働きやすさは「調べ、促し、掴み取れ」──ISIDで産育休を経たメンバーが語る、ライフステージ毎に最適なキャリアを獲得するための術
Sponsored何のための仕事なのか──。
やりがい、お金、家族、健康…人が求める人生の優先順位は、ライフステージに応じて変わっていく。人生100年時代と言われる状況だからこそ、自分に合った最適な暮らしを追い求めていくのが普通になっていく。
仕事というのも、あくまでその一部のはず。そのため、ビジネスパーソンは皆、企業との関係性がよりフラットになり、柔軟に相談しながら生きていける状態こそを求めるようになるだろう。
そこで注目したいのが、電通国際情報サービス(以下、ISID)である。同社は2024年新卒を対象としたIT業界の就職人気企業ランキングにおいて、“働きやすさ”(社風・居心地がよさそう)のカテゴリで上位ランクインする企業(参考)。なぜ、同社は学生たちの心を掴むのだろうか。
『多様な働き方・変革』をテーマに、3連載にわたってISIDで働く環境の魅力を紐解いていく本企画。1記事目は人事担当者らにより組織制度設計について語られ、同社が制度とカルチャーの双方から組織づくりに力を入れていることが明かされた。
そして2記事目となる本作では、実際にその制度やカルチャーと向き合いながら現場で働くメンバーたちに登場してもらった。産休・育休取得後も自分らしく活躍し続ける二人の事例をもとに、同社が働きやすいと言われる所以に迫りたい。
- TEXT BY YUKO YAMADA
- PHOTO BY TOMOKO HANAI
- EDIT BY TAKUYA OHAMA
「子どもの成長を見逃したくない」。
“今”を最優先に選んだ働き方
子どもの誕生をきっかけにライフスタイルが大きく変わった二人。そこで訪れた“働く”ことに対する意識の変化とは何か?松本氏と飯田氏の見解をうかがってみた。
松本人生において仕事が長い時間を占めるのであれば、せっかくなら楽しく働きたい。頑張って稼いでプライベートを充実させたいと思って、これまではバリバリ仕事をこなしてきました。
そしてそこから子どもが生まれ、家庭を持つようになると、考えが変わっていきました。「どんなに頑張って仕事をしても、子どもと一緒にいる時間を削ってしまうと、子どもの成長を間近で感じることができず辛い気持ちになるな…」と。
毎日の子育ては大変だけど、日々の成長を見逃してしまったら「何のための仕事なんだろう」という気持ちになってしまうと感じたんです。
飯田僕も同じです。1回目の育休後にもとの働き方に戻したら帰宅時間が遅くなってしまって。家に着く頃にはもう子どもは寝ているんですよ。
特に子どもが小さい頃は、「つかまり立ちができるようになった」「歩けるようになった」とできることがどんどん増えていく時期。その一瞬を見られるのは今しかないのだから、この貴重な時間を大事にしたいと思うようになりました。
松本氏は、2021年10月から産休・育休を取得し、1年半後の2023年4月に復帰。飯田氏は、2016年に第一子、2018年に第二子誕生のタイミングでそれぞれ3ヶ月間の育休を取得している。
そんな二人は、これまでどんな働き方をしてきたのだろうか?まずは飯田氏から見ていきたい。彼は、新しいテクノロジーを用いた実証実験や、新規ビジネスの立ち上げに数多く携わってきた人物だ。
飯田僕は現在に至るまで新規事業開発に携わることが多く、自社のテクノロジーを活かしてどのようなビジネスを構築するのか、特定の職域にとらわれない立ち回りをしてきました。
具体的には、プロジェクトマネージャーとして新規事業のプロジェクト全体の運用設計や進捗管理を行ったり、システムエンジニアとして開発するプロダクトの要件定義を行っています。
その他、共同研究契約締結のために法務に関わる部分の確認を行ったり、自らプロダクトを顧客にセールスしにいくといった、ビジネスサイド・コーポレートサイドとしての活動にも携わってきました。
そのため、働き方でいうと、子どもが生まれる以前は時間を気にせずに20時、21時ぐらいまで自分のペースで仕事をしていました。しかし、子どもがきっかけで働き方を見直してから、今はいかに短時間で爪痕(成果)を残せるか、パフォーマンスを上げられるかという考えに変わりました。
以前のように”なんとなく間延びしてしまった”といった不要な残業はしないように心に誓っていますし、自分の能力が必要とされている役割を自ら見つけ、仕事を取捨選択するように意識して取り組んでいます。
また、プロジェクトに関しても、今は「こういう条件で働きたい」と事前に社内で擦り合わせをさせてもらうようにしています。
一方、松本氏はISIDでの取り扱いが初となる海外のツールを日本市場に広げるために、現在はソリューション営業部で活動をしている。
松本いきなりですが、アフリカのこんな諺を耳にしたことはありませんか?
