそ競合との違いが評価され、目覚ましい成長を遂げているのだろう。
「朝まで議論」の先に二人の起業家魂が交わる
先ほど、GenerativeXの真の強みは、AIという技術そのものよりも、創業者である荒木氏と上田氏の個性と揺るぎない信頼関係にあると、八尾氏は言及していた。その言葉を手がかりに、ここからは少し視点を変えてみよう。GenerativeXという企業を生み出した二人の起業家に焦点を当て、彼らの人となりに迫ることで、同社の強さの源泉を探っていきたい。
荒木氏と上田氏の出会いは、大学時代にまでさかのぼる。
荒木私と上田が出会ったのは、東京大学大学院の修士1年のとき。二人とも同じ俯瞰経営塾というにゼミに参加し、チームメイトとして切磋琢磨する仲でした。ホワイトボードの前で朝まで議論を交わすなんてこともありましたね。
大学卒業後、荒木氏は金融業界へ、上田氏はコンサル業界へと歩みを進めた。その後、荒木氏は起業と売却を経験し、上田氏もビジネスの苦楽を味わってきたという。
荒木それぞれ異なるキャリアを通じて経験を積み重ねることで、互いの経験を尊重し合える関係に。事業の持続性や成長性は、ロジックだけでは語れない。その難しさを二人とも肌で理解していたからこそ、腹を割った話ができたんだと思います。
二人に共通しているのは、技術とビジネスの両方に精通しているという点だ。
上田私たち二人の最大の共通点は、技術とビジネスの両方に精通しているところですね。コードを書くのはもちろん、Excelでのモデリングやお客様の経営陣に向けてプレゼン資料の作成まで行います。どちらかの領域で100点を取ろうとするのではなく、両方で80点を目指す。足りない部分は互いにカバーし合いながら戦ってきました。
これまで私たちは、とにかく何にでも挑戦してきたんです。プログラミングから経営、ファイナンス、マーケティングまで、あらゆる分野の知識や経験を積み重ねてきました。中でもコードを書けるスキルは、強力な武器になると実感しています。自称ジェネラリストでありながらコーディングができない人を見ると、「それって本当にジェネラリストなのかな?」と疑問に感じることもあります。
荒木上田が言及した私たちの“両刀流”とも言うべき強みは、生成AIに関わる事業を推進する上で非常に役立っています。なぜなら、生成AIの分野では、ビジネスと技術の両方の知見を兼ね備えたプレイヤーこそが力を発揮しやすいからです。
私たちがお客様第一主義を掲げつつ、ビジネス変革の手段として生成AIを活用できているのも、こうした資質や経験があってこそ。まさに30代前半という絶妙のタイミングで、市場の追い風を受けながら上田と再会し、GenerativeXを立ち上げられたことを本当に幸運に感じています。
二人の個性と絆は、GenerativeXの事業を支える礎となっているようだ。Angel Bridgeの八尾氏は学生時代から二人を知る人物だが、その点についてこう語る。
八尾荒木さんとは、学生時代にTAとして面倒を見ていただいた関係でした。社会人になってからも大学院の同窓会活動や俯瞰経営塾の運営などでご一緒させていただく中で、リーダーシップとカリスマ性を兼ね備えた方だと尊敬していました。そんな荒木さんと上田さんが約10年前から議論しあう仲であることも、GenerativeXを信頼するひとつの要因なんです。
この二人ならば事業成長のために遠慮なく議論を交わしあえるし、互いを高め合える関係性があると確信があったからです。
もちろん、“友人同士の共同創業”には、いくつかの懸念材料もつきまとうことは読者ならご存知の通りだろう。しかし、荒木氏と上田氏の二人にはそんな心配は一切無用だという。
八尾大学時代の仲間同士で起業するケースは多いですが、いざ始めるとぶつかり合って解散してしまうことも少なくない。でも、荒木さんと上田さんは違った。起業や資金調達の局面で本気で議論をぶつけ合い、真剣に向き合う姿を目の当たりにしてきました。その信頼関係があったからこそ、資金調達のタイミングで声をかけさせてもらい、ぜひ応援させてほしいとお願いしたんです。
「内輪でやっている」と感じられるかもしれませんが、それぞれが歩んできた道は内輪というほど重なってはいません。それぞれ別の道を歩み、再び集ったからこそ、より強い信頼で結ばれた共同創業者と投資家という関係性が新たに生まれたと思います。
二人の姿勢に信頼や期待を寄せ、集ったのは八尾氏だけではない。今回の対談に登場してくれた左氏はもちろん、GenerativeXに参画することを決めたメンバーもそうだと言えるだろう。
外資系のコンサルティングファーム出身者や、グローバルIT企業出身のエンジニアなど、技術とビジネスの両面に強みを発揮するプロフェッショナルが結集している状況だ。
荒木氏と上田氏が志す「技術とビジネスの融合」という理念と、二人が見せる徹底的に議論を尽くす姿勢が、GenerativeXの強力な布陣を生み出していったのである。
AIの可能性を切り拓く“仮説アップデーター”集団、GenerativeX
八尾氏は、GenerativeXの創業者である荒木氏のシリアルアントレプレナーとしての経歴にも着目している。
