ピッチコンテストの難しさとアクセラレータープログラムの新しい潮流 | ベンチャーキャピタリストの視点 vol.10
最近は、イノベーション関連のイベントが増えており、スピーカーとしての依頼をいただくことも増えている。これ自体は素晴らしいことでできる限り協力したいと考えているが、その中で起業家のプレゼンテーションを評価する「ピッチコンテスト」の審査員の依頼は慎重に捉えている。日本では特に、「マネーの虎」的なプレゼンテーションコンテストがとても人気があるようで、イベントのハイライトとして企画されることも多い。 極端な例では、水着を着てサウナで行うピッチコンテストやプレゼンテーションの時間が3分のピッチコンテストもあると聞く。 そもそも、日本では、スタートアップの経営や投資の専門家が不足しており、知識や教育コンテンツが欠けているため、イノベーション関連の教育=プレゼンテーションのやり方教育となっていることも原因の一つだと思うが、安易なピッチコンテストを奨励することはいろいろな問題を助長するだろう。…
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