「早く行きたければ、一人で進め。遠くまで行きたければ、みんなで進め」と。
まさに、以前の私は何でも一人で進めて行く方が早くて楽だと思っていたんです。ところが、子どもが生まれると一転。以前のように何でも一人で抱えていては、子どもの体調不良で急きょ休まなければならない時に、周りに迷惑がかかってしまうことを痛感しました。
現在は、技術側のメンバーや上司とこまめに連携を取り、自分が不在の時もツール上で情報が共有できるように事前に資料を作成し、後からログを追ってキャッチアップできる体制を整えています。
周囲の協力のおかげで、以前とは異なる働き方が実現できていますね。
子どもが生まれて働ける時間が限られているからこそ、より効率的に付加価値が出せる働き方を考えるようになった二人。もちろん社内への配慮として、普段から密なコミュニケーションや、リスクに備えた事前準備も欠かさず行いながら、最適な働き方を追求しているのだ。
「女性のキャリアの選択肢を広めたい」。
多くの声なき声を背負い、不妊治療制度の確立を推進
ISIDでは、このように社員一人ひとりの働き方が尊重されている。そもそもなぜ、そういったカルチャーがISIDに根付いているのだろうか?
それは、前回の取材でも語られたが、ISIDでは「社員が自分らしく、持てる能力を発揮できれば、それがよい仕事に繋がり、最終的に会社にとってプラスになる」と考えているからだ。そのため、「社員にとって働きにくい制約があれば、一つ一つ取り除いて、仕事とプライベートを両立できる環境を用意している」と、人事部長の冨岡氏は語っている。
その好例が、不妊治療と仕事の両立が目指せる支援制度だろう。ISIDでは、不妊治療を受けるために、通算1年間の不妊治療休業の取得が可能。また不妊治療のために、1年間に通算10日間を上限に半日・1日単位で休暇の取得ができるようになった。
そして、その制度の必要性を人事部長の冨岡氏に訴えたのが、松本氏なのだ。
松本女性はキャリアを重視すると、結婚や妊娠をするタイミングが難しくなる現状があると思います。そして、年齢を重ねると自然妊娠の割合は低下する事実を突きつけられます。
私自身も不妊治療を身をもって経験したため、週に何度も通院の必要があるなど、想像以上に女性側に負担がかかることが分かりました。そういった事実がある中、本来はもっと会社側がその現実と向き合って考えるべきではないかと思ったんです。
実際、欧米などでは、キャリア形成に備え卵子凍結を利用する女性が増えていると聞きます。一方、日本はこれまで不妊治療をオープンにする習慣がほぼなかったため、不妊で悩む女性の辛さが表に出てくることがありませんでした。
そこで、他社の不妊治療に対する取り組みを調べてみると、勢いのあるITベンチャー企業やヘルスケア機器を扱う大手メーカー企業など、先進的な企業では不妊治療制度に対して充実していることが分かったんです。
そこから自分なりに資料をまとめて、ISIDでも不妊治療制度に取り組むべきだと、人事部長の冨岡さんに進言しました。
結婚することや子供を持つことの選択はもちろん個人の自由だが、キャリアを積んできた女性がいざ「子どもが欲しい」と思った時に、不妊治療に専念できる期間が認められているのとそうでないのとでは、大きな差がある。「女性のキャリアの選択肢を、もっと広げたかった」と松本氏は言葉に熱を込める。
松本結果、人事部長の冨岡さんはすぐに理解を示してくれました。その後、私が育休明けで復帰した際に、不妊治療制度が整備されていることが分かった時は、とても嬉しくなりましたね。
さらに、最近では子どもの看護休暇が年間5日間から10日間まで上限が増えまして、様々なところでより働きやすい制度が広がっていると感じています。
ISIDは、自分から行動して提案すれば、それを検討し実行に向けて動いてくれるカルチャーがある。もちろん、単に不満や理想を語るだけでは会社は動いてくれないが、事業成長に資する提案を行動で持って示すことができれば、積極的に後押ししてくれるのだ。
働きやすさとは、誰かがお膳立てしてくれるのではなく、自らの行動と、組織の協力によって実現させていくものなのかもしれない。
