連載 “大丸有”から生まれる、イノベーション最前線

スタートアップの未来を切り拓く。経済産業省 池田陽子氏が語るイノベーション創出に向けた政策現場の最前線

AIやブロックチェーンなどの新たな技術やそれを使ったビジネスモデルが法規制の壁に阻まれ、その潜在的な力を十分に発揮できないケースは珍しくない。これに対して、日本政府は「規制のサンドボックス」という革新的な制度を通じて、イノベーションの実現を後押ししている。変革の時代の担い手としてスタートアップの存在感も一段と大きくなっている。 経済産業省 競争環境整備室長の池田陽子氏は、内閣官房の新しい資本主義実現本部事務局で「スタートアップ育成5か年計画」の策定に携わり関連著作もあるなど、日本のスタートアップエコシステムの構築に尽力している。今年、官僚として唯一、Forbes JAPANの「Women in Tech」(テック領域で世界を変えるべく活躍する女性)に選出された。 本インタビューでは、池田氏にスタートアップ政策や「規制のサンドボックス制度」について詳しく語っていただいた。池田氏の著書『官民共創のイノベーション 規制のサンドボックスの挑戦とその先』(出版:ベストブック、中原裕彦審議官との共編著)でも触れられているように、イノベーションを促進しつつ、社会の安全や公平性を担保する新しい政策形成のあり方が模索されている。 日本が直面する社会問題の解決に向けて、スタートアップの役割はますます重要になっている。政府の積極的な支援策と、既存の規制にとらわれない柔軟な制度設計が、どのように日本のイノベーション創出を後押ししているのか。池田氏の洞察を通じて、日本の未来を切り拓くスタートアップ政策の最前線に迫る。…

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