八尾荒木さんが過去に経験した「1社目の経験」も、実はGenerativeXの強みになっていると考えています。荒木さんは以前、飲食店舗運営とテクノロジーの融合を目指した事業を展開し、結果的に同社は売却に至りましたが、その過程で資金調達や組織拡大など、経営者として貴重な経験を積んできたんです。
起業から撤退までの一連の流れを肌で感じているからこそ、荒木さんは経営の難しさや面白さを誰よりも深く理解しています。それが、他のスタートアップにはない安定感や説得力につながっていると感じます。GenerativeXが創業1年目ですでに一流企業へ向けた支援実績を積み重ねているのも、荒木さんのバックボーンあってこそだと思います。
実際、冒頭でも述べた通り、GenerativeXは金融機関の社内業務効率化や、製薬企業における研究開発の高度化など、、創業1年目とは思えない規模とスピードで実績を重ねている。八尾氏の信頼は、こうした目に見える成果からも裏付けられているようだ。
DEEPCOREの左氏は、また異なる視点からGenerativeXの独自性を評価する。
左私が好きな起業家は、投資家が持つ仮説に対して「その仮説は違う」と率直に意見してくれる人、さらに言えば私自身の仮説をアップデートしてくれる存在です。荒木さんと上田さんは、まさにそんな“仮説アップデーター”だと感じています。彼らのお客様とのヒアリングを通じて、私自身がAIに対して抱いていた考え方は大きくアップデートされましたし、改めてAIを扱うスタートアップが提供すべき価値とは、AI活用の在り方とは何かということを、GenerativeXの姿勢から再考することができました。
GenerativeXの提唱する“シンプルかつフラットなAI活用”という戦略は、AI特化型VCとして業界の最前線に立つ左氏の目にも、新鮮で独創的に映ったのだろう。
AIがもたらす変革の潮流は確実に訪れつつあるものの、その具体的なプロセスはまだ手探りの段階だ。そんな中で、八尾氏と左氏がともにGenerativeXに未来を託したいと思えたのは、彼らが“AIの本質的な在り方”を追求しようとしているからではないだろうか。技術力だけでなく、ビジネス感覚と高い倫理観を兼ね備えたGenerativeXだからこそ、AIによる変革をリードできると、二人のベンチャーキャピタリストは信じているのだ。
“迷えるコンサルタントよ、生成AIという武器を取れ”荒木氏が説く、新時代のキャリア戦略
生成AIブームという追い風が吹く中、唯一無二の関係を持つ共同創業者と強力なチームを擁するGenerativeX。一方、同社はまだ創業一期目。多少の不安を感じる人もいるかもしれない。だが、荒木氏と上田氏は、むしろ今こそがチャンスだと語気を強める。
荒木ビジネスパーソンのスキルや専門性は、「武器」に例えることができます。そしてこの武器は、業界ごとに必ず世代交代の時期が訪れるんです。これまでにも、新しい武器を真っ先に手に入れることこそが、若手が活躍する大きなチャンスでした。
最初は「そんなスキルを身につけて、本当に意味があるの?」と疑問に感じるかもしれません。でも、新しい武器を手に取る勇気を持った人たちこそが、次の時代のリーダーになれるんです。まさに今、生成AIという次世代の武器への交代期が訪れているのです。
キャリアを考える時、人は往々にして「どこで戦うか」ということばかりに目が行きがちです。でも本当に重要なのは、「何を武器にするか」なんです。強力な武器さえ持っていれば、どんな戦場に行っても勝機をつかめるからです。
だからこそ私は、今こそ『迷えるコンサルタントよ、生成AIという武器を取れ』と、自信を持って伝えたい。そしてその武器を思う存分使いこなせる場所として、GenerativeXは最適の環境だと自負しています。
荒木氏の言葉は力強い。新たな武器を手にすることへの勇気と、GenerativeXという「戦場」を選ぶことの意義を、熱弁する姿からは、確固たる信念が伝わってくる。
上田氏も、同じように生成AIというスキルを今のうちに身につけることの重要性を訴える。
上田正直に申し上げると、今の時代に生成AIに触れようとしない理由が、私には思いつきません。ついこの前までは、プログラミングを学ぼうにもその選択肢が多すぎて、何から手をつけていいのかわからなかった。今コンサルタントとして活躍されている人の中にも、「データベースを構築するだけで一苦労だった」なんて経験をした人は多いはずです。
でも今は状況が違います。生成AIさえマスターすれば、それだけで十分に戦えるんです。しかも、学ぶ時間さえ作れば、誰にでもこの技術は習得可能なんですよ。
だからこそキャリアに悩んでいる人には、「有休なり何なりで時間を捻出して、とにかく一歩踏み出してほしい」と言いたくなります。「周りがまだ手を付けていないからこそ、冷静に考えれば今こそ学ぶべきだ」というスタンスで、ぜひチャレンジしてみてください。そのサポートは、私たちがしっかりとバックアップしますから。
上田氏の発言からは、「悩むよりもまず行動を」という熱いメッセージが響いてくる。
GenerativeXの両氏が口を揃えて訴えるのは、生成AIという新しい武器の重要性と、それを今すぐ手に入れることの必然性だ。一歩踏み出す勇気こそが、新しい時代を切り拓くリーダーへの第一歩になるのかもしれない。
