連載 “大丸有”から生まれる、イノベーション最前線

シード期の資金調達では「実績」と「計画」を意識しよう|未来を実装する秘訣 vol.11

ほとんどの起業家にとって、資金調達は初めての経験です。資金調達に関する本を読んだり、人から話を聞いたりして、資金調達の仕組みをおおよそ理解したとしても、実際に調達活動を始めてみたら分からないことだらけ、という話もよく聞きます。 その中でもしばしば聞くのが、どれだけ準備して臨めば良いのか分からない、というものです。 投資家がスタートアップを評価する際には、チームや市場、アイデアなどを見ます。ここではアイデアとまとめましたが、アイデア自体と同時によく精査されるのは「実績」と「計画」の二つです。 エンジェル投資家であれば、実績や計画がなくても投資してもらえることはあります。また、トレンドに乗っているアイデアであれば、そうした準備はさほど必要ないかもしれません。 しかしトレンドではないアイデアで、かつシード投資家と呼ばれるようなベンチャーキャピタルから資金調達をしようとする場合、実績と計画の2つについてきちんと準備をして臨まなければ、起業家にとって不利な資金調達になってしまうことが多いようです。 そこで今回はこの二つについて簡単に解説してみます。…

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