「人が喜ぶ正しい事業を、大志を抱いてやりぬけ」レジェンド経営者が、若き経営者たちに送る信念のエール【Icc Kyoto 2019レポート】

75分間のセッションの終わりが告げられると、会場は万雷の拍手に包まれた。 さざなみのように会場全体から湧き上がり、最大音量となった拍手の音はしばらく鳴り止まず、B会場はまるで、最高のオーケストラが演奏を終えたあとのコンサートホールのような雰囲気だった。拍手のなか、登壇していた5人が席を立ってお互い握手を始めると、さらに拍手が重なった。 舞台を降りたレジェンドの二人、レノバの代表取締役会長の千本 倖生さんと、シーヴィーシー・アジア・パシフィック・ジャパン(以下CVC)最高顧問の藤森 義明さんの前には、あっという間に長蛇の列ができていた。今の感動を伝えたい、一言でもいいからご挨拶したい、そのどちらもだろう。 会場から1問だけと言われて、最後に質問をした、ベースフード代表取締役社長の橋本 舜さんは、今、一体どんな気持ちなのだろう。レジェンドから、まだ明々と燃えるバトンを渡されたような驚きと、感動と、胸の高鳴りを抑えきれなかったに違いない。 詳細は後日公開予定の書き起こし記事でお読みいただくとして、ここではこのセッションが生まれた経緯と、内容のダイジェストをお伝えする。…

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