“戦略と実行の一体化”
GenerativeXだから実現できる生成AIの真の価値
「生成AIという新たな武器を手に入れ、GenerativeXで戦うべし」──荒木氏と上田氏の熱いメッセージに心を動かされた読者も多いのではないだろうか。しかし、実際には、他の選択肢との比較も欠かせない。
そこで、大手コンサルファームやSIerとは一線を画すGenerativeXの独自の価値について、同社に投資する立場である左氏と八尾氏の見解を聞いてみよう。
左企業や社会が抱える課題を解決したいと考える方の将来的なキャリアの選択肢として、大手コンサルティングファームやSIerなどを視野に入れられている方も多いと思います。ただ、それらにはない、GenerativeXならではの特徴が二つあると思っています。一つは、お客様の課題解決を通じて、そのカルチャーや組織そのものの変革を成し遂げられること。もう一つは、自分自身の手で仮説検証と実装を行える点ですね。
多くの企業が「戦略立案から実行までのワンストップな支援」を掲げていますが、実際のプロジェクトでは実行前のフェーズで終始してしまったり、実行といっても長期にわたる大規模なシステム開発に集約されることが多いと思います。「お客様のビジネスを変革する」と謳っていても、その変化を実感できる機会は少ないのが実情なのではないでしょうか。
対してGenerativeXは、圧倒的なスピードで仮説検証を行い、人々を動かしていく力を持っています。お客様と真摯に向き合いながら、サービスやプロダクトの理想形を高い解像度で描き、そこを起点に検証を繰り返す。あまりにも高速でPDCAサイクルを回すので、1〜2週間もすれば最初の情報が色あせてしまうくらいです。
左氏も実際に、GenerativeXのお客様と会話した経験から、その圧倒的なスピード感と変革力を実感したという。現場レベルで仮説検証が進み、目の前でビジネスが変わっていく──それは、大手コンサルファームやSIerでは味わえない体験なのかもしれない。
続く八尾氏は、創業一期目ならではの魅力に言及する。
八尾創業一期目だからこそ得られるものがあるんです。シード期のスタートアップで、荒木さんや上田さんのような稀有な人材と机を並べて一緒に働けるのは、ビジネスパーソンとしての成長を加速させる絶好のチャンスのはず。
一流企業の事業の根幹に関わることで得られる学びは計り知れません。そうした経験を糧に成長したいと思える人にとって、GenerativeXほど最適な環境はないでしょう。
特に現在コンサルファームで働いている人には、ぜひGenerativeXへの転職を検討してもらいたいですね。私自身、マッキンゼー時代に「提案はするけれど実際の開発はできない」というジレンマを感じ、どこか現実離れした感覚を抱くこともありました。でもGenerativeXなら違う。戦略立案からすぐさま仮説検証に移行し、自らの手でサービスやプロダクトを生み出せるんです。これはコンサル出身者にこそ、大きな価値を感じてもらえるポイントのはずです。
八尾氏の言葉からは、GenerativeXでなら“戦略と実行の一体化”が実現できることへの期待が読み取れる。
フットワークの軽さを武器に、自らの手で変革を生み出していく。戦略と実行を同時に手がけながら、めまぐるしいスピードで成長していく。GenerativeXは、まさに“次世代型のプロフェッショナルを生み出す修行の場”と言えるのかもしれない。
最後に、創業者である荒木氏からも、GenerativeXの根幹にある価値観が力強く語られた。
荒木何度も繰り返しになりますが、GenerativeXの根幹にあるのは「お客様ファースト」の精神です。世の中には、ケイパビリティを持ちながらも生成AIに二の足を踏む企業が数多くあります。そんな中で私たちは、お客様の課題解決のために生成AIと真摯に向き合い、他社にはできない新しいことにも果敢に挑戦する。誰もがやっていないことをやり抜くのは、技術的な難しさ以上に大変なことだと思います。課題解決のアプローチは十人十色ですが、私たちのようなスタンスを取る会社もあっていいはず。この姿勢に共感してくださる方は、ぜひGenerativeXで一緒に働きましょう。
荒木氏の言葉には、GenerativeXの“矜持”とも呼ぶべきものが宿っている。「お客様ファースト」を掲げ、ビジネスの視座から生成AIをシンプルかつフラットに活用する。それが彼らのスタンスであり、わずか1年でこれほどの急成長を遂げられた理由なのだ。
そしてこの姿勢は、GenerativeXで働く人々にも脈々と受け継がれ、新たな価値と成長の機会を生み出し続けている。同社の快進撃は、まだ始まったばかり。今後も業界の常識を覆すような変革の波が、GenerativeXから押し寄せていくことだろう。
こちらの記事は2024年04月01日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。
執筆
宿木 雪樹
写真
藤田 慎一郎
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