受け身ではもったいない。
最適な働き方は自らデザインできる
現場から会社に対して建設的な進言がなされるためには、適切な制度設計に加えて、風通しの良いカルチャーが必要不可欠。制度だけが充実していても、有名無実と化している企業も少なくないのではなかろうか。
その点、ISIDは多様な働き方が選択できる制度設計に加えて、年次に関係なく意見が言える自由でオープンな雰囲気を持つ。これまで、同社のどの取材においても現場では和気あいあいとしたフラットな空気感が醸成されており、その点はFastGrowも実体験をふまえて理解している。
こうした風通しの良さについて、二人からの意見も聞いてみたい。何か具体例があればと取材陣が問うと、松本氏は少し考えてから「そうそう」と思い出し、「実は本社のリノベーションについても、アイディア出しをさせてもらったんです」と笑顔を向ける。
松本ISIDは、2020年にオフィスのリノベーションを行っています。元々は私が上司に「社員が毎日会社に来たいと思えるようなモチベーションが上がる空間にしたい」と提案してみたら、上層部に相談してくれて、「リノベーションの予定があるらしい」と教えてくれたんです。当時は、コロナ禍前なので毎日出社が当たり前でしたから、その想いはひとしおでした。
そしたら上司はすぐに総務の担当者に繋いでくれて。そこから総務の人と話をしていると「若い人たちの感覚を知りたいから、松本さん、一緒に家具を選びに行きませんか」と、とんとん拍子に話が進んでいったんです。なので今、品川本社2階ロビーにあるオリーブの木やソファは、実は総務部と一緒に実物を見に行って決めたものなんです。(笑)。
社員が働きやすい職場環境をつくること。それは営業部に在籍する松本氏にとっては業務外のことだったのかもしれない。だが、社員のモチベーションを高めたいという松本氏の想いを、すぐに上司は受け止め動いてくれたのだ。まさに、「行動したら、会社はチャンスを与えてくれる」ということを体現しているエピソードではないだろうか。
一方、飯田氏は、前述の通り、これまで2回育休を取得している。最近でこそ男性の育休取得は増えているが、飯田氏が1回目に取得した2016年は、社会全体でも3.16%*ほどだった。
もちろん当時からISID社内でも育休制度は明示化されていたが、資料を読んだだけでは何をすべきかが分からなかったと飯田氏は振り返る。そうした状況下で、会社へ育休を申請することにためらいはなかったのだろうか。
飯田ためらいは全くありませんでした。僕の場合、まずは法律上、どういったパターンで育休を取得できるのかを調べるところから始めました。
しかし、社内でのアクションの取り方が分からなかったため、過去に育児休暇を取得した経験のある男性から話を聞いたり、上司や人事の人たちと相談したりしながら、取得するタイミングを決めていきました。
飯田また、今年2023年4月に子どもが小学生になり、保育園からガラッと環境が変わって、今、子どもは新しい環境に慣れるのに一生懸命なんですよ。
時には泣きながら宿題をしたり、上手くいかずに親に八つ当たりをしたり。このくらいの年齢の子どもにはよくある話かとは思うんですが、親としては保育園時代とは違った大変さもあります。
そうした時に「今は仕事よりも、家庭を優先してもいいですか」という話も抵抗なく相談できることは、とても安心しますよね。もちろん仕事の調整は必要ですが、プライベートの都合も考慮して受け入れてくれるため、本当に助かっています。
昨今、プライバシーに対する意識から、上司から部下のプライベートの話を引き出すことは難しい時代だ。しかし人には感情があるため、プライベートで何かあった時、仕事で100%の力を発揮することは難しい。だからこそ、自分から「つらい」「助けてほしい」とオープンに言える環境が大事だと松本氏は言う。
松本10年くらい前は、懇親会や社員旅行などが多い時代でしたよね。仕事とプライベートの境目が曖昧というか。しかし徐々に変わってきて、今では人のプライベートに過剰に干渉するのは良くないという認識が世の中に浸透しています。
