宇宙ビジネスが広がるにつれて増える衛星の整備。宇宙の“ロードサービス”を目指すアストロスケールの軌跡とビジョン
今や私たちの生活に大きな恩恵をもたらし、今後の市場拡大が注目されている宇宙産業。中でも人工衛星は、今後十年で数万機の打ち上げが計画されており、各国で競うように開発が進められている。 しかし、人工衛星の打ち上げで忘れてはならないのがスペースデブリ(宇宙ゴミ)。役目を終えた人工衛星が7~8km/秒という超高速で移動しており、宇宙空間での活動を妨げる要因となっているのだ。人工衛星の打ち上げが増加するということは、スペースデブリの増加も意味し、宇宙産業の大きなリスクと見なされている。 そのような問題に世界でいち早く着目し解決に乗り出したのがアストロスケール。創業者の岡田光信氏は、宇宙業界でのキャリアがゼロでありながら同社を立ち上げた。当時は解決策がないと言われていた問題に対し、どのように解決の糸口を見つけてきたのだろうか。 創業から10年が経ち、今では世界的に活躍する同社。その成長の裏側に迫る。…
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