連載 “大丸有”から生まれる、イノベーション最前線

素材産業のスタートアップが抱える「量産化の壁」を解決する。コンクリートの代替を目指して食品廃棄物を建材や雑貨に変える「fabula」の挑戦

さまざまな自然資源が枯渇の危機にさらされる現代。人間が消費する資源は、地球環境が1年で生産できる資源の量をすでに上回っていると言われている。今のままの経済活動を続けてしまうと、自然資源が完全に尽きるのも時間の問題だ。 この現状の中で高い関心を寄せられているのが、新素材やマテリアルを開発する素材系スタートアップだ。10社程度しかない国内ユニコーン企業のうち2社が素材開発企業であることからも、その可能性の高さを窺い知れるだろう。 2021年に設立したfabula株式会社も、そんな素材系スタートアップのひとつ。さまざまな食品廃棄物を加工し、新素材へと作り変える事業を手がけている。今回は、代表取締役・町⽥氏にインタビューを実施。素材系スタートアップが直面しやすい問題や、その乗り越え方、fabulaの今後の展望などについて伺った。…

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