連載 “大丸有”から生まれる、イノベーション最前線

海藻、「カギケノリ」を使った飼料で、メタンガスの排出を減らす!サンシキが取り組む海藻養殖とは

記録的な猛暑や海水温の上昇、降水量の増加による自然災害など、あらゆる場面で問題となっている地球温暖化。この地球温暖化を食い止めるため、さまざまな企業がGHG(温室効果ガス)の排出量削減に取り組んでいるが、酪農や畜産の面で向き合っているスタートアップがある。それが、海藻ベースの飼料サプリメントを開発するサンシキだ。 牛などの反芻動物は、消化分解と同時にメタンガスを生成し、それらは主にゲップとして大気中に排出される。メタンガスの温室効果は二酸化炭素の28倍とされており、世界に数十億頭いるとされる反芻動物によるGHG排出量は、全世界のGHG排出量の約4%を占めている。 サンシキは、牛に「カギケノリ」という海藻を食べさせると、メタンガスの排出量が減ることに注目。高知大学総合研究センター海洋生物研究教育施設・海洋植物学研究室 平岡雅規教授らのグループと共同で、「カギケノリ」の生産についての研究を進めてきた。 今回は、そんな「カギケノリ」の生産や飼料開発に取り組む、サンシキの代表取締役社長 久保田遼氏に取材を実施。海藻の事業に取り組むことになった経緯や、今後の展開についてお話を伺った。…

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