となると、プライベートの共有・相談については、会社側も社員側も気楽にできないのではと感じる人もいるかもしれません。しかし、ISIDの場合は自分からオープンにすればいくらでもプライベートについて親身に話を聞いてくれる。必要な時に必要なサポートが得られる、そういった居心地の良さがあるんです。
近すぎず、遠すぎず。しかし自分からオープンにすれば親身に応えてくれる。否定をされることもない。ISIDには、制度が充実しているだけでなく、一人ひとりの意思が尊重されるカルチャーがしっかりと根付いていることが理解できただろう。
「僕から自己紹介しようか?」、出会いの時から一味違ったISIDの“人間魅力”
ここまで、ISIDの働きやすさがよく分かる現場の事例を伝えてきた。評判通り「ISIDは働きやすそうだ」とイメージが膨らんできた読者もいることだろう。
実際、ISIDの制度を活用して、二人は“自分らしく働く”ことを選択しながら、事業に貢献し続けている。そんな活躍を見るにつれ、そもそもなぜ二人はISIDを選んだのかということが気になってきた。その決め手はやはり「働きやすさ」だったのだろうか。
飯田一番の決め手は、最終面接の待合室で同期となる人たちと話をしている中で、ここで働くイメージができたことです。
就活ではいろいろな企業を受けていましたが、ISIDで出会った彼、彼女らの真面目さとユニークさ、そのバランスが自分に一番しっくり合うなと感じたんですね。
「このメンバーと一緒に働けたら楽しいだろうな」と思ったことをよく覚えています。加えて、他のIT企業と比べて年収が良かったことも大きな決め手でした(笑)。
一方、アメリカの大学に進学していた松本氏は、ボストンキャリアフォーラムの就活イベントでISIDの面接を受けたことがきっかけだ。
松本いくつか出展していた企業の面接に飛び入りで参加したのですが、その中でISIDの当時の人事部長の対応が、他の企業と比べてとても心に響くものでした。
というのも、当時の私は、面接のマナーを心得ずに軽いノリで選考に行ってしまって。日本の面接ならではのお作法をよく知らなかったんです。
そんな私を見て、ISIDの当時の人事部長は「じゃあ、僕から自己紹介しようかな」とその場の空気をほぐしてくれました。そんな面接官は他の企業にはおらず、印象に残りました。
松本そしてさらに意外だったのが、「僕は入社してほしいけれど、あなたが入社後にギャップを感じてはいけないから、現場社員と話をしてから判断をしてほしい」と、最終的な選択権を私に与えてくれたことです。
そこで実際に現場社員の方と話をする機会をもらい、「ISIDで働きたい」という思いが確信に変わりました。
“人事は会社の顔”とよく言われますが、私は人事の方たちが話しやすければ、社内の雰囲気も良いだろうという思いがあったんです。結果、それは間違ってはいませんでしたね。
そうして新卒で入社した二人。ISIDは、転職の傾向が高いIT業界の中において離職率は年間2〜3%と低く(参考)、特に産休・育休を取得した女性の復帰率は100%を誇る。
ちなみに、国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、現在約7割*の女性(妊娠が判明し、第一子が1歳を迎える時に就業している割合)が第一子出産後も就業を継続していると発表している。
ところが、現実は職場のサポート体制が不十分により、仕事と子育ての両立ができず、結局仕事を諦めざるを得ないケースも少なくない。
松本私のチームには子育てをしているメンバーが多く、子どもの通院などで突発的に休むこともあります。しかし男性も含めて「子どもが小さいうちはそういうものだ」というお互いの理解がある。仕事と育児が実現できる制度も多いため、だからこそ安心して長く働けるのだと思います。
今後は「制度の社内認知率」を高め、誰もが活用できる組織へ
ここまで読み進めていくと、前回の取材で人事担当者らが語った組織の制度設計においては、改善を繰り返しながら現場まで浸透していることが分かってきた。
たしかにISIDの働く環境は、ランキング上位に入ることも納得できるが、現場視点で伸び代を感じることはあるのだろうか?
