未知の領域を開拓する「VRプラットフォーマー」ナーブでの働き方とは
Sponsored2018年より、HISやJTB、小田急電鉄などに複数の企業にサービス提供を開始し、勢いづくVRスタートアップ、ナーブ。不動産、観光、ブライダル、教育、中古車事業など、 幅広い領域を取りまとめたVRプラットフォーマーを目指している。ナーブで働くメンバーは、未知の領域を開拓し新たなプロダクトを開発するだけでなく、会社の制度も作っているという。具体的にどのような働き方が実現するのか。サポート部マネージャーの安藤時郎氏とチーフエンジニアの吉田慎二氏に話を聞いた。
- TEXT BY TOMOMI TAMURA
- PHOTO BY DAISUKE OKAMURA
不動産、旅行。世になかったVRサービスを具現化
まず、お二人がナーブに入社した理由から教えてください。
吉田前職では、Unityを使ったゲーム開発をしていました。あるとき、ナーブでUnity開発ができるエンジニアを募集しているのを見て、「Unityはゲーム以外にも用途があるんだ」と思って興味を持ったのがきっかけです。
ナーブを調べると、VRを使って本気で勝負をしている会社だとわかり、VRへの好奇心と将来性にワクワクして2016年に入社しました。現在は、得意とするUnityで、iOSとAndroidのアプリを作っています。たとえば、物件を内見できる「VR内見」というサービスがあるのですが、内見するためには動画や写真撮影が必要です。それを簡単に撮影するアプリなどを開発しています。
安藤僕は創業期、社長の多田に誘われて入社した初期メンバーです。もともと前職で多田と一緒に働いており、あるときVRに触れた多田が「VRのプラットフォーマーになる」と、前職からスピンアウトし、ナーブは創業されました。
創業当時は、いわゆる「VR元年」よりも少し前で、僕自身もVRそのものに期待がありました。スマートフォンが普及したように、今後VRも普及すると考えているので、その市場や時代をつくる当事者になりたいと思いましたね。
今はまだ、VRは一般家庭で使われるものではなく、主にイベントで使われることがほとんどです。そんななか、ナーブは不動産会社が3000店舗導入している「VR内見」や、HISが関東すべての店舗に導入した「VRトラベル」をはじめ、さまざまな業界でVRが使えるよう開発を続けているので、日本のVR業界を牽引しているのではないかなと自負しています。
吉田そうですね。HISさんはVR端末専用ゴーグル「CREWL(クルール)」を使って、海外のホテルの様子など360度にわたって体験できるようになりました。一気に導入が決まると、与えるインパクトも大きいので、作り手からしてもうれしいです。
安藤正直、創業からの数年は、VRへの期待はあるものの、具体的にどこでどう使えば価値を発揮できるのか、モヤモヤしていたんですね。だけど、さまざまな業界の企業に導入いただくことで、具体的になってきました。しかも、使っていただく方には喜んでもらえて。
ホテルの内装は、2Dの写真だけではわからない情報がたくさんあります。たとえば、思ったより広かった、狭かった、窓からの景色がイマイチだった、など。それを最初からVRで360度体験できるから、旅行する人にとっては安心材料になります。
リモート、出勤時間自由。柔軟な働き方ができる環境
ナーブは新しいVR市場を切り拓くだけでなく、社内制度も自分たちで作っていると聞きました。具体的に教えてください。
吉田Slackに「こんな福利厚生が欲しい」というチャンネルがあって、そこにみんなが自由に希望を書いています。小さいところでいえば、書籍を購入したい、ウォーターサーバーが欲しいなど。
それ以外にもエンジニアの定例で「リモートワークができるようにしたい」と声があがり、社長に直談判したところ、意外とあっさりリモートワークができるようになりました。日数制限は特にないのですが、僕は週1日リモートで働いています。
ただ、リモート以外の日でも朝9時に子どもを保育園に連れて行き、12時くらいまで家で仕事をして会社に行くことが多いです。夜も17時くらいには帰宅して、子どもをお風呂に入れるなど一通りの育児を手伝ったあと、夜中にまた仕事をするスタイルです。
安藤僕は2人目の子どもが産まれるとき、1ヶ月ほど妻が入院したので、週3日のリモートワークをしていました。今は家では仕事にならないのでリモートはしないようにしています(笑)。だけど、朝保育園に連れて行ってから出勤できるので、平日でもちゃんと子どもとの時間を取れるのはうれしいですね。
吉田子どもが風邪を引いたときなども、リモートワークを選択するだけでなく、普通に有給が取れるのもナーブのいいところです。
安藤定時でその間は絶対会社にいないといけない会社なら難しいけれど、ナーブは柔軟ですね。ほかにも、社員の声から社内にカフェができたのもありがたい。ビルに完備されているお昼寝スペースやフィットネスジムも自由に使えますよ。
1人1台、VR端末を持つ時代を目指して
これから挑戦したいことはありますか?
吉田AIを使ってなにか面白いことができたらいいですね。過去に研究開発プロジェクトで、間取り図や物件の情報が書かれている図面から、間取り図の部分を判別して切り取るといったものがありました。例えばそのような研究開発をしてみたいですね。
安藤1人が1台スマホを持つように、ナーブが開発したVR端末「モバイルクルール」を1人が1台持つ時代にしたいと思っています。一般販売はまだですが、QRコードをモバイルクルールで読み取って、たとえばグルメサイトに載っている居酒屋の広さを見たり、レストランの個室を見たり。ダイビング体験ができたりするのもおもしろい。端末が普及すれば、さまざまな業界に広げられると思っています。
業界も今はVR内見や仮想住宅展示場など不動産が中心ですが、JTBさんも九州の店舗でVRを活用した接客をはじめ、JALさんなど多くの企業との協業も始まっています。急速な拡大が実現しつつあるので、早くVRのプラットフォーマーになりたいです。
吉田まだ、ナーブは40名の組織なので、社長との距離がものすごく近いんですね。いろんなアイデアや意見を、いつでも直接聞けるのはありがたい。一人ひとりが裁量を持っていろんなことに挑戦しやすいので、この環境を生かして次々と先進的なプロダクトを作りたいです。
今後、どんな方に仲間になって欲しいですか?
安藤ナーブは未知の世界を開拓している会社なので、わからないことがあってインターネットで調べてもヒットしないことがほとんどです。だから、世にない新しいものを作りたい人には楽しいと思います。
組織もまだ柔らかい状態なので、「こういう会社にしたい」という声も通りやすい。もちろん、働きやすくするための制度も自分たちで作っていけるので、新しいものを作ることに加えて、組織や会社づくりにも挑戦したい人には、最適の環境ではないでしょうか。
吉田そうですね。開発や営業、社長などみんなでフラットに相談しながら、余計な会議をせずにプロダクト開発や企業への提案に没頭する。そういう環境で働きたい人も、楽しいと思いますよ。
こちらの記事は2018年09月21日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。
執筆
田村 朋美
写真
岡村 大輔
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