松本会社の伸び代ですか?もちろんあると思います。ISIDでは、社員一人ひとりが柔軟に働けるように多くの制度や施策が整備されていますが、全社に向けた情報発信がまだ弱いと思うんです。だから、自分から調べない限り、制度があることを知らないまま見落としてしまうケースも少なくありません。
例えば、前述した不妊治療制度は、新人の社員にとっては年齢的に直ぐには関係ない内容に見えると思うんです。しかし、「20代は仕事に専念してキャリアを積んでいこう」と考えているならば、いつかは必要になる時が来るかもしれない。その“いつか”に備えて、早めに制度を知っておいた方がいいと思うんです。
また、女性の不妊治療は男性の理解も欠かせません。男性からすれば、自分には関係ないと思うことでも、この先、同じチームメンバーが治療をしたいと思うこともあるかもしれない。こうした知識は世代や性別を問わず、関心を持っておく必要はあると思いますね。
もちろん、当事者にならなければ分からないこともある。松本氏も出産するまで「男性の育休は、本当に必要なのか疑問でした」と正直に打ち明ける。しかし、出産を経験した今、周りで育児休暇の取得に迷う男性がいたら「しっかり育休を取って、パートナーのサポートをすべきだよ」と背中を押すようになった。
「会社には多くの制度が整っています。自ら情報を得てうまく活用できたらいいですよね」と二人はいう。
さて、こうした働きやすさを確立すべく、存分に会社と向き合ってきた二人からすると、どんな人材であればISIDのカルチャーにマッチしていると思うのだろうか。最後にこんな質問を投げかけてみた。
松本私は、自分で考えて突き進める人だと思います。逆に、指示をされる方が楽だと思う人には、ISIDのカルチャーはおそらく向いていないでしょう。
自分で考えて行動した人に対して、会社はきちんとサポートしてくれる。ISIDの行動指針の一つに、「切り拓く(Explore)」という言葉がありますが、その通り、ISIDには自分から声をあげていく人が多いんです。そういった人が活躍できる会社だと私は思います。
飯田僕もほぼ同意です。会社に対して「文句」ではなく、きちんと「提案」ができる人がいいですね。
例えば今、働く上でハードルになっているものがあるとしたら、それに対してただ不満を漏らすのではなく、法律や他社の事例を調べた上で「ISIDではこのような取り組みができるのでは?」と、声をあげられる人、動こうとしている人、その意思を伝えようとしている人などです。それは働き方や人事制度だけでなく、現場の仕事やプロジェクトにおいても同じです。
自分のやりたいことがあれば、解決策まで一式そろえて提案できるかが大事です。ISIDではそういったマインドの人が伸びていくと思いますよ。
自分たちの権利ばかりを主張していてはいけない。働きやすさを享受するためには、その裏で、一人ひとりが会社やチームのために責任を果たすことが重要なのだ。
ISIDでは、上記のルールさえ遵守すれば、ライフステージに応じて働き方を柔軟にコントロールできる制度とカルチャーがある。それは世にいう「ワークライフバランス」の典型的な働き方ではなく、あくまで個々人に応じた「働き方の最適化」が図れるのがユニークな魅力だろう。
しかも、その仕組みはまだまだ発展途上で、これから更にアップデートされる伸び代を秘めているというのだから、楽しみでしかない。今後もISIDが持つ「働きやすさ」の妙味はFastGrowで追いかけ続け、読者にシェアしていきたいと思う。
こちらの記事は2023年06月27日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。
執筆
山田 優子
写真
花井 智子
編集
大浜 拓也
株式会社スモールクリエイター代表。2010年立教大学在学中にWeb制作、メディア事業にて起業し、キャリア・エンタメ系クライアントを中心に業務支援を行う。2017年からは併行して人材紹介会社の創業メンバーとしてIT企業の採用支援に従事。現在はIT・人材・エンタメをキーワードにクライアントWebメディアのプロデュースや制作運営を担っている。ロック好きでギター歴20年。
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